うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

長峰山からシュラインロードへ

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今回は前回友人と摩耶山に登った際に見えていた長峰山に登ってきました。
前回友人が「次回はシュール槍方面に行きたい」と言っていたのでシュール槍は友人と休みが合う日に行ってこようと考えています。
それではコース案内です。
阪急六甲駅を下車し地図にある六甲登山口を目指します。
六甲登山口の交差点を左折し進みます。
しばらく進むと六甲川が流れていますので橋を渡り右折します。(橋はどこでもいいです。一応一番わかりやすいのは篠原本町橋と思いますがどこを渡っても行き先は同じです。)
右折して川沿いを北上していくとこの先行き止まりの看板がありますのでその手前の道を左折します。
しばらく行くと右手に墓地が見えその坂道の先に茶色の大きなマンションが見えればその坂道が正解です。(そばの電柱に篠原北町三丁目17と書いてあれば正解です。)
その坂道を北上します。(ここからは一本道ですので心配はありません。)
途中左手に厳島神社がありますので安全祈願をするため立ち寄ります。
神社を辞してそのまま北上を続けるのですがこの坂、なかなかの強敵です。
結構な傾斜が登山口まで延々と続きますので足を痛めないように気をつけてください。
六甲学院の前を通り過ぎしばらく行くと伯母野住宅街と刻まれた記念碑が立っています。
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(伯母野住宅街と刻まれた記念碑です。この左側を突き当たりまで北上します。)

その前を通り過ぎ突き当たりまで行けば車止めのゲートがある登山口です。
といつものように簡単に書きましたがここまで六甲駅の標高が約60m、登山口あたりが約320mと一つの低山を登るぐらいの高度があります。
距離は約2kmほどなので1km約150m登る計算です。
これは結構な斜度です。私が感心したのは地元の方はよく毎日こんな斜度を上り下りされているな~だったのですが皆さんは無理をする必要はないと思います。
ここで疲れていてはこれから先に進めませんのでタクシーを利用しても良いと思います。
健脚の人で登山口まで約3~40分、足の弱い人だと約1時間は見ておきたいです。
登山口のゲートを越えて突き当たりまで行くと道標があり道は右へ直角に折れています。
そのままひたすら真っ直ぐに進んでください。
途中、いかにも上に上がるような山道がありますが登山道と違いますので無視してください。(よく見ると樹木に黄色と黒色のエマージェンシーテープが巻いてあります。)
突き当たりまで行けば道標があり、左に行くよう示唆しています。
この道標までは松陰女子学園のグラウンドで私有地扱いですので休憩をする際は後片付けをきっちりしてください。(私有地なので基本通り過ぎるだけにしておいた方がいいと思います。)
道標を過ぎたあたりから本格的な山道になります。
途中、水場がありコップも置いてありましたが水量がチョロチョロという感じだったので私は飲みませんでした。(飲んでも問題はないと思います。)
しばらく行くと堰堤工事で立派な堰堤が見えてきます。
道標も随時現れますので基本道迷いの心配はありませんがこのあたりから急登になってきます。
しばらく進むと関電の鉄塔が立っており休憩するにはいい場所です。
ただこの先もしばらく急な坂道が続きますので筋肉を冷やさないようにしてください。
鉄塔を越えたあたりから周りが開けてきて神戸港などが見渡せるビューポイントがあります。
しばらく進めば長峰山の肩あたりとなりこの辺からは急な坂はなくなり少しのアップダウンを繰り返せば長峰山山頂でもある天狗塚に出ます。
高さ5mあるかないかの巨岩を上ればそこに待望の四等三角点があります。(687.8m)
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(天狗塚にある三角点です。山やの習性で足を掛けていますがやんわりと載せているだけなのでお許しを)

