うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(迷惑な登山客について)

どもども、うめぞーです。
今日は予定していた山行がキャンセルになったためエネルギーのやり場がなくブログ更新しまくりです。
皆さんにはご迷惑をおかけしますが今日はこれで最後なのでもうしばらくお付き合いください。

タイトルにもあるように山ではいろんな人を見かけます。
中には愛すべきおばかさんもいらっしゃいますが大半は迷惑極まりない方ばかりです。
みなさんもこんな人たちと同じことをしないように気をつけてください。
もちろん私自身皆さんにご迷惑をかけないよう気をつけて山行します。

1、餌付けババアの巻き(病院待合室光景含む)
皆さんは六甲山をご存知ですか?関西の住人なら誰でも知っているほどメジャーな山です。
特に高座の滝から風吹岩を通り雨ヶ峠を経て六甲最高峰へ至るコースは人気で季節を問わず老若男女で賑わっています。
ここへのアクセスは阪急芦屋川駅からなのですがこの駅前には広場があり野外トイレも完備されているのですがこの広場がまるで病院の待合室のようになっています。
「00さん~**さん来てないけど~?遅れるの?」「ああ~**さん今日孫のお守りが入ったから来れへん言うてはったで~」こんな会話が大声で交わされています。
また人数も半端なく常に100人前後たむろしています。
はっきり言って近所迷惑です。朝早くしかも休日にそんな大声で話ししたらご近所の方もおちおち寝てられないのではないかと気が気ではありません。
自分の家の前でこんなことされたら嫌でしょう?自重しましょう。
自分のパーティが揃ったらさっさと目的地へ移動しましょう。集まる際も静かに。
ここから高座の滝へ住宅地を抜けていきますがゾロゾロ大名行列のようにゆっくり進むのではなくさっさと高座の滝まで進みましょう。うるさく歩くのはマナー以前に人としてどうなのか?品性を疑います。
高座の滝から岩場を上がっていくのですが風吹岩まで要所要所に野良猫がいます。
どうしてこんな山の中に?と最初訪れた時は??だったのですが答えは直ぐにわかりました。
登山客のおばちゃんが「うわ~猫ちゃん可愛いわ~」とかなんとか言って自分の持っているお菓子や食料を与えまくっているのです。
はっきり言いますがあんたの家の前に野良猫いたら餌あげるの?あげないよね?だってあげたら居着かれるし近所の目もあるしね。だったら山の中ならしてもいいの?それは違うんじゃないの?
私は上記の文句をその人に言いました。その人は最初こそ私に文句を言いましたが周りの人に「そのお兄さんの言うとおり、あんたの猫ならともかく野良猫に餌やるからこの辺猪多いんやで。」と怒られてました。
六甲山はこういう常識のない人のせいで野良猫どころか猪まで登山道に出没します。
従来猪に限らず野生の生き物は人間を怖がり近づいてこないのですがえさ慣れした猪は昨今では人間を襲うようにまでなりました。
雨ヶ峠は休憩に適したいい場所ですがウリ坊(猪の子供)が可愛いからと餌をやり親が出てきて襲われ逃げ惑うおばちゃんを何度か見かけました。(私はこういう人が嫌いなので基本助けません。)
一回だけ私がすごく不機嫌な時があり助けるつもりではなかったのですが結果的に助けた形となり猪に対して虐待とも言える行為をしてから何故か私の前に猪が現れなくなり友人からは「お前のせいで俺はイノシシ見たいのにちっとも見れへんやんけ」と六甲に行くたび怒られています。トホホ。
これは雨ヶ峠の手前のゴルフ場を抜ける道で常識のないパーティが交通渋滞を引き起こし私たちが道を譲るように諭したのですが所謂仲良しグループであったためリーダーとか存在してない状態で統制が取れていなく結局私やほかの方は道が少し広くなったところで強引に抜き去ったのですが怒りの持って行きどころを失っていた私の目の前に猪に襲われている女性3名と男性1名が現れ男性が持っていたストックで猪をぶっているのですがそんなものが猪に効くはずもなく私が声を荒らげ「どけ~」と言いながら男性を遠ざけ通り抜けざまに猪を蹴飛ばし谷底へ蹴り落としたといういきさつがあったのです。
これは女性3名(若い子)がりんごをかじりながら歩いていたせいで匂いにつられた猪が襲ったみたいです。
可哀想だったのは男性で女性たちとは縁もゆかりもなくただ通りかかったら襲われていたのでなんとかしなきゃと頑張ったそうです。
ストックまで折って私にどけ~と怒鳴られ本当に可哀想です。
この件に関しては私も反省しきりです。猪に暴力をふるったことも男性に怒鳴ったことも本当に申し訳なくこの場を借りてごめんなさいです。

