うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

鵯越から菊水山・鍋蓋山・摩耶山を経て有馬温泉へ

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まず最初にお願いですがこれから紹介するコースは健脚の方もしくは六甲全山縦走をされている方以外の方にはお勧めできません。(約35kmあります。)
特にこの季節はとても危険なのでもしトライされたい方は春になってから熟練者との山行をお願いします。
特にガーデンテラスまで行ってしまうと自力下山しか方法がありません。
(この季節は有馬へのロープウェイが閉鎖されています。)
なのでせめて3月以降のトライをお願いする次第です。
またコース上ほとんどと言って良いほどトイレがありませんので鵯越駅で必ず済ませておいてください。
(コース上では市ケ原までありません。)
それではコース案内です。
神鉄鵯越駅で下車、踏切を渡った左側に駅舎を沿うような形で細い道が下っています。
少し行くと公園がありますので事前準備(ストレッチや衣服の調整)をしておきましょう。
平坦ですが小鳥のさえずりが気持ちいい山道を進んでいくとアスファルトの道に出ます。
基本縦走路の道標に従えば道迷いの心配はありません。
このアスファルトの道を左に折れます。
少し上り気味に進むと右手に鳥原ポンプ場が見えてきます。
ポンプ場を超えてすぐにガードレールの切れ目から縦走路に入れますので右に行きます。
(道標もありますので確認してください。)
ここの道も大変歩きやすく散歩道のようで地元の方がたまに手ぶらで歩いておられます。
ただ気持ちの良い道は直ぐに終わり、またアスファルトの道に出ます。
左に進路を取り、鳥原川を右に見つつ進んでいきますが途中でいかにもという感じの橋が二箇所ほどあります。
もちろんコースではないので道標がありませんがいかにもという感じ(山へ誘うような)なので間違えて進まないように注意してください。
目印としてはアスファルトに出て左に進むとすぐに鳥山大橋という高架橋が見えますのでまずはその橋を目印に進み、次に譲原橋というこれも高架橋(鳥山大橋より規模は小さい)を目指します。
ちなみに譲原橋のたもとには休憩場があります。
少しの上り坂を上がると道はT字型になっており右は鈴蘭台下水処理場に行くようになっているので左に進みます。(ここにもちゃんと道標がありますので大丈夫です。)
しばらく道なりに進むとまたT字路があり左には行けなくなっていますが右手も進入禁止のゲートが設けてあります。
よく見ると正面に道標が建っており、ゲートの右側の歩道から奥へ行けることが示唆してありますので道標に従い、歩道を奥へ進みます。
30mほど進むとまた正面にゲートがあります。左側に階段があり縦走路の指示がありますので従います。(ちなみにゲートの上を見ると菊水山が真正面に見えます。)
このあたりはマムシが多いらしくこの辺のいたるところにマムシ注意の看板がありますので気候が良い頃は注意が必要です。
またまた気持ちの良い山道を進んでいくと菊水山駅への階段が左に見えますが道は右に進みます。この駅は今は使われていないため駅に出ることはできません。
直ぐによく整備された登山道に変わる頃、正面に登山道の左を沿うような感じで神戸電鉄有馬線のトンネルが見えてきます。
平坦な道をどんどん進むと有馬線の高架橋の下をくぐり石井ダムが見えてきます。
ダムの手前に対岸に渡る綺麗な橋がありますので渡ります。
このあたりから平坦な道に別れを告げて少しづつ勾配が出てきますがまだそれほどでもありません。
気持ちよく高度を稼いでいくとベンチや缶で出来た灰皿を完備した休憩所があります。
ここまで来た時に地元の方が道を整備されていました。(もちろんボランティアです。)
六甲縦走路がいかに地元の方から愛され大切にされているか要所要所にある休憩所やこの方のように道を整備されていることからも伺い知れます。
整備されていた方にご挨拶をしてご苦労をねぎらっていると色々面白いお話を聞かせていただき有意義な時間を過ごせました。(本当にありがとうございました。)
さてこの休憩所からは今までがなんだったのか?というほどの急登が待ち受けています。