またここからの展望は360°遮るものがありませんので素晴らしい景色が待っています。
すぐそこに摩耶山の掬星台やオテル・ド麻耶が見え反対側は神戸港などが見渡せますので休憩はここまで我慢してここで中休憩、場合によっては大休憩を取るといいでしょう。
ここまでの方は帰路を摩耶山からケーブルにするか足が残っている方はカスケードバレイ(徳川道)から下山するのも一つのプランです。
私は例によって欲張りコースを選びます。
まず杣谷峠を目指します。
基本杣谷峠までは一本道ですがアップダウンを繰り返し進むと途中に一箇所だけ分岐があります。
右へ行けば自然の家の裏手へ出るようでサウスロードへのショートカットになりますが基本本来は自然の家を利用している人のオリエンテーリング用の道のようです。
使用される方は必ず自然の家のスタッフの方にひと声かけておきましょう。(マナーです)
左へ行けば杣谷峠へ出ます。(トイレはここで済ませておきましょう。)
私は杣谷峠からダイヤモンド・ポイントを目指します。
然の家まで車道の横に設けられた歩道を歩き、自然の家を少し通り過ぎたところにあるサウスロードの階段を上り一路三国池方面を目指します。
三国池手前の縦走路を北上し次の縦走路に入るのですが少し気になったのは三国池へ行く途中に六甲山上道路がありその手前に東屋があることは前回の山行で紹介しました。
この日は天気もよく休日なことから登山客が多いことは予想していましたが東屋の前がすごい人だかりで東屋の左右の歩道まで休憩しておられました。
休憩されるのはいいのですが歩道を塞ぐ形はマナーが悪いのでやめたほうがいいです。
できればほかに広いところはたくさんあるのでそこで休憩される方がいいと思います。
ルートに戻ります。
縦走路を上がりきれば左に三国岩がある道に出ますので右へ進みます。
少し行くと左手にダイヤモンド・ポイントへ行く道がありますので進みます。
このあたりは別荘が多く一部私有地になっているようなので静かに通行してください。
別荘の裏手にある熊笹で覆われた道をかき分け進むと急に視界が開け目の前に水晶山と尾根越しに神鉄六甲あたりの住宅地が広がります。
ここで景色を堪能したら次はノースロードを目指します。
ダイヤモンド・ポイントから車道が伸びているので従い進みます。
しばらくは記念碑台方面を進んでいきます。
やがて左側に空き地がありよく見ると道標があります。(案内板もあります。)
空き地の左側に細く伸びている道がノースロードです。
アップダウンの少ない平坦な道ですが途中2箇所ほど崖崩れしているところがありますので通行の際は十分に注意してください。
途中、地獄谷方面の分岐がありますが下り方面になるので上りより難易度は上がります。
なぜかというとここは基本沢歩きになるため上りの方が足場も確保しやすく下りは足を滑らせやすいからなのですがもう一つ、道標がほとんどありません。
これは私有地を通らせていただいているからなのですがハイキングコースではありません。
従い、読図・沢登り・渡渉の経験がない方、初心者の方は避けたほうがいいです。
また、雨や雪の翌日は水量が増えていますのでルートが消える可能性があります。
従い行きたい方は熟練者同伴の元、山行してください。
ノースロードはそのまま真っ直ぐに進みます。
しばらく進むと一旦舗装路に出ます。(別荘地です。)
そのまま道なりに進むと記念碑とシュラインロードの分岐に出ます。
道標を正面に見てシュラインロードは右へ記念碑は左へ進みます。
ちなみにシュラインロードの大部分は私有地のためシュラインロード以外の道への立ち入りは行政で固く戒められています。(所々に警告看板があります。)
別荘地の中を通り抜ける形で進んでいくと車止めのパイロンとポールに出合いそこからやっと山道になります。(ここからは気持ちの良い道です。)
基本一本道をドンドン高度を下げていくと前方に農機具を入れるような小屋が見えてきます。
ここが行者堂で小屋を通り抜けた向こう側に立派な祠が祀られています。
ここまで無事に来れたお礼と軒先をお借りする非礼をお詫びして小屋で昼食をいただきました。
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(行者堂です。奥に祠があります。手前の小屋は休憩小屋なので休憩に利用しても問題ありません。)