2、山はみんなのものの巻き
こんなことは常識ですがいろんな方がいます。
私が見かけたのはこれもまた六甲ですがお年寄り二人がパーティから外れ違う道へ進むのが後方から見えたので危ないと思った私はお年寄りに「そっちは登山道じゃありませんよ。」と声をかけたところ照れ笑いとも苦笑いとも取れる笑顔でこちらを振り向き「松茸生えてそうな木があるねん。」はぁ?松茸?あんたら松茸取りに来てるのん?思わず私がそう言うとその方たちは「違うねん、この人があの木、マッタケの木やでっていうから~」と罪のなすり合い・・・・どアホ!!登山道以外立ち入り禁止じゃ~と怒鳴りたいところをお年寄りと子供には強気に出れない私はぐっとこらえて「ほかの方が心配するから戻ったほうがいいですよ。」と優しく諭す始末・・・
次に出会ったのは七曲りを青い顔をしながら歩いている若者を周りのおっちゃんらが取り囲み「こんなとこで休んどったら山頂に着く頃には日が暮れるわ。頑張ってあるけ~」どうやら同じグループの仲良し4人組(おそらく同じ会社関係)みたいなのですがどう見ても若者はバテている様子。
残りのおっちゃんらは体育会系プンプンの昔の人(水飲んだらバテると信じている時代の人たち)なので水も飲まさず休憩も取らさずで若者をせき立てる始末。
あのね、本当にバテてしまったらニッチもサッチも行かなくなりますよ。動けなくなったら誰かがおぶってあげるんですか?私が優しくそう言うと一人だけハッと顔色を変えて「ほんまや、俺一回だけ昔炎天下の中で野球しててバテてしもうて動けんようになって救急車で運ばれたことがあったわ。」そう言うと周りの人にこの人が言うとおりこいつ動けんようになったらどうしようもないのでここで休もうと言ってくれました。
たまたまこの方は経験があったので人の苦言を素直に聞くことができましたが普通は聞くどころか文句を言い返す輩が大半です。
次のケースは私の友人が激怒したケースです。
断っておきますが私の友人は温厚な性格で滅多なことでは怒ったりしません。
その友人が怒ったのには正直私自身びっくりしました。
事のいきさつは私と友人が下山途中、道幅がそんなにない道で前にパーティが約12~3名で歩いているのに出くわしました。
道が広いところで譲ってくれるだろうと思い、最後尾の方には声をかけさせていただきました。
(普通はひと声かけておけば最後尾は大抵サブリーダーの方が務めているので先頭に向かい道を譲るよう声をかけてくれるのですが・・・・このパーティも常識のないただの仲良しグループでした。)
一向に道を譲る気配もなくそのうち我々だけでなくほかの方々もドンドン後ろに貯まりだしたのを見かねた私が道を譲ってくださいとお願いしたところ初めてその最後尾の方が「人が来ています。」と先頭に向かい言ってくれたのですが・・なにせ女性の方なので声が小さくまたほかの方がリレーしないので先頭に伝わらないので仕方なく私が「すみません、人が通るので道を譲ってください。」と大声で伝えてから通り出しました。
すると先頭の人(どうも山頂で酒を飲んでいたようでそれでゆっくり進んでいたみたい、酒臭かった。)が気に食わなかったみたいで友人が通り抜ける際、「ここはお前らの道か?偉そうに言いやがって~」と言ったそうです。
私は聞こえていなかったのでとっとと先へ行こうとしたところいきなり友人が「お前らが常識ないから俺の友達がわざわざ教えてくれたんやろう?しかも普通の物言いで偉そうになんか言うてないやろうが~~」と恐ろしい剣幕で怒り出したのでなんとかなだめて下山しましたが・・・・酒は下界でも山上でも飲んでも飲まれるなですね。

