うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

岩根山(十二坊山)から磨崖仏へ

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今回はいつもの友人が仕事のため、1人で行くことにしたのですがこの頃磨崖仏に凝っていてこのルートにも磨崖仏があるため、決めたのですが…正直これほどアスファルトだらけのルートだとは思いませんでした。
なのでアスファルトの道が嫌な方にはあまりオススメ出来ません。
今回約15kmほど歩きましたがそのうち山道は3kmほどです。
それではコース案内です。
JRびわこ線で草津駅まで行き、草津線に乗り換えます。
と言っても同じ駅舎内でホームが違うだけなので改札を出る必要はありません。
草津線で甲西駅まで行きます。
甲西駅の北口に出ると左側に周辺図があるので写真に収めると道がわからない時に役に立ちます。
駅の右側に甲西中学校があるのでそちら側から国道1号線方面に向かいます。
国道1号を左に歩いて行くと平松という交差点があるので右に進みます。
しばらく道なりに進むと甲西大橋と言う大きな橋が架かっているので渡ります。
渡った先は交差点になっておりそのまま真っ直ぐに進み次の交差点を左に進みます。
しばらく道なりに進むと右側に岩瀬神社があるので参拝すると良いでしょう。
岩瀬神社の前を進むと直ぐに橋があり、渡った先右側に「林道正福寺起点」と言う看板があります。
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(まずは岩瀬神社を目指しましょう。)
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(岩瀬神社を越えてこの橋を渡ります。)
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(橋を渡った先にこの看板があるので見落とさないようにしましょう。)
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(この道を突き当りまで行けば登山口です。山岳会の設置された小さなプレートが欄干にあります。)

これを見逃すと登山口がわからなくなるので気をつけてください。
この看板の前を右側に進むと直ぐに橋があります。
渡った先はゲートになっており車が通れなくしてあります。
我々のような登山者は左端の隙間から入らせていただきます。
ここからは車の心配はありませんし道迷いの心配もありません。
その代わり山頂まで延々とアスファルトの道となります。
おそらく山頂にあるNHKの電波塔のメンテナンスに行くための道と思いますが結構な道幅のアスファルト道がクネクネと続きます。
ただ、坂道なのでそれなりに疲れます。
また、普段は使われていないようで倒木が結構ありますので避けながら上がって行くことになります。
おそらく左側の山肌が岩で土の部分が薄いため、木々が成長すると自身の重みに耐えきれなくなって倒れるのだと思います。
しばらく道なりに進むと右側が開けて景色が楽しめる場所があるので景色に癒されると良いでしょう。
それからしばらく道なりに進むと左側に水場があります。
結構な水量で新鮮な水が流れています。
もちろん美味しくいただきました。(全然大丈夫です。)
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(道がアスファルトということを除けばなかなかいい景色が楽しめるいい山道です。)
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(何か所かに倒木がありますが道は広いので十分に回避できます。)
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(水場です。結構な水量で水もきれいでとても美味しかったです。)

そこからしばらく道なり進むと左側に山道がありますが違うので進まないようにしてください。
あくまでもアスファルトの道をひたすら進むだけです。
しばらく進むとまたもやゲートがあります。
ここで「林道正福寺終点」となり看板もあります。
この先は丁字路になっており右へ進みます。
しばらく進むとまたもや丁字路がありここも右へ進むのですがここには展望台への道もあるのでそちら側に進みましょう。
少しだけですが山道を楽しめますし展望台からの景色はナカナカのものです。
少しだけの山道を楽しんだらアスファルト道に戻ります。
ここも右へ進みますが林道大谷線があるので覚えておきましょう。
磨崖仏に行くにはこの道が一番ベストのようですが私は違う道から下山したため大変な事になりました。
しばらく道なりに進むと右側に十二坊の石碑と東屋がありますが人が訪れないせいか結構荒れています。
休憩は山頂にも東屋があるのでそちらで取ると良いでしょう。
そこから少し進むと分岐があり、右側は山道で左側はアスファルト道ですが素直にアスファルト道からアプローチする方が迷わなくてすみます。
私はもうウンザリしていたので山道から進みましたが電波塔の方へ進めば同じ場所に出る事が出来ます。
ただ、電波塔から見ると道を挟んだ対面が山頂のため、情緒も何もないです。
電波塔から少し下ると左側にトイレがあります。
ちなみにトイレは駅のトイレとここにしかないので気をつけてください。
トイレを済ませ、反対側の砂山に進めば山頂になります。
山頂からの景色は最高で結構見渡すことが出来ます。
ここには二等三角点もあります。
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(岩根山(十二坊)山頂です。)
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(立派な三角点もあります。)
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(景色も素晴らしく休憩に向いています。)

