うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(健康登山パート2)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
ご無沙汰しています。うめぞーです。

今日はあいにくの雨ですね、本当はゴリラーマンと山に行く予定でしたが日曜日に延期しました。
なので久しぶりにブログを更新させていただきます。(*´∇`)ノよろしくお願いします。

さて、今回のタイトルですがこの頃よくほかの方の動向を見る機会が多いのですが・・・
まずは駅前やそのへんの集合場所でストレッチをしている方々、ちょっと危ないな~と思います。
ラジオ体操よろしくやっておられる方、入念に足の筋(特に踵)を伸ばしておられる方・・・う~んちょっと違う。
筋を伸ばすこと自体はものすごくいいんですがやり方が急すぎるんです。
みなさんもカカトの腱を伸ばすとき( ・`ω・´)フンフンって気合を入れて伸ばしてませんか?
これね、アキレス腱をいたずらにダラっとさせているだけなんです。
こんな状態で歩き出したら足首がゆるくなっているので足を痛めてしまいます。
腰も一緒、思いっきり左右に振っておられる方を見かけますが筋痛めますよ。
ウォーミングアップは筋肉を温めるのが目的なので短時間でイタズラに筋や筋肉を痛めつける行為を自ら行っていると怪我の元ですのでこういう運動するくらいなら登山口までゆっくり歩くほうがよっぽどましです。
また、こういう人達に限って何をどれくらいということを決めていないので適当です。
パーティーなら(2人からでもできます。)一番いいのはおしくらまんじゅう、短時間で適度に温まります。
恥ずかしいと思う方がいらっしゃるかもしれませんが登山の格好でストレッチやラジオ体操もあんまり変わりません。
どうしても筋を伸ばさないと不安な方は太極拳の要領でゆっくりゆっくり伸ばしましょう。
筋肉というのは温めて使わないと疲れたり翌日の筋肉痛につながります。
なのでおしくらまんじゅうのように少し汗ばむくらい動かすと楽しいし歩くのも楽になります。
一人の方(私も単独行が多いのですが)は四股(おすもうさんがするやつね。)を踏むと短時間で体が温まります。
四股も思いっきりではなくゆっくり足を上げてゆっくり下ろすを繰り返すと体の負担が減ります。
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天狗岳ですね、今年も元気に3000m級の山々に出かけますよ。)

皆さんは休憩をどうされていますか?
景色のいいところを見つけたらその度に?疲れたら?30分ごと?どれもが正解とも言えるし不正解とも言えます。
まず、休憩なのですが時間はどれぐらい取られていますか?
小休憩は10分程度、大休憩は1時間程度?これも間違いではないですが・・・歩き始め辛くないですか?
筋肉というのは温まっても少しの時間動かさないだけであっという間に冷めてしまいます。
特に冬場や春先などは冷めやすく風の影響も多々受けます。
一番いいのは疲れない速度で歩き通すこと、もちろんいい景色や見たいものがある場所ではゆっくり見てください。
要は必要以上に休憩を取ると却って疲れるということが言いたいんです。
山はいろいろなことを想定しておかなければなりません。
言い換えると歩きっぱなしということもありえるのです。
「そんな長距離の山に行かへんし関係ないわ」と思っているあなた、本当ですか?
例えば天気予報では晴れ、当然雨具を必要としないので持ってこなかったあなた、雨がいきなり降ってきました。
しばらく様子を伺いましたが止みそうにありません、今は山頂なので下山するしか方法が無ければ当然ですが歩き出さなければいけませんね?
わずか1~2kmならさほどでもないでしょうが登山口まで5km以上あればどうします?
その間、休憩なんてする場所も無ければ?晴れていれば「どっこらしょ」っとそのへんに腰掛けられるでしょうが雨足が強ければもうひたすら下りるしかないですよね?
ところが山というのは下山だから必ず下りだけとは限りません。(そんな山は独立峰である富士山だけです。)
当然少なからずのアップダウンがあるのが普通です。
普段から必要以上の休憩を取っているとこういう行動について行けません。
休みたい・・・でも雨が降っているから休む場所がない・・・体が鉛のように重い・・・多くの遭難者はこんな感じで遭難するんです。(持病を持っている方はこういうことが原因で発症して亡くなられています。)
イカーが増えましたね~~高齢者の多くは登山者というよりハイカーです。
でもね、登山をするということは山に登るということなんです。
ハイキングとはわけが違うんです。
平坦な景色のいい道ばかりじゃないんですね、当然ですがそれなりの標高にたどり着くためにはご自身の足で登らなければ行けません。
皆さんは車に乗られますか?大半の方がご自身で運転されておられると思います。
どうですか?街中を信号で寸断されて走行しているより郊外(高速道路等)を一定の速度で運転しているときのほうが燃費がいいでしょ?
人間の体も同じことが言えます、体の負担が最小限度になる速度をご自身に当てはめて出来るだけ余分な休憩を省けるようになれば行動距離も増えますしイザという時に真価を発揮するでしょう。
ここで誤解の無いようにお願いしますが休憩が悪いとかを言っているんじゃないんです。
もちろん、水分補給などで立ち止まるのは必要不可欠です。(目的を持った歩行停止だと私は思います。)
ただ、「え~こんなところで休憩するの?」と思うような方をよく見かけませんか?
皆さんがそう思うということは正直無駄な休憩です。(私はズボラ休憩と呼んでいます。)
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(今年はいい具合に梅が綺麗な時期に山に行くことができました、次は桜を楽しみにしています。)