せっかく山のマナーが出てきたので少しうんちくをたれさせてください。

山のマナー講座 講師 うめぞー

その一、山では道の譲り合い。
山では基本上り優先です。下りの方は上りの方が上られるまで待ってあげましょう・・・なんですがこれは正直ケースバイケースですので一概には言えません。
上ることに疲れている人を急かすと事故のもとですし上のほうが足場がいいのなら敢えて上で待ち、下のほうが広いのであれば下で譲る方が危険も少ないです。
ただ、自分の後方から人が来た場合、よっぽど道が狭い場合は仕方ありませんができるだけ速やかに道を譲ってあげましょう。譲ってもらった方はお礼の言葉を忘れずに。
私は単独行が多いので(友人とはなかなか休みが合わない)基本鈴をつけています。
これは獣対策というよりどちらかというと人よけです。いちいち後ろから声をかけられるのも人によっては嫌なものです。(いきなりだとびっくりします。)その点鈴をつけておけば遠くから人が近づいてくるのが分かるため譲るタイミングを模索することができます。

その二、公共の場所では静かに。
当たり前ですが山登りをしない人にとって早朝から騒がれると迷惑千万です。
駅前や住宅地周辺での待ち合わせなら声のトーンを落として普通に喋りましょう。
無理に小声で話せと言っているのではありません。普段会話している程度で話せばいいのです。
ただ、山へ行くことはテンションが上がるのかいつもよりかなり大きめな声で喋られる方が多いような気がします。(日曜日の朝7時や8時はうるさくされると迷惑でしょう?選挙カーなんか壊してやりたくなるでしょう?同じことですよ。)
これはもちろん山頂でも同じことが言えます。山頂にいるのはあなた方だけではありません。
ほかの方もたくさんいらっしゃいます。みんなが楽しめるよう山での大声は自粛しましょう。

その三、山を汚さない。
これも当たり前ですが基本山での飲食によるゴミは全て持ち帰りです。
中には六甲山系のようにゴミ箱が完備された山もありますが珍しいケースです。
この頃、ストーブ(携帯ガスコンロのこと)が機能的になり山頂でお湯を沸かしカップラーメンやコーヒーを楽しむ方が増えました。そのこと自体はいいことですし問題はないのですが問題は飲み残ったスープやコーヒーを平気で山に捨てる人が居ることです。
たかが液体されど液体です。水なら問題はありませんがコーヒーやスープには時によって草花を涸らしてしまうことがあります。
基本は全て胃の中に収めることですが女性とかでどうしても飲みきることができない場合はキッチンペーパーを持っていきスープやコーヒーの残りを吸い取らせてゴミとして処分しましょう。
山に残していいのは思い出と足跡だけです。

その四、山を傷つけない。
もう当たり前のことしか言っていませんが守れない方が多すぎます。
まず、一番多いのが階段が嫌だからといって道ではないところを進み、山を踏みにじっているケース。
次いで多いのがストックの時にも書きましたがストックの石突き部分のゴムキャップを失くしたのかワザと外しているのか鋭利な部分むき出しで突きまくる御仁・・・危ないし道が穴だらけになるので絶対にやめましょう。
ちなみに何故穴だらけになるとまずいのでしょう?答えは簡単、そこに雨水が貯まり土の道はもろくなり木の道などは木が腐りやすくなるからです。

その五、人に迷惑をかけない。
これは上記4項目全てですのでここでは遭難について、遭難は簡単なものでは道迷い、重篤なものでは滑落や転落により一命はとりとめたものの自力下山不可のものをいいます。
道迷いの大半は自分の勘違いなので少し道がわからないからといって安直に公共機関(消防署・警察署)へ連絡することは控えましょう。自分に生命の危機が迫っているかどうかは子供でも判断できることです。
生命の危機を感じてから公共機関に連絡しても間に合うはずです。(間に合うかどうかも自分の判断しかありません。)
この頃は足を少しひねった(もちろん歩いて下山できるレベルのひねり)ぐらいで山中に救急車を呼びつけようとする勘違い大バカヤロたちが増えているそうですが絶対にしてはいけません。
救急隊員も人間です。そんな目にしょっちゅう合えば狼少年の事例ではないですがそのうち出動するのを嫌になるはずです。本当の救助は初動が大切です。妨げないようにしましょう。

本当はまだまだ迷惑な人、常識のない人を紹介していきたいのですが(面白い人含む)カミさんが帰ってきたのでお風呂と晩飯タイムですので今回はこの辺で・・・・
また次回お楽しみください。でわでは~~~