うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

鳥見山から長谷寺へ

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今回はいつもの友人と休みが合ったため、どこに行こうか迷ったのですがこの頃私が奈良県の山々にハマっているので古刹巡りも兼ねて鳥見山に行ってきました。
ここも我々の山行プランにもれず距離がありますので足の弱い方や疲れやすい方は鳥見山のみにするといいでしょう。
また、アスファルト歩きが結構ありますので登山靴よりトレッキングシューズか登山靴でも歩きやすい靴をおすすめします。
それではコース案内です。
近鉄榛原駅までは各自で一番良い時間に到着するよう調整してください。
榛原駅の北出口から出てバスターミナルの前を通り過ぎ少し降りた先の大きな道を右へ進みます。
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(このバスターミナルの向こう側の道を右へ進みます。)

ものの20mも進むと左側に鳥見山公園を示唆する道標がありますので従います。
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(バスターミナルを右に折れて進んだ先にある道標です。ここからは適所にあるので従って進みます。)

ちなみにこのあたりの地図は山岳地図では縮尺が小さく参考にならないので近鉄のホームページで検索すると結構よくわかる素敵な地図が配布(無料)されていますのでそちらを参照されると道迷いの心配がなくなります。(鳥見山公園・長谷寺コースという地図です。)
住宅地や公園を抜けて緩やかな坂道を上がっていくとスロープのついた歩行者・自転車専用の坂がありますので上がります。
上がった先に道標があり右へ行くよう示唆されているので従います。
ちなみにここまでにも数カ所に鳥見山公園を示唆した道標がありますので心配いりません。
右へ進みなだらかな坂のピークあたりで左の坂道を上がるよう道標があります。
ここでは道路を横断するのですが交差点ではありませんので注意して横断してください。
(あらかじめスロープを上がった先の交差点で横断しておくと安心です。)
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(登山口を示唆する道標です。道路を横断するので車には気をつけてください。)

ここからは登山口まで結構な坂道をあがりますので急がずに行きましょう。
(急坂というほどではありませんがそれでも結構急なのと距離がそこそこあります。)
集落を抜けたあたりに道標があり登山口を示唆しています。
(右は車道、まっすぐ上に上がる道は待望の山道なのですぐわかります。)
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(登山口です。道標に従い、左の山道へ進みます。アスファルトからでも行けますが情緒がないです。)

ここからは先ほどのアスファルトよりかは急坂になりますのでゆっくり上がってください。
途中、左に春日野宮天皇妃陵がありますが特に特筆するものもないのでよほど興味がある方か鳥見山をピストンする方以外はまっすぐ進んでください。
しばらく進むと道が二手に分岐しています。(右は土の坂道、結構急坂、左は土止めで出来た階段。)どちらからでも同じ道に出るのですが階段が正解です。
坂道から行くと遠回り(といっても20mほどですが・・・)になります。
階段を上がった先に道標がありますので従います。
ちなみにここからは林道(車道)と合流してしばらくアスファルトを歩きます。
しばらくアスファルトの道を上がっていくと長谷寺方面と鳥見山公園との分岐があります。
この場所は帰る際に利用するので覚えておいてください。
 鳥見山公園の方向に進むと左は山道で階段、右はそのままアスファルトを進む分岐があります。
ここには何故か道標がありませんが左の階段を上がってください。
アスファルトからも進めますが情緒は全くありません。)
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(道標はありませんがこの階段を上ってください。アスファルトからでも行けますが情緒はないです。)

 階段といっても僅か10mあるかないかでそこから先は素敵な山道が待っています。
気持ちよく高度を稼いでいくと木が面白い形で生えていてまるでアーチがかかったような場所に出ます。
その自然のアーチをくぐって少し行くと右側に展望台がありますので立ち寄りましょう。
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(自然が作り出す情緒のある山道です。頭を打たないように注意してください。)

コンクリートで出来た展望台は高さ5mほどですがそれでも眺望はききます。
少人数なら休憩もできますがここより先にもっといい場所がありますので景色を楽しんだら次へ向かうほうがいいでしょう。
この展望台から先は鳥見山公園の敷地ですので勾玉池やベンチ、石碑などが敷設されています。
時間があれば見て回るのもいいでしょう。
登山道へは先ほどの道まで戻ればいいです。(展望台は登山道から少し右に外れた場所にあります。)
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(展望台からすぐの道標には鳥見山を示唆する文字はありませんが室生方面に進めば大丈夫です。)

