うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

蔵王地蔵尊に会いに

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今回は出張先の山形で仕事の都合から現地休暇となった為、かねてから行きたいと思っていた蔵王連峰にチャレンジして来ました。
ただし、仕事で行っている為、山道具は一切ありませんので無理の無いプランで登らなくてはいけないので慎重に計画を立てて挑んだのですがあいにくの天気と思わぬ雪渓に行く手を阻まれ計画を大幅に変更してなんとかクリアして来ました。
それではコース案内です。
JR山形駅から蔵王温泉バスターミナルまでバスが出ているので利用します。
時間も朝早くから出ているのでコースによってプランを立てると良いでしょう。
蔵王温泉バスターミナルから次はロープウェイ駅に向かいます。
最初は蔵王ロープウェイ山麓線で観松平経由の祓川コースを登る予定でしたがなんと、ロープウェイは6月3日まで運休しているとのこと、事前情報を集めていなかった私が悪いのですがここで急遽予定変更します。
結局、動いているロープウェイは一本だけで中央ロープウェイで鳥兜山駅まで行くルートしかないので地図を確認して鳥兜山から紅葉峠経由で地蔵山を目指すコースを選択します。
イメージ 4山形駅です。)
イメージ 5(このバスターミナルから蔵王温泉に向かいます。)
イメージ 6蔵王温泉のバスターミナルすぐにこの案内図があるので参考にしましょう。)
イメージ 7(私が予定していたルートへ行くためのロープウェイは運休でした。残念です。)
イメージ 8(結局ロープウェイは一本しか運行していなかったので紅葉峠経由で登頂することにしました。)

事前情報を集めていなかったとは言え一応、山岳地図とガイドブックは事前に買っておいたので一通りのルートは頭の中に叩き込んでおいたのでそこはスムーズに予定変更します。
天候は曇天でしたが一応、昼から回復するとのことだったので期待してロープウェイに乗り込みます。
観光客もそこそこいましたが私のように山を登る予定の方はいないようなので静かな山行になるなぁと一安心します。
ところが山頂駅に着くと辺り一面ガスで真っ白です。
視界は約10メートル前後で当然ですが景色など一切楽しめる状況ではありません。
それでも天候の回復を期待して先へ進むことにします。
鳥兜山山頂は駅の直ぐ隣なので観光客はみんなそちらへ向かいます。
私は駅を右に出てまずは紅葉峠を目指します。
アスファルトの道をしばらく進むと目の前に石段が数段あり、上がったところに高松宮妃の石碑があります。
この辺りが紅葉峠になります。
ここから道標に従い、周遊路を進みますがここからは山道になるので最低でも靴はトレッキングシューズでないとこの先は進みにくくなります。
しばらく平坦な山道を進むと片貝沼との分岐に出ます。
片貝沼へは帰路に訪れることにしてまずはトニー・ザイラー顕彰碑を目指します。
この顕彰碑の先が地蔵山への登山口となるので一つのポイントとして覚えておくと良いでしょう。
山道や車道を横切りながら進むと顕彰碑が見えて来ます。
イメージ 9(遊歩道途中にはこの双龍の松があります、かっこいい枝ぶりです。)
イメージ 10(周遊路のいたるところに案内図があるので参考にしましょう。)
イメージ 11トニー・ザイラー顕彰碑です、登山口の目安となります。)
イメージ 12(この道標に従い、ゲレンデを上がるのですが右側に登山道があるのでそちらを利用しましょう。)
イメージ 13(この木を越えたら右側に登山道があります、ゲレンデを直登するのは滑るので危険です。)
イメージ 14(ゲレンデだけあって結構な斜度です、この先にはざんげ坂と呼ばれる急登も待ち構えています。)

顕彰碑の右斜め前に道標があり、地蔵山への直登を示唆しています。
従い、進むとゲレンデを直登する形になりますがゲレンデを登ると足元が滑りやすいので右横の登山道からアプローチしてください。
しばらく進むと一回ゲレンデに出なければならないのですが直ぐに右横の登山道へ戻ることができるので登山道を進みます。
ゲレンデを左斜めに横切るように進むと木製の階段が現れます。
ここを上りきるとコースは左に進路を変えますがここまで結構な急登だったので一息入れてもいいでしょう。
ここからも急登が続きます。
ちなみにこの坂道はザンゲ坂と言うそうです。
長くキツい坂道を上がった先が私がお会いしたかった蔵王地蔵尊がいらっしゃいます。
大きなお地蔵様でゆうに2メートルは超えます。
写真を撮りまくりご挨拶を済ませたらまずは三宝荒神山に向かいます。
先ほどの地蔵尊の左側に登山口があります。最初は木製の階段の一本道ですが途中で道は左右に別れます。
どちらに進んでも山頂に到達しますが右回りで進むと帰り道は花を眺めながらの散歩感覚で進めるのでオススメです。
山頂はベンチが設けてあり、休憩できますがこの日はガスの上に結構な風が吹いていたので写真を数枚撮って下山します。
地蔵尊まで戻ったら次の目的地である地蔵山を目指すために道標に従い、進むと⁇なんと?5月も終わりだと言うのに雪渓が行く手を阻みます。
慌ててもう一つのコースから進もうとしますがこちらも雪渓が行く手を阻みます。
さすがに山道具を何も持って来ていないのでここは潔く諦めます。
イメージ 15地蔵尊のそばには案内図があるので登山ルートを確認します。)
イメージ 16(私がお会いしたくて山行の決め手になった蔵王地蔵尊です。大きなお地蔵さまです。)
イメージ 17三宝荒神山はこの案内図のとおり周遊できるのですが右回りがいいでしょう。)
イメージ 18三宝荒神山山頂です。)
イメージ 19(右回りで下りてくると桜の花が見られます。)
イメージ 20(地蔵山を目指そうとすると無常にも雪渓が行く手を阻みます。)

