うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(桜に馳せる想い)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ

ご無沙汰しております。うめぞーです。
いやぁ~とうとうこの日が来てしまいましたね~イチローの引退・・・・
もちろんアスリートの誰もが必ず訪れる日ではありますが・・・・
私は正直去年ですか?マリナーズに帰ったのはいいけどシーズン出場機会が無くなってしまったので危惧していました。
ただ、今年はオープン戦から出ていたので内心「(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-すげえ~p(´▽`o)ノ゙ ファイトォ~♪」と応援していたんですが・・・
引退会見・・・eo光で生中継をずっと泣きながら見ていました。
イチローはおそらく野球を見たことがない方でも知っていると思われる偉大なアスリートです。
私はイチローのストイックな生き方に感銘を受けていました。
誰がなんと言おうと・・・それこそ心無い中傷を受けようとも・・・最高の賛辞を受けようとも我関せずで自分の信念を貫く・・・これは並大抵の心持ちでできることではありません。
言葉には独特の表現があり、イチローの事をよく知らない人から見ると毒を吐いているように捉えられる事も多いでしょうがイチローは心優しき人です。
弓子夫人や一弓(いっきゅうというイチローの愛犬)のエピソードに感動した方も少なくないのではないでしょうか?
散り際の美学を桜に例える方も少なくありませんが桜はパッと咲いてパッと散る・・・正しく古来からの日本人をよく表している花だといえるでしょう。
そこで今回のタイトルに至るわけです。(ε=(・д・`*)ハァ…今回も前振りが長いな~)

皆さんは桜が咲く季節に山に登られたことはありますか?
もちろん山が好きな方はあると思います。
山頂でプチ花見を楽しまれる方も多いでしょう。
今回はそんな手軽に行けて静かに桜を楽しめる山々を紹介したいと思います。
イメージ 1
(リトル比良を縦走していた時の一枚です、琵琶湖と桜・・・映えますね~)
イメージ 2
音羽山へ行った際の牛尾観音境内での一枚です、ここはボタン桜が綺麗です。)
イメージ 3
(もう開通したかもしれませんが信貴山生駒スカイラインが通行止めだとこの駐車場は人が来ないので値打ちがあります、歩いてでないとここまで来ることができないのとベンチがあるのでお昼ご飯はここで決まりです。)
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信貴山生駒スカイラインの横はこのように遊歩道となっており生駒山から信貴山を結んでいます。)
イメージ 5
二上山ですが山頂より少し下がったところの方が静かに鑑賞できます。雌岳山頂は人でうじゃうじゃしていて情緒もなにもありません。)

私は上の写真のように一本だけが静かに咲き誇っているような桜が好きです。
これは中学時代まで遡るのですが御多分に漏れず中学時代の私はかなりやんちゃでブイブイ言わしていたのですがある日通学路から少し外れた道からさらに田んぼのあぜ道を入ったところに一本だけすごく立派な桜の木があることに気がついたんです。
悪友4名とここで花見をしようと決めて学校をサボって酒やつまみを買い込んだ我々はその樹を囲むように陣取ると花見を開始しました。
10mほど離れたところに民家がありましたが特に気にせず楽しんでいると20分ほどたったところでご主人と奥様が出てこられてこちらに歩み寄ってこられたのを見て友人が「おい、うめぞーヤバイぜ怒ってきたんじゃないか?」と言いましたが私は気にせず酒を飲みタバコを吸うという悪童ぶりを発揮していました。
てっきり「こんなとこで何してるんや?」と怒られると思っていたんですがおふたりはニコニコと笑いながら「ワシラも混ぜてもらっていいかな?」といろいろ食べるものや飲み物を持ってきてくださいました。
聞けばお子様も自立してしまい御夫婦お二人で暮らしているので寂しかったところへ賑やかな声がしたので誘われたとのこと・・・私の友人は意外と律儀な性格で正直に我々は中学生で酒やタバコを吸ったりしていますがそんな我々でも一緒に飲み食いしてくれるんですか?と聞いたところ最初はご主人も高校生くらいだと思っていたみたいでびっくりされておられましたが「君らはちゃんと自分たちが悪いことをしてるんだという自覚もあるから敢えて言う必要もないんじゃないか」とおっしゃってそこからは盛り上がりまくってお開きになりました。
我々はまた来年も会いましょうと約束して別れたのですが友人だけは(律儀なやつ)暇さえあれば足繁く御夫婦のもとを訪ねていたようです。
毎年桜の下で交流を重ねてきたのですが高校も卒業してそれぞれ就職も決まった我々はだんだんと疎遠になり約束の桜の下でも会うこともなくなってしまいました。
そんなある日律儀な友人から電話があり、聞けばご主人が亡くなられたとのこと・・・お葬式には我々悪童ども勢揃いで参列させていただきました。
その後、奥様とお話させていただくと流石に高齢ということもあり子供さんに引き取られるのでもうあえないわねえ~と寂しそうにしておられました。
その際、「あの桜は私たちが結婚した年に主人が記念にと植えたのよ。」と教えてくださったのですがひとつ気になることがあってお伺いしました。
なぜお庭も広いのにわざわざ田んぼの外れの土地に一本だけ植えられたのか?確かに桜を囲めるほどの広場にはなっていましたが・・・ポツンと一本だけというのがずっと気になっていました。
すると奥様は可笑しそうに「主人はね、一本だけ悠然と立っている桜を見上げるのが好きなんだって。」と教えてくださいました。
まあ、お庭に植えられていたらこうして我々も御夫婦とお近づきになることもなかったわけですからそこはよかったのかもしれません。
そうこうしてその家にはしばらくして新しい方が引っ越され・・・あの桜は通りすがりに見かけるだけの存在になっていましたが去年の台風でとうとう倒れてしまいました。
ただ、未だにそのままになっているのでひょっとしたら今年も花が咲くのではないかと淡い期待をしています。
毎年、この桜が咲く頃に優しかった御夫婦を思い出し我々の青春時代を思い出しノスタルジックな気持ちに浸っていました。
なので山に上っても一本だけ毅然と咲き誇っているような山桜を見るたびに感慨深いものがあります。
今年もお花見シーズンが到来しました。
観光地や名所では相変わらずマナーの悪い人たちがうようよいるので行きたくはないですがあの田んぼの中の一本桜が何とか生きていて欲しいと願い遠くから見守りたいのと山の中の一本桜を見に行きたいと考えています。
皆さんもいいお花見を楽しんでくださいね~
でわでは~~

あとがき

山の広場や山頂付近で桜を見られる山域は少なくありませんが必ずマナーを守って鑑賞しましょう。
ゴミが多いのもこの季節です。
必ず持ち帰りましょう。
どこかの山域で一本桜を飽きもせず見上げているテンガロンハットを見かけたら優しくうめぞーと声をかけてください。(泣いていたらごめんなさいね。)
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