うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

唐櫃越

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前回の二上山の時は寝不足で実力が発揮できなかったので今回はよく寝てからチャレンジしました。
いつもの友人とは休みが合わなかったので一人でしたが明智光秀本能寺の変の際に使用したとされる唐櫃越えは前々から行きたかったので行ってきました。
それではコース案内です。
JR嵯峨野線で馬掘駅で下車します。(時間は各自調べて適切な時間でお越し下さい。)
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馬堀駅です。)

 駅前左側には観光案内図がありますが残念なことに唐櫃越えに関しては記載がありません。
駅前からまっすぐ信号の方へ進むと左側にコンビニ(ローソン)がありますので食料や水を調達しておきましょう。(この先、店舗はおろか自動販売機もありません。)
コンビニを通り過ぎ、すぐ左に曲がります。
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(ローソンを越えて左に曲がったら後はひたすらまっすぐ進んでください。)

そのままひたすら山手の方へ道なりに進むと左側にリバーアドベンチャークラブと言うカヌーなどの体験をさせてくれる店舗があります。(あればその道が正解です。)
そこからさらに進むと丁字路に行き当たり、そこに待望の道標(唐櫃越えの道標)がありますので従い、左へ進み橋を渡ります。
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(ここから要所要所にこの道標があるので見落とさないようにすれば大丈夫です。)

 渡った先に道標がありますので従い、しばらくは川の土手を緩やかに上っていきます。
次の道標は土手と橋のつなぎ目にあり、左へ誘いますので従って住宅地の間を上がって行きます。
しばらく進むと右手に如意寺と言う古刹があり、その裏手を進む形で少し行くと待望の登山口です。
ちなみに左へ少し進めば宝泉寺という古刹があり酒呑童子に謂れのある寺院となります。
登山口からは土の道となりますが結構急坂ですので足を痛めないよう注意してください。
しばらく進むと獣よけのゲートがありますので開けたら必ず閉めてください。
そこからは結構な急登が続きます。
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(登山口です。ここから急登になるので注意して進みましょう。)
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(道も結構石がゴロゴロしています。)
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(谷間の道もあるので登山靴がいいですね。)

 正直、みすぎ山でも430mほどなのでそれほどでもないと思う方がいらっしゃると思いますが山は低山になればなるほどアプローチが短くなりますので急登が多くなります。
要は山麓が(裾野)広がっていないからなので急だということはあらかじめインプットしておいてください。
私はこの日新しい登山靴の試し履きを兼ねて登ったのですがいい意味で裏切ってくれた山道でした。
正直、岩場とかガレ場はないのであまり参考にならないだろうな、と思っていたのですが結構な急登に加え、岩場とまでは言いませんが結構なガレ場がありそれが山頂まで続くのでいい試し履きができました。
急登が終わったかな?と思ったぐらいから谷間の道に代わり、足場が悪く晴れていても水がチョロチョロ流れているような場所なので足を滑らさないようにしてください。
そこからしばらく進むとやっと道が尾根に出るようで平坦な道が続きます。
このあたりから左側に愛宕山が見え隠れしてくるので景色を楽しみながら進みます。
また、この季節はヤマツツジが綺麗なので写真に収めて進みます。
やがて少し開けたかな?と思ったぐらいのところに鉄塔があり、そこがみすぎ山です。
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(みすぎ山山頂とそこからの景色です。そこそこ広いので桂からきた場合はここで昼食を取るといいでしょう。)

 山頂からの眺望は亀岡側と愛宕山側に開けているので景色が楽しめます。
上桂駅から進まれる方はここを昼食の休憩場所にされるといいでしょう。
景色を堪能した私はそのまま尾根沿いに進みます。
途中、愛宕山保津峡が絶妙な場所があるので写真に収めます。
その少し先で左に大きく下る道とまっすぐな道が・・・なにも気にせず真っ直ぐに進むと立派な鉄塔(足元がオレンジ色)がありますがそこから先の道がありません??
どうやら地図で確認すると先ほどの分岐を下るようでした。(道標はありません。)
こういうわずかな勘違いから道間違いが起こりますので気をつけましょう。
地図に従いしばらく下っていくと林道と交差するところに唐櫃越えの道標があります。
道標はそのまま林道を進むように示唆していますので従い進みます。
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(林道までの下りではこのような景色が見れます。)