縦走路の中でも1,2を争うほどの難所が菊水山から摩耶山までの道ですのでここからは慎重に進みます。
まずいきなりの階段が待ち受けており歩幅が合いにくいので注意してください。
まあ正式に言うと木で出来たこの階段状の物は階段ではなく土止め(土が崩れないように設置されたものです。)なので当然ながら等間隔で設置してあるわけではありません。
大昔の山はどんな山でもなだらかな稜線があったのでしょうが近代では宅地開発が進んだためどんな低山でもこのように急登になる嫌いがあります。
逆に土止めをしていただいているおかげで登山ができるわけですからここは感謝です。
しかしながらこの菊水山はなんと本当の階段が設置されており(黒のプラスチックで覆われた本格的な階段です。)これがまた鋭角な角度ですので足を痛めないように注意が必要です。
先ほどの道を整備されていた方に聞いた話ですが縦走路でリタイヤする大半の人がこの菊水山でペースを乱し、バテたり足を故障(足がツル等)したりで毎年摩耶山までたどり着けない人が多いとのことです。
菊水山も鍋蓋山も共に500mに満たない低山ですが地元の方は「なめてかかるとえらい目に遭うよ」とおっしゃっています。
その言葉を胸に慎重にペースを乱さず高度を稼ぎます。
ちなみに黒の階段は計5箇所、木の階段がその間を埋めるような感じで登山道の7割程度を占めている感じでした。
その中でも4番目に現れる黒階段は途中に踊り場がありそこからの展望は素晴らしいです。
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(黒階段の踊り場から見える風景です。遠くに旗振山や鉄拐山が見えます。)

他の人に邪魔にならないよう楽しんでください。
5つ目の黒階段(距離は短い)を上り最後の丸太でできた階段を登りきればようやく菊水山山頂です。
ここには展望台もあり眺望は素晴らしいです。
また山名が刻まれた記念碑も建っており趣があります。
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菊水山山頂です。奥の東屋にいらっしゃる御夫婦とひと時の歓談を楽しみました。)

山頂手前には山頂を巻くルート(縦走用)がありますがせっかくですので山頂に行きましょう。
山頂では年配の御夫婦がお茶を楽しんでおられ少しお話しましたが私が今から摩耶山経由で有馬まで行くことを言うとすごく驚いておられました。
早い話、縦走大会日でもない日に縦走に近い形で歩いている人は珍しいとのこと(特に季節が悪い中でのチャレンジは見たことがないそうです。)気をつけてね。との声援を受けながら次の目的地である鍋蓋山へ向かいます。
菊水山から鍋蓋山へ向かうには一旦せっかく登った高度を捨てなければなりません。
ここが高山縦走と低山縦走の違いです。
高山は登り切るまでが大変ですが一旦登ってしまえば尾根続きの山が多く、縦走と言っても意外と楽に楽しめるコースが多いです。(槍から穂高への間のキレット等例外もありますしジャンダルムという最高に危険な場所もあるので一概には言えませんが・・・)
しかし低山は必ずと言っていいほど一旦登った分を下りて再度登り返すということが多いですがこれが足に堪えるのです。
普通登山といえばひとつの山に的を絞り山頂を目指し下山します。
途中アップダウンを繰り返したとしても結局行きは上り帰りは下りになります。
ところが低山縦走の場合はこの行為を各山で繰り返しながら進むことになります。
ということは単純に2000mぐらいの山を行って帰ってくるのと同じことです。
なので地元の方がおっしゃるとおりなめてかかるとえらい目に遭うわけです。
ちなみに菊水山からの下山は上り同様険しく急です。
上りのような急な階段はあまりありませんがその分足場の悪い岩場が続きます。
冬場は降雪や凍結に注意が必要です。
ちなみに私が登った日は気温が低く雪も降っていたためコンデションは最悪でした。
最初のほうこそ足元に優しいなだらかな道が続きますが簡単なアップダウンを繰り返し少しづつ高度を下げ、左側に鈴蘭台の団地が見えてきた辺からいきなり岩場の道が始まります。
ここからはひたすら足元に気をつけながら岩場⇒階段⇒岩場⇒鉄製の階段⇒岩場⇒2回目の鉄製の階段と急降下します。