 柔らかい木漏れ日の日差しと仏様に包まれほっこりと穏やかな時間を過ごします。
この間、登ってきた人が2名、下っていった人が1名と休日にもかかわらずこの場所は人が来ないため時間が止まったように感じました。
休憩が終わればいよいよ終点である唐櫃台駅を目指し途中の猪ノ鼻滝を見るべく出発します。
行者堂から直ぐに急な下りが始まりますので休憩後はいつも以上に慎重に進みます。
木で出来た階段が急な角度で高度を下げているので足を滑らさないように注意します。
道中の左右に石仏が並んでいます。
シュラインロードの起点は前ヶ辻の白髭神社からでそこから数えると33体ほどの石仏があるそうです。(記念碑下のガイドハウスで何処に石仏があるか記載したマップがいただけるそうなので石仏巡りをしたい方は頂いてからシュラインロードを歩くといいでしょう。)
私はノースロードから途中合流したので目に付いた石仏だけに目礼をして通り過ぎます。
急な坂を下りきると裏六甲ドライブウェイに出合います。
車に気をつけて対岸に渡ると苔むした鳥居があります。(石で出来ています。)
鳥居をくぐり熊笹で覆われた道を少し行くとまた車道に出ます。
ただ、この車道は全くと言っていいほど車は通りませんので安心して歩けます。
車道は出たら右へ進みます。(左へ進むと神鉄六甲駅方面です。)
しばらく車道歩きになりますが車道というよりも林道的な感覚なのでそれほど気にはならないはずです。
やがて前方に橋が見える頃、橋のたもとでは工事現場と車両がありますので工事をしている際は邪魔にならないように通行してください。
橋を渡り工事現場を過ぎたあたりから長い直線となり、右へ道は折れていきます。
このあたりから前方に高尾山と逢ヶ山がその雄姿を見せてくれます。
雄大な風景に心を癒されながら進んでいきます。
しばらく進むと猪ノ鼻小橋があり渡った左側を落ちている滝が猪ノ鼻滝です。
樹木のせいではっきりと見て取れませんがなかなかいい滝です。
このあたりには滝へ降りる道はありませんがかなり先へいったところから降りていけますので滝を間近に見たい方は安全に気をつけて行ってください。
滝を見送りながらどんどん下っていくと東山橋に出ます。
橋を渡らず真っ直ぐに行きたかったのですが現在工事中のため進むことができません。
実はこの工事のおかげでえらい目にあったのですが当初私は蓬莱峡を楽しみながら専念寺のおしゃもじ地蔵を拝見して帰路に着こうと計画していたのですが工事中ということでルート変更を余儀なくされ仕方なく阪神高速の高架橋方面へ歩いていると高架橋手前で道が二股に分かれておりすぐそばに道路工事のお詫びと迂回ルートが記載されていました。
それを見ると高架橋に向かって左が唐櫃台方面になっていたので特に疑いもせず進みました。
途中で向こう側からおじいさんがこちらへこられたので普通に挨拶をして当然ながら歩道があるからおじいさんが来たのだろうと思って進んだところ、出たのは高速の降り口でした。
慌てて左端をそっと進みましたがどう見ても高速道路の降り口すぐのところみたいで対岸に渡るにしても横断歩道も無いようなところです。
ただ、対岸はホテル街になっておりよく見ると人が行き来している場所があったので従い対岸に渡りました。(でも信号も歩道もないので本当はいけないと思います。)
渡ったところでGPSで確認したところ、どうもあの看板は車への案内のようで歩行者のことは考えていないようでした。
またもや安直に看板を信用した自分の不甲斐なさを反省し正規ルートをGPSで調べたところ唐櫃台駅より六甲駅の方が近いことがわかったのでGPSを頼りに田舎の田園風景の中を進んで行きました。
途中、山王神社が有り無事山から降りられたことを感謝していたら何故かここに呼ばれたような気がしました。
元々、唐櫃台の方にある山王神社にお参りして帰る予定だった私が六甲の方にある山王神社に寄ったのもなにかの縁と感じ神社の由来を見てみると唐櫃台山王神社と同じく山津波のせいで現在の場所に移築されたそうです。
一つ良い勉強をさせていただき無事に六甲駅から帰路につきました。