ここからさらに進むと2000年の森の看板とともに植林地帯に出ます。
色々な記念を祝って(結婚記念日や会社の創設記念など)桜などが植えられています。
植林地帯を抜けると道標があり、左上に進むと貝ヶ平山2kmと記載されており鳥見山の文字はないのですが鳥見山は貝ヶ平山の手前の山ですのでこの道標に従って進みます。
しかし真っすぐに進めば鳥見山展望台なので先に展望台に進みましょう。
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(展望台への階段です。少し上れば眺望が開けますので是非行ってください。)
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(この日はいいお天気でしたがPM2.5の影響?で遠くが霞んでしまい残念です。)

 道標から僅か20mほどで展望台に着きます。
ここからの眺望は近くには竜門岳、遠くには山上ヶ岳などが見られる絶景スポットなのですがこの日は朝もやがかかっており少し見にくかったです。
それでも清々しい景色に満足した我々は鳥見山山頂を目指し展望台を後にします。
先ほどの分岐に戻り、貝ヶ平山方面に進みます。
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(鳥見山への示唆はないですが貝ヶ平山の途中が鳥見山なのでこの道標に従ってください。)

ちなみにこのあたりの山岳地図はありませんので地形図を持っておくと安心です。
とくに室生方面や貝ヶ平山を越えてさらに進みたい方は必須です。
鳥見山までは一本道で山道を外れない限り道迷いの心配はありませんがそれでもアップダウンがそこそこありますので注意してください。
普通の方で約20分ほどで山頂に着きます。
山頂といっても貝ヶ平山へ行くための通り道に4等三角点と山岳会の方が設置されたと思われる高度標があるだけで眺望は全くありません。
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(鳥見山山頂です。高度標があるぐらいで眺望はありませんが道は気持ちの良い山道です。)

 大休憩を取られるなら道を引き返し、途中にある桜などの植林地が眺望もよく広場のようになっているのでそこで昼食をとるといいでしょう。
我々は写真を撮って来た道を引き返し分岐まで戻りもう一度展望台に寄ります。
先程よりは少しガスがましだったので写真を撮って長谷寺を目指します。
先ほどあった長谷寺方面を示唆した分岐まで戻り、道標に従い進みます。
アスファルトでできた林道(車道)ですが車は全く通らなかったので安心して進みます。
のどかな道をゆるゆると下っていくと集落に出ます。
集落の端ぐらいに左へ進む道標があるので従います。
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(集落の終点にある道標です。これに従い、長谷寺方面へ進みます。)

ここで地元の方が休憩をされていて向こうからご挨拶をいただいたので挨拶を交わし、道を教えていただきました。(とても素敵な御夫婦でした。)
ここから待望の山道に入ります。
てっきりダムまでは下りだけと思っていた我々をいい意味で裏切ってくれた山道はアップダウンを繰り返しながら続いていきます。(とても素敵な山道です。)
しばらく進むと大きな看板があったので見てみると高束城跡の説明看板でした。
看板の前を右に折れて少し進むと山岳会の方が設置されたと思われる高束城跡へ誘う小さな看板が木にくくりつけられていたので従い、山を上がって行きます。
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(高束城跡地までの連続写真です。こんな感じでたどり着きます。そのまま通り抜けられるので来た道を引き返す必要はありません。しかし城跡と言うより砦跡のような感じですね。)

 少し上ると前後左右5m四方の開けた場所に出ます。
ここが高束城跡地です。特に何もありませんが休憩するにはいいでしょう。
ここからは結構な急坂を下って行きます。
途中から石畳に変わり道がとても滑りやすくなっているので足元注意です。
石畳を抜けたかな?と思ったぐらいに小屋が見えてきます。
ここは浄水場となっており手前には道標がありますので従います。
浄水場から少し進むと集落に出ます。
もうここからは山道は無くアスファルトの道になりますので足を痛めないように進んでください。
うねうねとした道を下っていくと結構なヘアピンカーブのところに道標があり、その先にトイレ(公衆便所と書かれています。)がありますので済ませておきましょう。
ここを逃すと初瀬ダムまでありません。
道なりに進んでいくと左側に道標がありますが初瀬ダムは何故か左上の民家を示唆しています。
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(せっかく下って来たのに道標は左上を示唆しています。??どういうこと?)
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(右が我々が下ってきた道、左は民家へと誘います。?いいのかな?と思いながら進みました。)

