うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(低体温症)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ

ご無沙汰しております。うめぞーです。

いやあ、インフルエンザが猛威を奮ってますね~皆さんは大丈夫ですか?
空気が乾燥しているせいでしょうか?私も鼻風邪にかかってしまい鼻がモヤモヤしていましたが何とか気合で治しました。
私の場合、かかったかな?と思ったら栄養価の高い食べ物を食べるようにしています。
幸いなことに風邪にかかろうがインフルエンザになろうが今まで生まれてから此の方食欲が落ちたということがないので肉をたくさん食べて治してきました。
まあ、カミさんに言わせると「あなたは他の人と違うので参考にならない。」とボヤかれますが・・・
胃腸はとても大切な臓器ですので気を使ってみましょう。
少し尾籠な話で申し訳ないのですが排便の際、自分のを観察してみてください。
健康であればそこそこの太さ、長さで金色のモノがそこにあるはずです。
ブツブツと途切れたり軟便であったり色艶が悪いのは何らかの疾患がある可能性がありますので医師に相談された方がいいでしょう。

さて、そこで今回のタイトルですが前回冬山に出かけてみませんか?と皆さんを誘いました。
もちろんこの季節は天候に恵まれれば素敵な世界が皆さんを待ち受けています。
ただ、体調を万全に整えていないと思わぬ落とし穴があるのもこの季節ならではです。
なので注意喚起も含めて起こり得る事態を検証してみましょう。

低体温症とは?

言わずと知れたこの季節で一番怖い症状です。
登山は当たり前ですが汗をかくスポーツです。闇雲にウェアを着込んでも汗を逃がしたり乾かせないと途端に体は冷えてきます。
例え、夏であろうとましてや冬なら尚更山頂の気温は平地より低いのが当たり前です。
ましてや風が吹こうものなら体感温度はさらに低くなります。
ウェアを着込む順番や素材を間違えている方が意外と多いのも原因です。
まずは今流行りの網目のシャツ、これは汗を直ぐに上のウェアに逃がします。
次は速乾性のシャツを着ましょう、この二枚がアンダーウェアの基本です。
その上はメリル素材とか保温性の高いものを薄いものから順にしていけば脱いだり着たりすることで体温の調整が可能です。
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(こんな感じで今は大胆なメッシュが主流ですが理にかなっているのでアリです。ちなみに女性用も販売されています。)

上の写真はミレーが出しているドライナミックメッシュですがこの上から速乾性のものを着用すれば汗で出た水分を直ぐに上にあげてくれるので意外と肌自体はサラッと乾いた状態が保てます。
登山の基本は如何に重ね着を軽くできるかという一点に尽きるといっても過言ではありません。
アンダーシャツをヒートテックにしている人を見かけたりしますが高山では死ににいくようなものです。
ヒートテックは汗をある程度熱に変換してくれるスグレモノですが限度があります。
なので直に肌につけてしまうと乾きにくく水分を溜め込む下着と化してしまいます。

山歩きというのはリスクを受け入れる行為ということができます。
急な天候の変化はもちろんですが特に冬山はたとえ良いお天気でも長時間風にさらされていれば結局低体温症のリスクは避けられません。
皆さんは夏場でもクーラーがガンガンに効いた部屋に長時間いて体が冷え切った覚えはありませんか?
女性の方なら冷えすぎて気分が悪くなった経験もおアリでしょうね。
これもごくごく初期の低体温症と言えます。
要は低体温症なんて条件さえ合えばどこでも誰にでも起きうる現象なんです。
ただ、登山という行為自体がよりリスクが高いだけなんです。
たった1℃違っただけで生死を分けた事例もあるくらいです。
私はこの季節必ずホッカイロをたくさん持っていきます。
で、山小屋があればそこで装着し無ければ山頂付近につく10分前に装着します。
装着ポイントは貼るタイプを腰に大きめのを2枚、貼らないタイプを左右のポケットに入れます。
さらに休憩中は貼るタイプを出し惜しみせず2枚太ももに貼り付けて休憩が終われば気になるところに移します。
こうすることで体の冷えを最小限に抑え、筋肉も冷やさないので足が攣ったりすることが防げます。

よくね、寒かったら上からカッパ(レインウェアのことね。)着たらええねんという中高年のハイカーがいますが・・・これが素人考えというか浅はかなんです。
とても良いレインウェアなら通気性も抜群なのでいいのですが普通のカッパでは熱がこもるので余計に汗をかきますしかいた汗が冷えていくのも防げません。
一番いいのは面倒くさいですが一番適温になるようにウェアで調節するのがいいのです。
少し冷えてきたと思えば重ね着して暑く感じたら迷わず脱ぐことが汗を最小限に抑えられると言えます。
体も内側から温められるようにサーモなどのポット式の水筒にお湯を入れておき温かい飲み物が飲めるようにしておきましょう。
紅茶にたっぷりのはちみつを入れて飲めば疲労回復や防寒対策にもなります。
休憩時には寒くなくても風よけのジャンパーは羽織っておきましょう。
手袋もこのシーズン用の防寒がいいものを着用しましょう。
出来れば上がり用と山頂用と下山用の三種類に分けて使うと湿らずに済みますし保温も良くなります。
山頂では出来るだけ耳にも気をつけて耳あてのような感じのものを一つは持っておきましょう。
登っている最中は大丈夫でも山頂で風が強いと耳がちぎれそうになります。
食事も出来るだけ温かいものでカロリーの高いものにしましょう。
よく冷たいおにぎりをほおばっている方を見かけますがおなかが冷えると下痢をしたり気分が悪くなったりしますので注意が必要です。
山頂での大休憩後の下山は特に注意が必要です。
体が冷え切っていると思うように体が動きませんので最初はいつも以上にゆっくり進みましょう。
血の巡りが悪い人は指先などが痺れたようになって感覚が鈍くなっているはずです。
それがほぐれて問題がなくなるまでは無理をしてはいけません。(痛めてしまいます。)

いかがでしたか?山もこの季節とても綺麗ですが低体温症のリスクも避けられません。
山に登るということはリスクを受け入れるということ、覚悟を決めるということは以前からお伝えしています。
ですがほんの少しの気遣いで防げることが多いのも事実です。
皆さんが楽しく登山をされる手助けになっていれば幸いです。
でわでは~~