皆さんは山での食事をどうしておられますか?持参のおにぎり?ストーブで湯を沸かしてカップ麺?
何にしても山(特に山頂や景色のいい場所)で食べる食事は格別に美味しいですよね。
ところがこの頃疑問に思うのがまだ山頂でもないのにお昼を食べておられる方を見受けます。
人がどこで何を食べようがその方の勝手なのでとやかく言うことはないのですが・・・
まず、体には相当な負担がかかります。
人間は食事をすると消化に約2時間はかかると言われています。
その間、血流はお腹に集まり消化を助けています。
それをいきなり歩き出して筋肉に回そうとすると・・・まずは横腹が痛くなります。
元々消化が弱い方なら気分が悪くなり最悪吐き気をもよおすでしょう。
なので私は出来るだけ行程が下りだけになるような状態で食事を取るようにしています。
これは上りより下りの方が体への負担が少しでも軽減されるからです。
また、ひとりの時はハイドレーションで水分を補給してウェストポーチに入れているチョコや柿の種など行動食で賄い、下山後に食べるようにしたりしています。
どうしても上りを残したまま食事を取られる時は出来るだけゆっくり休んでから行動再開しましょう。
最初は普段の半分以下になるくらいの速度で歩き出しましょう。
それでも苦しくなる時は無理せず立ち休憩を混ぜながら進むとかなりましです。
特に持病のある方は気を付けないと血流がお腹に集中すると立ちくらみなどで倒れたりした際に脳や心臓への負担も一緒に吹き出たりするので注意してください。
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(今年もたくさん磨崖仏を見学しに行きたいと思っています、磨崖仏特集第二弾をご期待下さい。)

皆さんは持病をお持ちですか?お持ちの方は大変ですけどめげずに頑張りましょう。
ところでお持ちの方はお医者様には相談されていますか?
ところが相談されてもお医者様の答えは2通りしかないはずです。
1、特に問題はないと思うので気をつけてチャレンジしてください。
2、あまりお勧めできませんね、何かあってからでは遅いですしね。
これは仕方がないことなんです、1の場合は比較的症状が安定しているか軽度の場合。
2の場合はお医者様自身責任を取れと言われても困るために使う言葉なんです。
みなさんの健康に関してはアドバイスが出来るとしても運動に関して(特に登山はわかりにくい。)お医者様がアドバイスをするということはそのお医者様自身が登山をされていない限りしていただけないと思う方が自然です。
そうかと言って何も担当医に言わないのはいけません。
ある程度の行動は教えてあげてください。
笑い話ですが私は糖尿病のため月一で主治医の診断を受けていますがあるときの診察の日に担当医が目の色を変えて「うめぞーさん、今すぐ心電図を取ってきてください。」とおっしゃったんです。
いや~焦りましたよ、何事か?と言われるままに心電図をとっていただき主治医のもとに戻ると主治医は困惑した面持ちになり「うめぞーさん、何かした?CPK(クレアチン燐酸化酵素のこと)の値が上がってるけど・・」そうなんです、この値が上がるということは糖尿病ではよくあることらしく心臓がダメになった時に出るそうでかわいそうな主治医は焦ったそうです。(もちろん心臓は何事も無かったので困惑されたんです。)
ところがこの値、筋肉痛でもよく出るんです。
要は私がハードな運動をしていたからなんですが(こんときは腹筋を鍛えてました。)先生に申告していなかったのでいらぬ心配をかけてしまったんです。((ヽ´ω`)トホホ・・申し訳ない)
それからは月に何回程度登山をしてどういうトレーニングを普段しているか申告するようになりました。
もちろん、主治医からは検査結果が私の行動にどのようにつながっているか教えていただけるようになったので私もいろいろな目標を立てられるようになりました。
ただ、データや書籍でもその病気に対して登山はこうするべきだとか明確なものはないのでご自身の体調を一番のデータだと考えて山行してください。
お友達が誘おうがなんだろうが体調の悪い時に無理はしないこと。
もう山小屋に予約を入れたから、ツアーの予約を変更できないから・・・こんなことで命を落とす方がナンセンスです。
実際、夏山(特に高山)では持病の悪化から毎年数名の方が亡くなられています。
人に迷惑をかけるとか嫌われるとか言う前に登山道で死んでる方がよっぽど迷惑ですし嫌われます。
下手したら山小屋ではずっと名前が覚えられているでしょう。(悪い意味で)
事故は想定外で起きることもあるので防ぎようが無いかもしれません。
が、持病での病死は想定内なのでいくらでも防ぎようがあります。
これからはとてもいい季節です。
新緑を楽しみに春の花々を愛でにいろんな山に出かけましょう。
でもそのためには健康であることが大前提です。
皆さんが健康で楽しく登山できるよう祈念して終了です。
でわでは~~~( ´・ω・`)ノ~バイバイ