 ???と思いながら恐る恐る民家の方へ入っていくと民家の軒先をかすめるように石段が下へ続いています。
ここは勘違いや見落とし安いポイントなので慎重に進んでください。
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(民家の軒先を左へ進めますのでこの石畳を進んでください。)

 苔むした石段を下っていくと高龗(たかおがみといいます。)神社があります。
この神社、別名を口倉神社といい龍神を祭祀しているみたいです。
なかなか味のある神社の参道を潜るように石段でできた道があるので神社の下を潜るように向こう側へ抜けます。
抜けた先に道標がありますので従い、道を下って行きます。
風情のある道を下った先に道標があり従い右へ進むと車道に出ます。
恐らく民家の軒先を通らず高龗神社にもよらなかったらこの道から下ってくることになるのでしょうがはっきり言って車道ですし情緒もないので是非とも分岐を間違えず高龗神社に立ち寄ってから下山されることをおすすめします。(ショートカットにもなります。)
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(神社を下りてこないとこの車道を下りてくることになります。見るからに遠回りなのがわかります。)

 車道をしばらく進むと突き当たりの丁字路となっており目の前には初瀬ダムが広がっています。
大きな看板には長谷寺方面は右となっていますが車への示唆ですのでカーブミラー左下にある道標に従い左へ進みます。
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(右へ進むと車道歩きになるので道標に従い、左へ進んでください。)

 平坦なダム周遊路をダムを眺めながら進んでいくとベンチが2脚ある休憩所があります。
他にも休憩所はありますが(中には東屋もあります。)この休憩所が一番見晴らしもよく春の桜が咲く頃は一段といい場所だと思います。(休憩所の周りの木は全て桜でした。)
我々はちょうどお昼だったのでここで昼食をとり、休憩しました。
もうここからは必要ないのでストックやスパッツをしまい、後片付けを終えた我々は長谷寺を目指します。
ダムの上を歩いていると今まで歩いていた鳥見山がよく見えるポイントがあり感慨もひとしおです。
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(一番奥の右側が鳥見山です。こうして見ると結構歩いていますね。)

ダムを対岸まで渡り右へ進むとトイレがありますので済ませておくといいでしょう。
次は長谷寺までトイレはありません。
そのまま進むと民家の前を左へ進む道がありますが道標もなにもないので我々は普通に民家への生活道路だと思って通り過ぎ、二本目の左へ行く道から巻くような形で進みましたが正解は一本目の道を左へ入ってください。
二本目からも当然同じ場所に行くのですがかなり遠回りです。
距離にすると300mほどの差がありますので気をつけてください。
道標がありますので長谷寺方面へ下って行きます。
途中、左側にダムがきれいに見えるポイントがありますので写真を撮るといいでしょう。
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(初瀬ダムです。青空に映えて綺麗です。)

そのまま道なりに進むと右側に不動尊が祀られている祠がありますが木が御神体なのか岩が御神体なのかはっきりしませんでした。
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(見廻{こう書いてみかえりと読みます。}不動尊さまです。御神体は岩?木?よくわかりませんでした。)

そのまま進むと道が二股に分かれています。
右が旧道、左が新道で車は左を進みますので右に進みましょう。
しばらく進むと右手に笠地蔵が祀られています。(お堂の中に入っています。)
地蔵堂を過ぎると新道と合流しますがもうここまでくれば長谷寺まであと少しです。
長谷寺は現在仁王門が改修中でおまけにあべのハルカスとのコラボ展示会で国宝級の仏様が出張されているので少し物足りませんがそれでも見所は満載なので見学されることをおすすめします。
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(これが長谷寺の有名な回廊です。延々と本堂まで続きますので足が疲れた人は注意してください。)

 長谷寺を満喫した我々は長谷寺を辞し、門前町を眺めながらプラプラ歩きます。
途中にある井谷屋さんという旅館で日帰り入浴でも楽しもうかと思いましたがこの日は天気がよく気温も高かったのでそのまま駅に向かいます。
(せっかくお風呂に入って着替えも済ませたあとに汗をかくのが嫌だったんです。)
井谷屋さんから少し進むと長谷寺駅への示唆があるので従います。
初瀬の交差点を渡ったあたりから急坂と階段のオンパレードが駅まで続きます。
ここまでで足に来ている人は相当堪えますのでゆっくり進みましょう。
最後の石段をあがると近鉄長谷寺駅です。
我々は結局京都駅で風呂に入り居酒屋でお互いの健闘をたたえ合いながら打ち上げをしました。