うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

御嶽山(摩利支天山)前編

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今回はいつもの友人と御嶽山に行って来ました。
と言っても御嶽山自体はまだ規制がかかっているので入山出来ません。
一応噴火警戒レベルは1まで下がっていますが登山道の整備自体が追いついていません。
残念ですが後、2、3年はかかるかもしれません。
今回もとても素敵だったので前編と後編に分けます。
それではコース案内です。
御嶽山へのアクセスは5ルートほどありますが我々が今回選んだのは飛騨口と呼ばれる濁河温泉からのルートです。
濁河温泉をさらに奥まで進むと登山者用の駐車場がありますので車を停めさせていただきます。
無料ですがシーズンによっては満車状態になる可能性があるので注意してください。
登山口は駐車場の前の道からですが先ずは登山届を提出してください。
我々はインターネットで届を提出していますのでそのまま進みます。
直ぐにトイレがありますので済ませておきましょう。
ここから五の池小屋までトイレは一切ありません。
トイレを済ませて先へ進むと直ぐに橋があり、渡った先に御嶽神社里宮がありますので山行の安全祈願して進みます。
ここから登山道となりますが晴れていてもジメジメとヌカルんでいるので足を滑らせないように注意してください。
しばらく進むと仙人滝への分岐がありますので見に行きたい方は左側の滝方面へ進んでください。
行かない方はそのまま真っ直ぐに進んでください。
我々はそのまま真っ直ぐに進みます。(行かない理由は後ほど)
ちなみにこのルートのほとんどは木道なのですが先ほど言ったように晴れていてもジメジメしているために木道が腐って傷んだ部位もありますので足を置く際は注意が必要です。
しばらく道なりに進むと仙人滝と書かれた看板があります。
その先が行かない理由なのですがこの滝は自然の滝ではなく半分人工のために我々は行かないのです。
少し進めば分かりますが堰堤があります。
まあ、堰堤が悪い訳では無いのですがさんざん自然の滝を見て来ているのでわざわざ人工の滝を見に行きたいとは思わないだけです。
誤解の無いようにお願いしますが仙人滝自体は人工ではありません。
滝の更に上流が堰堤だというだけのことです。
仙人滝の看板を越えて更に進めば仙人橋が見えて来ます。
この橋は吊り橋ですが結構安定しているのでそんなに揺れません。
ここから登山道は木製の階段が多くなって来ます。
先ほども言ったように朽ちているので注意が必要です。
本当に朽ちているルートはロープを張ってあるので遠回りですが従って進んでください。
しばらく道なりに進むとジョーズ岩と呼ばれる岩がありますがまあジョークですね。
もちろん大きな岩ですが奇岩と言うほどでもないです。
ただ、一つの目安にはなります。大体ですがこの辺で七合目くらいです。
ここからは結構斜度が上がるのでゆっくり進みましょう。
しばらく道なりに進むと湯の花峠に到着しますがもう少し上がればノゾキ岩と避難小屋の跡地があり、そちらの方が広いです。
苦しい方は立ち休憩くらいにして、息が整ってから進みましょう。
ノゾキ岩の避難小屋跡地は土台がわずかに残っており、それと判る程度です。
もちろんトイレはありませんので注意してください。
ノゾキ岩からしばらく進むと右側にカエル岩があります。
この岩、結構ちゃんとカエルに見えるのに何故かよりカエルに見せたいのか?ペイントしてあります。
自然の物は自然のままにしておいた方が情緒があると私は思います。
カエル岩を過ぎて少し進めば八合目です。
昔はここにお助け水が湧いていたようですが今は枯れていますので注意してください。
ちょうど八合目で休憩していると団体さんが下りて来られました。
色々お話を聞いていると夕焼けはよく見えたけど日の出はガスって見えなかったとの事、残念でしたねとなぐさめて団体さんと別れた我々はいよいよ樹林帯を抜けて森林限界を越えます。
ここからは日差しを遮るものが無いので熱中症に注意してください。
道もこの辺から岩が増えて来てガレ場に変わってくるので足を捻らないように進んでください。
石像がある辺りから道がジグザグに結構な斜度で上がっていくのでペース配分を考えて進んでください。
二つ目の石像は不動明王様で越えた辺りから小屋の屋根が見えて来ます。
ところが何もしていないのに私の両足が攣りそうになりました。
こんな経験はしたことが無いのでビックリしましたがなんとか無事に五の池小屋まで行く事が出来ました。
小屋のスタッフに教えてもらった通りの部屋に陣取り、ザックを置いて先ずは昼食を食べました。
一つだけ残念だったのはこの小屋にはカレーが無いのです。
その代わりラーメンやうどんがあり、とっても美味しいです。
また、この小屋には薪ストーブで焼いたシフォンケーキがあり、ココアと共にいただきましたがとっても美味しいです。
私の両足が攣りそうになったのはどうもシャリバテのようでゴハンを食べたらすっかり良くなったのですが今度は肝心の山がガスっています。
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(登山口です、登山届は必ず提出しましょう。)
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(この注意看板は実にいいことが書いてあります。必ず読んで守りましょう。)
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(まだまだ解除されていないのですが必ず立ち入り禁止区域は立ち入らないようにしましょう。)
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(登山口からすぐにある御獄大明神です。通り道ですので山行の安全祈願をしましょう。)
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(山道はこのように丸太が敷いてありますが湿っているので上に乗ると足をひねる可能性があります。)
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ジョーズ岩で七合目になります。ちなみにジョーズに見えるかは・・・感性です。)
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(湯の花峠です、休憩したいでしょうが狭いのでもう少し我慢してのぞき岩まで行きましょう。)
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(湯の花峠にあるカエル岩です、私が許せないのは自然のものに人間が手を加えて見えるでしょう?的な感じが嫌なのです、色をつけなくてもカエルに見えると私は思います。)
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(八合目です、お助け水は枯れているので水は持参してください。休憩適所です。)
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(八合目を越えると森林限界となり素敵な景色が広がります。)
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(このあたりでいきなり両足がつりそうになり、小屋まで大変でした、どうもシャリバテのようです。)
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(必死になりながら足を引きずるように何とか五ノ池小屋につきました。)

