リトル比良縦走
この縦走は意外に厳しい道なので自己責任でお願いします。
天候がいい時はそれほどでも無いのかも知れませんが雨が降ってくると途端に道が荒れるので気をつけてください。
また、エスケープルートがほとんど無いため事前によくプランニングしてチャレンジしてください。
それではコース案内です。
JR近江高島駅で下車するのですが近畿圏の方なら湖西線と琵琶湖線の区別がつくのでしょうが他府県の方は注意してください。
ちなみに湖西線に乗ります。
京都駅からは同じホームから出ているので乗り間違えないようにしてください。
近江高島駅の前にはガリバーのモニュメントがあります。
また、駅を出て左側には周辺図がありますので参考にしてください。
まずは駅を出て北に向かいます。(大きな道です。)
しばらく進むと大きな道と交差しているので右へ進みます。
そうすると目の前に中学校が見えてくるのでまずは中学校を目指してください。
中学校まで来るとリトル比良への道標がありますのでここからは道標に従い、進みます。
しばらく進むと音羽というバス停がありますので左側に進みます。
ちなみにアスファルト歩きが嫌な方は近江高島駅から音羽までバスが出ているので時刻表を確かめてプランニングするといいでしょう。
しばらく進むと目の前に大炊神社が見えて来ます。
(近江高島駅です。)
(ざっくりですが周辺図があるのでまずは高島小学校・中学校を目指しましょう。)
(学校までくればこのようにリトル比良の道標があるのでここからはこの道標に従いましょう。)
(大炊神社です。登山口は左の道を進んでいきます。)
ここにはベンチがあるので衣服の調整や用意などに活用させていただくといいでしょう。
熊鈴もここから付けましょう。
私は神社に参詣して安全祈願をしました。
神社の前を左に進むと獣よけのゲートがあるので開けたら必ず閉めてください。
ゲートを抜けた先から本格的な山道に入りますがこの辺りは結構枝道が多いのでルートを確認しながら進んでください。
道も最初の方は大きな道ですがだんだんとシダに覆われて細くなって行きます。
しばらく進むと賽の河原に出ます。
熊鈴もここから付けましょう。
私は神社に参詣して安全祈願をしました。
神社の前を左に進むと獣よけのゲートがあるので開けたら必ず閉めてください。
ゲートを抜けた先から本格的な山道に入りますがこの辺りは結構枝道が多いのでルートを確認しながら進んでください。
道も最初の方は大きな道ですがだんだんとシダに覆われて細くなって行きます。
しばらく進むと賽の河原に出ます。
(このゲートからがいよいよ登山口ですので気を引き締めて行きましょう。)
(賽の河原までがある意味一番の難所かもしれません。分岐がやたらとあります。)
(賽の河原です。ここまでくれば道迷いの心配はほぼなくなります。)
(右側の道標に従い、まず目指すのは岳山です。)
ここは元々、観音堂への参詣道だったのでその名残です。
ここも分岐になっていますが道標がありますので従い、進みます。
この辺りから徐々に上りになって行きますがそれほどでも無いのでゆっくり進んでください。
この日はこの辺りからポツポツと雨が降って来ました。
天気予報では午前中は晴れて午後から雨の予報だったので早まったか?と思いながら進みます。
しばらく進むと目の前に大きな石灯籠が見えて来ます。
ここがビューポイントで琵琶湖を眼下に出来る場所なのですがあいにくの雨であまり景色は楽しめませんでした。
それでも何枚か写真を撮って進みます。
次は右側に白坂と呼ばれる砂礫で出来た山肌が現れます。
ここもとても綺麗ですが滑りやすいので基本は行かないようにしてください。
行政から禁止はされていないので行くなとは言いませんが自己責任でお願いします。
この辺りで雨足が強まったのでとりあえずザックカバーだけ装着します。