地蔵尊の近くにロープウェイの駅があるのでトイレを拝借して入り口のところに灰皿が設けてあったのでタバコ
憩をしていると全身を山装備で固めた登山者がお一人でやって来られました。
ああ〜装備があればなぁ〜と羨ましく見ていると向こうは向こうで普通のカッコで来ている私を見て怪訝な面持ちです。
そりゃそうだよなぁ〜と思います。
私も同じ立場なら相手のことを無謀な人だなぁ〜と思うでしょう。
その方に心の中で普段はちゃんとしているんですと詫びながら下山します。
片貝沼の分岐まで戻ったら次の目的地である五郎岳を目指します。
片貝沼を右手に見ながら気持ちの良い山道を歩いて行きます。
しばらく進むと今度は左側に目玉沼が見えて来ます。
そこからさらに進むと道は下って行きます。
アレ?下って行くのが正解だったっけ?と少し不安になったので地図を取り出し確認していると前方からご婦人方3人組が来られたので五郎岳の情報を聞きました。
とても親切に教えてくださいました、その節はありがとうございました。
道が正しいことを確認できたのでノンビリと進みます。
基本は一本道ですが道標によっては?となるので一つのポイントとしてウツボ沼を目指すと良いでしょう。
ウツボ沼を周遊するようにグルっと回って進むと少し坂道を上がった先が五郎岳の登山口となります。
ちなみにウツボ沼方面から来ると右側が五郎岳の登山口で左側が三郎岳の登山口になります。
まずは五郎岳から攻めに行きます。
緩やかな上りが少しずつ急になったかなぁと思ったくらいであっさりと五郎岳の山頂に到着します。
ここには三角点と標高道標がありますが山頂は広くないので休憩には不向きです。
ただ、良いお天気なら素敵な景色を眺めることができたはずなので残念でしたが綺麗に咲き誇る花々が少し癒してくれました。
五郎岳から下山したら次は三郎岳を目指します。
三郎岳への道は五郎岳への道と趣きが異なり、樹林帯の中を森林浴を楽しむように進んで行けます。
上りも五郎岳と比べたら緩やかなので散策気分で進んで行ったのですが途中にあった小さめの雪渓を通過した時に少しイヤな予感がします。
そこからさらに進むとイヤな予感が的中してまたしても雪渓が行く手を阻みます。
イメージ 21(片貝沼まで戻ってきました。)
イメージ 22(五郎岳登山口です。周遊路を結構歩くので注意してここまで行きましょう。)
イメージ 23(ガスのせいで景色は最悪ですが綺麗な花が癒してくれます。)
イメージ 24(五郎岳山頂です、ガスさえなければ絶景が広がっているはずです。)
イメージ 25(五郎岳を下りて次は三郎岳を目指します。)
イメージ 26(山腹で小さな雪渓を発見します、イヤな予感しかしません。)
イメージ 27(やっぱりか~と落胆しますがここは装備がないので無理はしません。)
イメージ 28(そんな私を不憫に思ったのか山の神様から少しだけプレゼントがありました。)
イメージ 29(紅葉峠に戻ってきました。)

残念でしたがここは無理しても何も良いことはないので諦めて来た道を引き返します。
中央ゲレンデから紅葉峠に戻ったら鳥兜山山頂駅を目指します。
途中に鳥兜山山頂への道があるので山頂を目指します。
所詮は観光客の散策ルートなのでものの5分程度で山頂に到着します。
しかし、標高は1350mを誇る山なので晴れていれば素晴らしい景色を堪能できたはずなのでここでも残念な気分になります。
しかし、あまり人に知られてはいませんがここにも三角点があります。
平和の鐘の裏側にひっそりとあるので見落とさないようにしましょう。
イメージ 30(この平和の鐘の裏側にひっそりと三角点があります。)
イメージ 31(鳥兜山山頂です。)

一通り堪能できた私は直ぐ側のロープウェイの駅から下山してさっさとホテルに帰り温泉に入ってウサを晴らすように飲みに行きました。
登頂した山。三宝荒神山、五郎岳、鳥兜山、総行程12km お疲れ様でした。