しばらく景色を楽しんでると本日初めて人に出会います。
最初はお子さんが上がってきて元気よく挨拶してくれたので話をしていると彼の弟さん、お母さん、少し遅れてお父さんが上がって来られたので色々と情報をいただきました。
どこか良い山道は無いですか?とお聞きしたら山道はたくさんあるけどどこにつながるのか?わからないとのこと。
いつも危険の無い道で上がっているので申し訳無いとおっしゃってましたがお子さんが一緒なら当たり前なので気にしないでくださいと返します。
しかし、ガイドブックには南方面への道があると書いてあるのですがどうもよくわからないので東屋で見つけた周辺図に基づき先ほどの電波塔からアプローチする事にしました。
ところがこれが大間違い。
確かに素敵な山道で気分よく下山できるのですが途中で道が三方向に別れるのに道標も何もありません。
まあ、元々このルート、一切の道標はありませんが…
右側の道はどう考えても巻いて山頂方面へ向かう感じで真っ直ぐの道は赤テープがたくさんあるけどどこにつながるのか?よくわからない道で左側の道は獣道のように細いのですが長年の経験と野生の勘が左側を推してくるのでここは自分を信じて左側に進みます。
途中で道が下る方向とさらに左に進む方向に別れますがここも左に進みます。
ところがこれが正解で少し進むと右側に山岳会の看板があり、安心して進めました。
ただ、下山した先はどうも現在は水道局の工事中のようで本当は一般の方は立ち入り禁止の道のようです。
立派な林道に出るのですが工事現場事務所の近くだったこともあり、工事の方がビックリした顔でこちらを見ておられました。
スミマセンと頭を下げて早々に林道を下るとゆらら方面への道に出たので左に進みます。
ただ、この道は車道なので車に気をつけて進みます。
ここからゆらら(ゆららと言う温泉があります。)まで約3kmはありますしかなりの上りなので諦めて下るのも一つの手です。
ここからならゆららへ行くより甲西大橋の方が近いです。
ただ、私の目的は磨崖仏を見る事なのでゆらら方面へ向かいます。
長いアスファルトの道をひたすら耐えて進むと右側に待望の磨崖仏への案内看板がありました。
ちなみに先ほど書いた林道大谷線はここに出るので林道大谷線をオススメした訳です。
ゆららの前を右へ進むので磨崖仏の興味がない、もしくは磨崖仏を見てからもう一度戻るつもりならゆららで汗を流すのも一つの手です。
ゆららから甲西駅へバスが出てるのでアスファルトの道を歩くのが嫌なら温泉からバスに乗りましょう。
私のスタンスとしてよっぽどのことがない限り、自分の足で駅まで戻ると決めているので磨崖仏へ向かいます。
約700mほど進むと右側に迫力のある大きな像が見えてきます。
これが会いたかった磨崖仏です。
江戸時代の作と言われる車谷磨崖仏は不動明王様です。
少し下ると右側に磨崖仏への道があるので磨崖仏まで階段を上って行きます。
間近で拝見するとその大きさに圧倒されます。
辛いアスファルト歩きに耐えて来た甲斐があったなぁと感動しながらしばらくその場に佇みました。
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(圧巻の大きさのお像は登山道からでもよく見えます。)
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(登山道から望遠で撮りました。ちょうど高さが一緒なのでまっすぐに見ることができます。)
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(でも、せっかくなので間近で見てみましょう。)
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(間近に行ってみました、そのお姿に圧倒されました。来てよかった~~)

 磨崖仏への入り口まで戻り、広場にあるベンチを拝借してお昼をいただきました。
大休憩で元気が出たので駅の方面へ向かいます。
ここから少し下ると集落があり、抜けた先は丁字路になっているので右へ進みます。
少し進むと右側に岩根小学校があります。
ここには今時珍しい二宮尊徳の像があります。
しかも薪を背負い本を読んでいるスタイルのものです。
ここから道なりに進むとやがて甲西橋が見えてきます。
朝渡った甲西大橋の手前になるのでこの橋を渡って駅の方面へ向かいます。
国道1号に出たら右へ進むと駅の方面を示唆する看板があるので従い進むと駅に着きます。
私は京都まで戻りいつもの温泉で汗を流していつもの居酒屋で打ち上げをしてから帰路に着きました。