うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

地蔵山から愛宕山への縦走

 
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またまた悪友との山行となった。この人、歳は私より7歳も上なのだが友達を通り越えてお互いに兄弟のような感覚なので基本会話はタメ口である。
性格もよく似ていて互いに極度の負けず嫌いなためこの人といくと時間が読めない。
今回も想定していた時間を大幅に短縮してしまったため登山時間は参考になりません。
あらかじめガイドブック等で確認していただき、計画を立ててください。
さて、地蔵山ですが京都近郊にありながら知名度は低く(一等三角点は京都府内に7山ありますがその中で最高峰948mを誇ります。)愛宕山が古くより信仰の山として京都や近県からの認知度がずば抜けているためすごく良い山でありながら登山者が少ないです。
よかったら一度登ってみてください。
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(地蔵山山頂です。展望はありませんが広いので休憩には適しています)

越畑のバス停から登山道を進むとやがて芦見峠へ出ます。(芦見峠と言いながら標識や案内看板は出ていませんので気づかずに通り過ぎる可能性が高いです。)
地蔵山への標識はありますのでここは右に進みます。
しばらく進むと越畑スキー場跡地に出ますが面影は全くなく跡地と理解できるのはダルマストーブの残骸などが点在しているのでそれかとわかる程度です。
このあたりからしばらく急登が続きますが標識は一切ないのでテープを見失わないようにできるだけ顔を上げて登ってください。
(急登で苦しくなると足元しか見ない人をよく見かけますが良くないです。体をくの字に折ると却って息が苦しくなりますし、前方を確認しないとルートを外す危険があります。)
急登が終わる頃、展望が開け電波反射塔跡地に出ます。裏手に西向宝庫地蔵尊が鎮座していますのでお参りしておきましょう。
そこから5分程度で地蔵山山頂に到達します。山頂は展望こそありませんが結構な広さがありますので休憩するには最適です。(時間によっては昼食を取っても良いと思います。)
山頂から愛宕神社を目指します。(道標もありますので道間違いはないと思います。)
鞍部をひとつ超えるとJRの電波反射板に出くわします。
小さな上り下りを繰り返しているとやがて旧愛宕スキー場跡地の看板が見えます。
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(旧愛宕スキー場跡の看板ですが実際登っても何もありませんでした。)
 
ここから愛宕神社へ各地からの合流点になっています。
しばらく進むと樒原分岐点に出ますので進路を左に取ります。少し進むと今度は竜ヶ岳と地蔵辻の分岐がありますが愛宕神社への道標がありますので迷うことなく進めます。
愛宕神社への参拝を済ませたら火廼要慎の御札をいただくとよいでしょう。(有名です)
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(この山門をくぐり、更に階段を上がったところが本殿になります。)

山門前から清滝に下りていく左側に大きな休憩所がありますので昼食がまだの人はここでとるといいと思います。ただ、夏場でない限り山頂ですので気温が低いです。
防寒対策は必ずしてください。(筋肉を冷やさないように)
ここからは表参道を水尾別れまで下って行きます。
途中、有名で荘厳な趣の黒門がありますので登山者の邪魔にならないよう写真を撮るといいでしょう。
 
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(黒門です。表参道から来るとまずこの門が出迎えてくれます。)

水尾別れを右に行くと水尾の里へ、左に行くと清滝です。足が残ってない人は清滝から下りると距離が短縮できます。(清滝バス停から京都市内へ戻れます)
我々は右の道、水尾の里へ下りました。
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(水尾別れの休憩小屋です。看板が示すとおり右が水尾、左が清滝にいきます。)
 
道は急ですので足元には十分注意して下りてください。たまに走って下りている人を見かけますがこの人たちは愛宕会の人がほとんどで常日頃から愛宕山の表参道を走って上り下りをしている方たちですので真似をするとえらい目にあいます。
ちなみに毎年7月31日深夜から8月1日に掛けて登山をすることを愛宕山千日参りと言いこの日だけは夜中でも要所要所に明かりが灯され深夜登山ができるようになっています。
さて、急な登山道を約1時間掛けて下りると別名ゆずの里と呼ばれる水尾集落へ出ます。
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(水尾の里です。まるで時間が止まったかのような穏やかな空間がそこにはあります。この季節「秋」はゆずの里の名前通りゆずがあちこちで豊かな実を結んでいます。)

事前に予約しておくと温泉と郷土料理を堪能できます。もちろん宿泊も可能です。
宿屋は数件ありますのでインターネット等で調べてください。
水尾の集落に保津峡駅行きのバス停がありますが便数が少ないので事前に調べてください。
我々はここから保津峡の駅まで約3.5kmを歩く選択をしました。
集落から駅までは一般車道ですので車には十分注意してください。
保津峡の山々を見ながら進むとやがて大きな赤い橋が見えます。
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(写真に写っているのは保津峡駅です。駅と言いながら横から見ると鉄橋なのがよくわかると思います。写真では写っていませんが駅の手前に赤い大きな橋があり、渡ると保津峡駅に到達します。)

橋を渡って少しで保津峡駅に到着です。