なんとか無事に下りきったら堰堤へ行くための木の橋を渡り、右側に旧道と堰堤に埋まってしまった古い橋を見送りながら堰堤沿いの情緒のある道を進みます。
この堰堤(長坂堰堤といいます。)の最終あたりに左側に天王吊橋が見えてきます。
この吊り橋は神戸市が登山者を交通事故から守るために設置されたもので吊り橋の下には国道428号線が走っています。(交通量が多いのに横断歩道も信号もないです。)
交通を妨げず歩行者を守るには吊り橋が最適です。(本当にありがたいです。)
この吊り橋を渡った先から鍋蓋山の登山口になりますがいきなり急登ですので足には注意してください。
ただ、見上げれば急登ですが道自体はジグザグに設けてありますので思ったよりは歩きやすいです。(菊水山より楽です。)
私が歩いた日は天王吊橋から雪が舞い山頂付近まで粉雪が吹雪いていましたが山頂付近から急に晴れ出しおかげで景色を満喫できました。
しばらく高度を稼いでいくと木で出来た階段(土止めではなく本当の階段)が出てきますが意外と歩幅に合うので歩きやすいです。(まあ本当の階段だからですけどね。)
階段をすぎて少し行くと今度は岩場に出ます。
所々手を使わないと登れないような場所がありますが鎖場もなくそれほど気にすることはありません。
この岩場あたりからの展望は今まで歩いてきた菊水山が見えますのでついさっきのことながら何故か懐かしく感じてしまいます。
このあたりから道はなだらかな歩きやすい道へと変わりしばらく行くと菊水山の下りから見えていた鉄塔にたどり着きます。
この鉄塔の下をくぐるように歩くと足場がいいですが鉄塔の右側を歩くと砂地のため足を取られるおそれがあります。
ここからは小さなアップダウンが続きますがそれほど大したことはないので自分のペースを守ればクリアできます。
やがて登山道から山頂が見えてきます。なかなか珍しいことですが登山道から三角点があるのが伺えます。
巻くルートもありますが(縦走用?)ここは素直に山頂にたちましょう。
山頂といっても広場になっており休憩するには十分すぎるほど広いです。
ここには二等三角点と標高看板が設置されています。
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(鍋蓋山山頂です。手前にあるのが二等三角点です。)

眺望を楽しんだら直ぐに出発します。(まだ摩耶山も上るため時間がもったいないです。)
ちなみにここまでで疲れた人はこの先に七三峠経由極楽谷林道がありますのでそこから国道428号線まで下りて下りた先にある高座金清橋というバス停からエスケープできます。
大竜寺山門前にもバス停がありますがどの方向に行くのか知りませんので事前にこのあたりのエスケープルートは調べておくといいでしょう。
鵯越駅から鍋蓋山まで2時間ですがもちろん人によります。
あくまでも健脚の方ならですので当然休み休み登っていると3時間は見ておいたほうがいいでしょう。(ガイドブックは休憩時間を含みません。)
私自身は初めてのルートであったため調べながらあるいは地元の方と語らいながらと結構時間を食いましたが実際に登山だけにかかった時間は一時間半程度です。
これは自慢したいわけではなく私の歩き方は基本山頂までゆっくりであっても歩を進め途中で休憩を取っていないということを言いたいので誤解の無いようにお願いします。
(写真撮影は数秒なので入れていません。)
休憩を取ることをダメだと言っているのではありませんが長距離を歩く際はペース配分をよく考えておかないと時間切れになる可能性がありますので計画性が大事になります。
よく走って登られる方を見受けますが私のスタイルは歩くを基本としていますので自分の速度を熟知した上でペース配分をしてコース取りをしています。
なので休憩をよく取られる方はその分も換算してコース計画を立ててください。
コースへ戻ります。
鍋蓋山山頂からは縦走の道標に従い、なだらかなアップダウンを繰り返しながら少しづつ高度を下げていきます。
途中で再度山(ふたたびさんといいます)や再度公園に分岐する道がありますが縦走路の道標に従い下山します。
特に急な下り等はなく清々しくなるような山道を満喫できます。
しばらく下ると道標のない分岐がありますが左が階段になっています。
