うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康 (不動明王様)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
お久しぶりです。うめぞーです。

最初に僕ら世代(ちびまる子ちゃんの世界観がわかる世代)のトップアイドルであった西城秀樹さんがお亡くなりになられました。
大変ショックです、大好きでした、レコード全部持ってます、カラオケでの締めによく歌います。
寺内貫太郎一家・・・ずっと欠かさず見ていました。
早すぎます、闘病されていたのは存じ上げていましたが・・・心からご冥福をお祈り申し上げます。

さて、今回のタイトルですがそんな秀樹さんのご冥福を祈る意味でも私のコレクションを紹介しながら大好きな不動明王様のことを少し語らせてください。
不動明王様と大日如来様は元々が同じ神様で大日如来様の内証(内心の決意)を具現化したのが不動明王様と言われています。
憤怒の表情をされていますが天地眼(右目は上へ左目は下へもしくは眇める)と牙上下出(片方の牙は上へもう片方は下へ剥き出された状態)に代表されるように降魔の相とも言われたお顔をされていることが大半です。
右手には降魔の剣とされる三鈷剣を持ち、左手には羂索(けんさく・けんじゃくと呼びます。)を持ち、極力仏具は持たず軽装で髪の毛は怒りによって逆巻くのを弁髪にまとめ上げた形が一般的です。
剣は竜が巻きついている場合も有り倶利伽羅剣と呼ばれています。
背光は迦楼羅焔を背負い岩の上に座るか立っていらっしゃいますがこのお姿は「一切の人々を救うまでここを動くまじ」という固い決意から岩座(金剛石=ダイヤモンド)の上との解釈がされています。
でね、なぜゆえに不動明王様かと言うと山に行くと実に様々でたくさんのお像にお会いするからです。
最初は意味が分からず不思議だったんです。
役行者が祀られているのはわかります。山岳信仰の礎を作られたからですから・・・でもお不動様はなぜなのかな?と興味を持ったので調べてみたら降魔調伏の守護神として修験道密教に浸透して行ったそうです。
なので修験の山と呼ばれる山や霊山には必ずと言っていいほどどこかしらで見かけます。
私も若い頃は「恐ろしい顔をされてるな~」くらいの見識でしかなかったのですがこの頃お像を拝見すると奥底に慈愛や悲哀を感じることがあります。
今回は私が感じたものを皆さんにも感じていただきたかったのでコレクションを掲載します。
イメージ 1
(磨崖仏のお不動様ですが実に大きくて剣だけで2mは超えます。下の小屋と比較してください。)
イメージ 2
山上ヶ岳にあるお不動様です、ふたりの童子を従えているのは珍しいタイプです。)
イメージ 3
(一番オーソドックスなのですが逆に一番見ることが少ないパターンのお不動様です。
イメージ 4
(洞窟に祀られたお不動様です、後ろは八大竜王、右は役行者が祀られている大変貴重なお像です。)
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(私のコレクションの中でも一二を争うくらいのお像です、鎌倉時代の作だそうです。)
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(登山をしなければ絶対にお目にかかれないお像です。珍しいのは箱入り地蔵さまと一緒です。)
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(個人的に大好きなお像です、お不動様なのにちっとも怖さを感じません、温厚なお顔立ちです。)
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(三鈷剣・迦楼羅焔・羂索がはっきりわかります、こういうお像は修行の寺院に多く見受けられます。)
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(立派な立像です、お顔は正しく忿怒の形相でとても怖いですがずっと見ていると慈愛を感じます。)
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(磨崖仏の中でも珍しい技法で彫られている大変貴重なお不動様です。)
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(お不動様とお地蔵さまが仲良く並んで一つの石版に収まっているのは大変珍しいです。)
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(これも山深いところにあるので登山をしないと見に行けません、立像と坐像が隣同士です。)

いかがでしょうか?
本当はもっとたくさんのコレクション(これって罰当たりかな?神様ですので言い方ってありますよね。申し訳ありませんがもっと気の利いた言い回しができませんので許してください。)があるのですが全てをお見せできないのが残念です。
山に登ればいろんな場所でお見かけすることがあると思います。
私は必ず手を合わせて山行の無事を祈願しています。
不思議なもので若い頃は見ても特段の感情を持たずにいましたが何回も怖い目(遭難一歩手前や滑落したりしてから)命を助けていただいているという認識を持つようになりました。
それからは山に祀られた仏像や祠には意味があると気づき、必ず手を合わせるようになりました。
ゴリラーマンも全く同じで我々は本当に山に愛されていると感じます。
つい先日も遭難を覚悟するような自体に陥りましたが不思議な出来事が起こって助かりました。
この話は本当に不思議なので次回に詳しくお話させていただきます。
遭難が続いています・・・痛ましいです・・・新潟の件では2週間になりますが未だに発見されていません。
おじいさんが毎日捜索隊に頭を下げておられるのを見て胸が痛くなりました。
滋賀県では続々と見つかっていますが・・・全てお亡くなりになっています。
残された家族の心中を思うと・・・本当にやるせなくなります。
どうかみなさん、軽々しい登山をせずにどんな低山でも舐めずに挑んでください。
私はいつでも登山が終わって無事に家にたどり着いた時に山の神様・役行者・天狗様に感謝を口にしています。
自分の力だけではない目に見えない力が働くことは山では多々あります。
それを偶然と片付けるのは簡単ですが毎回毎回偶然が起きるのでしょうか?
もちろん自分の力を最大限に活用して登るのが山です。
準備を整えず、知識をつけず、体力もおろそかな人間には恩恵はないでしょう。
人知を尽くして天命を待つということわざがあります。
全てをやり尽くして初めて目に見えない力が加護してくださると私は思います。
これからますます登山に適した季節がやってきます。
どうか準備万端で挑んでください、家族を悲しませないように最善の処置をしてから登ってください。
天気がいいからとふらっと出かけるのはやめましょう。
事前に計画を立てて家族にも詳しく説明した上で出かけましょう。
朝一番から登って午後3~4時に下山もしくは山小屋に到達するのが基本です。
皆さんが楽しく幸せな登山をされることを祈りながら終了です。
でわでは~~( ´・ω・`)ノ~バイバイ