友人としばらく様子を見ていましたがガスが晴れる気配が無いのでそのまま登る事に決めました。
一つは岐阜側と長野側で気流が違うために意外と御嶽山辺りはガスがかかっていない事があるため、期待を込めてという事とガスのせいで誰も行かないみたいなので空いてて良いなと思ったからです。
とりあえず摩利支天乗越まで行って見てダメなら諦めようと二人で登りました。
摩利支天乗越までは結構な急登なのでゆっくり進んでください。
また、この辺からザレ場もあるので足を滑らせないようにしてください。
しばらく進むと摩利支天乗越につきました。
やはり想像していた通り御嶽山側はガスもなく良く晴れてとても綺麗です。
さっそく摩利支天様に感謝を述べて摩利支天山を目指します。
摩利支天乗越までは結構な急登ですがここからはほとんど水平な稜線が山頂まで続きます。
緩やかな斜度のアップダウンがあるくらいでのんびり進む事が出来ます。
摩利支天山御嶽山の外輪山となり、岩山のため山頂は広く無いので休憩には不向きですが二人くらいならなんとか休憩出来ます。
ただ、人が来た場合は譲り合いましょう。
この日は我々以外誰も居なかったのでのんびりコーヒーを楽しみながら休憩出来ました。
雄大御嶽山を眺めながらの休憩は最高でした。
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(シフォンケーキで癒されて足も回復したので摩利支天山を目指します。)
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(3000級の山はいきなりガレ場が始まるのが特徴と言えます。)
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(もちろん傾斜も急になるのと空気が薄くなっているので焦ると高山病になります。)
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(予想したとおり摩利支天乗越まで来るといいお天気でした、摩利支天様に感謝します。)
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(らくだのコブのようなギザギザのところが摩利支天山です、摩利支天山は外輪山になります。)
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摩利支天山山頂です、そんなに広くないので人が多いときは譲り合いです。)
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(奥が御嶽山ですので入れませんが手前の小屋(緑があるあたり)までは行くことができます。)
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(小屋まで戻ってきました、夕食まで時間があるので付近を散策します。)
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(小屋の裏手にある祠は飛騨頂上と呼ばれるところにあります。無事にここまで来られたことを感謝します。)
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(私の大好きな天狗様はここでは山の神様として祀られています、天狗様は空神様でもあります。)
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(山が茜色に染まりゆくのを眺めながら飲むビールは最高です。)
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(私はこの雲がどうしても二羽の鶴に見えて仕方がなかったので写真に収めました。)
ゆっくり休憩出来たのでのんびりと五の池小屋へ戻ります。
夕食までまだ時間があったので周囲の散歩をします。
小屋の左側は飛騨頂上となり、社が祀られて居ますので参拝します。
素敵な夕食と夕日を堪能した我々は明日の日の出と御池めぐりの為、早めに就寝します。
後編に続きます。