この階段を上がると大竜寺境内で更に上がると奥の院を経由して標高470mの再度山山頂へ行くことが出来、下ると大竜寺に行くことが出来ますが基本石段ですので特に再度山に行きたいとか大竜寺に参拝したいとか無ければ右のルートを進んでください。
なだらかな下りを進むと左側に大龍寺の石段が見えます。
その前には道標がありますので従いますが少しわかりにくいので大竜寺の石段(山門もあります)のまん前を下り方向に進んでください。
進んだ先に直ぐ分かれ道(右は石段)がありますが無視してさらに進むと十字路がありその上側には道標があります。
市ケ原方面は左ですが正面の道をしばらく行くと善助茶屋跡を経て同じルートに出ることが出来ますが少し遠回りです。(ここには毎日登山発祥の碑があります。)
道なりに下ると大竜寺の立派な赤い山門に出合います。
目の前には普通の道路が走っておりルートはその道路を横断した先にありますので車に注意してください。(山門前にはバス停もあります。)
大竜寺の境内前からしばらくはアスファルトの道が続きますので足を痛めないように注意してください。また特筆するような道でもないので通過点と捉えましょう。
途中476mの高尾山への分岐がありますが今回は行きませんので通過します。
しばらく進むと右手にトンネル?のような建造物が見えます(そっちは行き止まりです。)正面はいきなり細くなりますが待望の土の道になります。
久しぶりの土の感触を楽しみながら進むと川原へ出ます。
ここが市ケ原になり、夏場はバーベキューを楽しむ人がたくさんいます。
川沿いを左に進むと道標とともに木製の橋が掛かっているので渡ります。
渡った先に直ぐ石段がありますので上へあがります。
(渡った先、右方向にもルートがありますが布引の滝経由で新神戸駅に行く道です。)
石段を上りきったところに道標があり右へ行くと布引の滝経由で新神戸駅へと戻れる事が示唆されています。
左に進むと櫻茶屋があり斜め前にはトイレもあります。
櫻茶屋はシーズンと縦走大会の時は開いていますがこの時期は営業されていませんので食料は調達できませんが自販機はありますので飲料水は購入できます。
ちなみに摩耶山前のエスケープはもうここしかありません。
ここで最終決断してください。
布引ハーブ園からロープウェイが出ていますがそこまで行くぐらいなら摩耶山に上れると思います。(稲妻坂手前の分岐をしばらく行きますので結構な上りです。)
摩耶山に向かう方はここのトイレが最後のトイレになりますので必ず済ませておきましょう。(飲料水も最後です。)
ちなみに冒頭で書くのを忘れていましたが飲料水・食料ともに事前に用意しておいてください。(菊水山・鍋蓋山ともに何もありません。)
この時点で時間はどれくらいですか?ここから摩耶山山頂まで約一時間半はかかります。
休憩なしの時間なので休憩しながらだと2時間は見ておきたいです。
この時点でお昼頃であれば櫻茶屋前の広場か少し先に行ったところ左側にお堂前の公園?のような広場がありますのでお昼休憩を取って摩耶山までとし摩耶山からロープウェイもしくはバスで下山してください。
青谷道から阪急王子公園駅まで歩いて下山できますが2時間は必要です。
この時期(冬場)は天候にも左右されますが午後4時を回ると山の中はとても暗くなりますのでどうしても行きたい方はヘッドランプ持参でお願いします。
コースに戻ります。
櫻茶屋の前の道を道なりに進むと一つ目の分岐に出ますがこれは縦走路ではないので二つ目の分岐を目指します。(ここからも同じ場所に出ることが出来ますが今回は縦走路に従います。)
途中何箇所か分岐がありますが全て行き止まりなので注意してください。
しばらく進むと道が右と直進に分岐しており道標は右を示唆しています。(トウェンティ・クロスと天狗道方面と書いてあります。)
またすぐそばには昔の道標で(天狗道マヤ)と刻まれた石柱が建っており趣があります。
ちなみに真っ直ぐに進むと市ケ原砂防ダムに行きます。
右に道標に従い進むとしばらくの上りの後に左へUターン、右へUターンとジグザグに上ります。
上りが少し平坦になったあたりでトウェンティ・クロスとの分岐が現れますので右へ進みます。
真っ直ぐに行った先のトウェンティ・クロスは川を約20回ほど渡渉しますので雨なので増水したあとは注意が必要です。