ちなみにここからはどんなに立派な山道が見えても基本林道から外れないように進んでください。(旧ハイキング道などが混在していますが道が荒れているのと道迷いしやすいです。)
林道といっても昔の時代劇で出てくるような山道で道幅が広いだけなので楽しく歩けます。
また、左側に愛宕山などの山々や保津峡などが見えるので疲れません。
アップダウンもそれほどないのでこのあたりは実に清々しく歩けます。
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(林道です、何回か登山道のような道に出くわしますが基本はこの林道から外れないようにしてください。)
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(林道からでもこんな素敵な景色が見られるので林道歩きも乙なもんです。)

しばらく林道歩きを楽しんだらいきなりアスファルトの道に出ますが基本車は来ません。
アスファルトの道に出たすぐ左側には大きな駐車場もあるのですがここは滅多に車で来る方はいないようです。(あまり知られていないからだと思います。)
ただ、このアスファルトの道は約2.5kmほどありますので足を痛めないように歩いてください。
しばらくは情緒のない道が続きますが我慢して進みます。
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アスファルト歩きは辛いですがまあ、山の中なのでまだましです。)

やがて右側が金網で囲まれ出したら前方に待望の分岐があります。
真っ直ぐに進めば西山団地へ左の山道へ進めば沓掛山へと分かれる分岐を沓掛山を目指して進みます。
ここからは気持ちのいい山道が続きますが結構道幅が狭いので気をつけてください。
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(この分岐を左へ進んでください。右へ行くと団地に行きます。)

 人の趣味をとやかく言う資格などないのですがこんな狭いところをマウンテンバイクで走っておられる方を見ました。
確かにマウンテンバイクが趣味ならなかなか山道を走る機会もないと思いますので気持ちはわかるのですが山道が痛むということに考慮していただきたいのとお年寄りも楽しんでおられるような山道なので配慮は必要かと思います。
ただ、この方はすごく礼儀正しくいい人だったので残念だったのは人がいる場所では降車していただきたかったです。
しばらく進むと山岳会の方が設置されたプレートで沓掛山山頂を示唆する場所がありますので見落とさないように注意して山頂を目指します。
山頂は分岐から20mほど上がったところにあります。
山頂はちょっとした広場になっており休憩に適しています。
ベンチも数基あり昼食にももってこいな場所ですが眺望は無いに等しく僅かに北側に愛宕山が見えるくらいです。
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(沓掛山山頂です。)

 昼食を取ってゆっくりした私はそこから下って行きます。分岐まで戻り一路上桂方面へ向かいます。
途中で何回か上桂野鳥遊園への分岐がありますがそちらへは行きませんので基本は上桂方面へ進んでください。
しばらく進むと右側にすごく眺望のいい場所があります。
眼下に洛西の街並みや京都縦貫道を見下ろせる場所なので大休憩はこちらでもいいでしょう。(ただし、日差しを遮るものがないので熱中症には注意してください。)
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(山頂と違い、眺望が素晴らしいです。)

ここからはひたすら下るだけですが途中で少しややこしい場所があります。
基本は道標の指示通りに進めばいいのですが見落としやすいので注意してください。
そこさえすぎれば後は問題無く進めます。(上桂からなら関係なく進めます。)
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(ややこしい分岐1です。左へ進みます。)
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(ややこしい分岐2です。この道標を見逃さず右へ進んでください。)

しばらく進むと木々が竹林に変わってきます。
風情のある道なのですがしばらく進むと金網があり注意書きが貼られています。
読んでみると獣よけに蛇の人形(ゴム製の蛇のこと。)を金網に取り付けてあるが毒を塗布しているので触るな!後、獣よけにサイレンと犬の鳴き声がするが驚くな!(センサー式)とありますが・・・・本当に獣よけ?その前にタケノコを取るな!とあったので人よけも兼ねてるの?と疑いたくなりますが毒とは穏やかではないので触らないでおきましょう。
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(蛇が金網に?とびっくりしますがおもちゃです。ある意味悪質ですが私有地なので諦めましょう。)

 途中、苔寺方面へ下る分岐もありますがそこは各自で行きたければ進んでください。
分岐を見送りそのまましばらく進むといきなり墓地に出ます。
間違いではありませんので墓地の中央の道を進んでください。
墓地を抜けたくらいに六体地蔵さまが安置されてあるので無事に下山できたことを感謝して進みます。
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(六対地蔵さまです。ここまで無事に来られたことを感謝します。)

 竹林の風情のあるコンクリートでできた急坂を下ると住宅地に出ます。
ここから上桂駅までは直線です。
山田岐れ、山田口と言う交差点を直進し、しばらく進むと上桂駅が見えてきます。
上桂駅を起点とする場合はこの逆で進んでください。
私は上桂駅から嵐山駅に行き、いつもの温泉で汗を流したあと帰路につきました。