右に曲がった先あたりから本格的に上ることになるので注意してください。
上っている最中に二つのピークを越えることになります。
二つ目のピークを越えたあたりに布引ハーブ園へ行く道との分岐があります。
ここまでで疲れてしまった人はここからハーブ園に向かいロープウェイで下山できます。
またしばらく行くと425mほどのコブがありますがここからでも布引ハーブ園に行くことができます。
このコブを越えるとしばらくは歩きやすい道ですので体制を整えておいてください。
コブを過ぎてしばらく行ったあたりから上りに入りますがここからが稲妻坂と呼ばれる急登です。
足場も崩れ気味の傾斜のキツイ坂道ですのでゆっくり上ってください。
傾斜がキツイところから緩やかになり2回目のキツイ傾斜をクリアしたあたりが学校林道出合いとなります。
右に下れば最終の自力下山ルートとなりますのでよく考えて行動してください。
この場所からしばらくはなだらかな道が続きます。(多少のアップダウンはあります。)
やがてゴツゴツした岩場が見えてきてこのあたりからまた上りが始まります。
天気が良ければこのあたりから摩耶山の山頂が見え始めますが距離はまだまだあります。
岩場を上りきったあたりに展望休憩ができるようベンチが設置されています。
しばらく進むと黒岩尾根からの合流地点がありますがこのあたりからまた傾斜がキツくなり岩場や階段が待ち受けています。
綺麗に整地された石段が丸太の階段に変わってくればもう山頂は近いです。
長い目の丸太の階段を上り、少し行くと最後の丸太で出来た階段がありますが2~30段程度ですので頑張りましょう。
階段を登りきればNHKの電波塔が目の前に現れます。掬星台まではあと少しです。
実は摩耶山山頂は掬星台にはありません。がっかりするかもしれませんがNHK電波塔の右側から入った小道の先にあります。
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(掬星台です。この日は寒すぎて写真を撮ったらとっとと先へ進みました。)

私も知らなかったので素通りしてしまいました。
ピークハンターの方は気をつけてください。(三等三角点が天狗岩を祀る祠から10m先にあるようです。)
まあ、私の場合近県ですので次回のチャンスに三角点を踏みたいと考えます。(他府県の方は頑張って探してください。)
ここから有馬温泉まではあまり特筆する場所もありませんがアゴニー坂や三國池へ行く山道は素敵です。
ただし、アゴニー坂はあっという間に終わりそこから三國池へ行く道(サウスロード方面)までが結構長いアスファルトの道となり楽しくはありませんし足も痛めやすいです。
また、せっかくサウスロード方面への道までたどり着いてもそこからは石段続きの厳しい道になりますのでそれなりの覚悟が必要となります。(縦走大会時はここで足を痛める人が続出するみたいです。)
それ以外は(特に記念碑台あたりから)舗装路ばっかりの道が延々と続きます。
六甲ガーデンテラスまで完全に舗装路)
ガーデンテラス東端からの縦走路に入れば最高峰まではまあ基本山道ですが(何回かは道路を横断します。)
そんなに楽しいわけではないので私のように有馬温泉に入りたいわけではないという方は摩耶山から青谷道などを経由して下山される方が本格的な山道を満喫できます。
また、ガーデンテラスまで行ってしまうとこの時期は(冬季)有馬温泉へのロープウェイが動いていないので自力下山しか方法がありません。
最終のエスケープとしては記念碑台から阪急バスで阪急六甲駅へバスが出ているようですので時間を確認してください。
ひとつだけお願いですが記念碑台で午後4:00を回っているようなら有馬温泉への下山は諦めてください。
間違いなく暗闇の中の下山になります。(どうしても行く方は熟練者との同行が必須です。)
記念碑台から一軒茶屋まで約1時間、そこから有馬温泉までが約1時間で最低2時間かかります。
これは健脚の方の話で一般の方は最低3時間(休憩なし)は見ておいてください。
私は猛吹雪の中、六甲最高峰まで行きましたがホワイトアウト寸前で先が見えず苦労しました。
やっと吹雪が収まってきたのは魚屋道(ととや道といいます。)から有馬温泉に下る最中でした。
凍えた体を温泉で癒し、ビールで頑張った自分に祝杯をあげてから帰路につきました。