もちろん雨具は持って来ていますが岩がゴツゴツしたような道だったので破れたら嫌だなぁと思い、しばらく様子見で進むことにしました。
ここからしばらく進むと弁慶の切石があります。
ここから少しずつ急登になって行くのと道は広がりますが粘土質の道なので滑らないように注意してください。
しばらく進むと目の前に石造観音三尊(元獄岩屋観音)の祠があります。
ここまで無事に来られた事を感謝して次の目的地であるおうむ岩を目指します。
ちなみにこの祠の裏側が岳山山頂になります。
おうむ岩までもアップダウンがありますのでゆっくり進んでください。
おうむ岩は晴れていれば景色の良い場所なのですがこの日はあいにくの雨であまり景色を楽しめませんでした。
ここも分岐になっていますが道標がありますので従い、進みます。
この辺りから徐々に上りになって行きますがそれほどでも無いのでゆっくり進んでください。
この日はこの辺りからポツポツと雨が降って来ました。
天気予報では午前中は晴れて午後から雨の予報だったので早まったか?と思いながら進みます。
しばらく進むと目の前に大きな石灯籠が見えて来ます。
ここがビューポイントで琵琶湖を眼下に出来る場所なのですがあいにくの雨であまり景色は楽しめませんでした。
それでも何枚か写真を撮って進みます。
次は右側に白坂と呼ばれる砂礫で出来た山肌が現れます。
ここもとても綺麗ですが滑りやすいので基本は行かないようにしてください。
行政から禁止はされていないので行くなとは言いませんが自己責任でお願いします。
この辺りで雨足が強まったのでとりあえずザックカバーだけ装着します。
もちろん雨具は持って来ていますが岩がゴツゴツしたような道だったので破れたら嫌だなぁと思い、しばらく様子見で進むことにしました。
ここからしばらく進むと弁慶の切石があります。
ここから少しずつ急登になって行くのと道は広がりますが粘土質の道なので滑らないように注意してください。
しばらく進むと目の前に石造観音三尊(元獄岩屋観音)の祠があります。
ここまで無事に来られた事を感謝して次の目的地であるおうむ岩を目指します。
ちなみにこの祠の裏側が岳山山頂になります。
おうむ岩までもアップダウンがありますのでゆっくり進んでください。
おうむ岩は晴れていれば景色の良い場所なのですがこの日はあいにくの雨であまり景色を楽しめませんでした。
(石灯籠から琵琶湖を見下ろします。写真ではわかりにくいかもしれませんが石灯籠は約3mほどあります。)
(このあたりからはこういう形のちゃんとした道標があるので安心して進むことができます。)
(白坂です。いいお天気ならいいでしょうがただでさえ砂礫で滑りやすいので注意が必要です。)
(もともと岳山までは信仰の道であるため石灯籠や石畳があり、情緒のある道です。)
(ただし、いい道ばかりではありません。崖崩れも起きていますので注意が必要です。)
(岳山山頂です。観音様が安置されているのでここまで無事にこられたことを感謝します。)
しかし、それよりも困ったのが東屋など休憩出来る場所がないのにこの雨では食事をすることもできません。
雨だけではなく風も吹いているのでどうしようか?と途方に暮れます。
とりあえず山の神様に食事をする間だけでも晴らしてくださいとお願いしながら次の目的地である岩阿沙利山へ向かいます。
岩阿沙利山への道はいきなり急な下り坂になるので足を滑らせないように気をつけて進みます。
急な下り坂を下りきると今度は同じぶんだけ登り返す事になります。
コレが結構メンタルにくるので縦走を計画される場合はよくプランニングしてください。
ちなみにこのルートはほとんどこんな感じで一体いつまで歩けばいいの?と思うくらいアップダウンがあります。
ピークが見えて来て着いたかな?と思ったらさらにその向こうにピークが見えて来ます。
なのでメンタルが弱い方は注意が必要です。
心が折れると体力が急激に奪われます、ましてや天候が悪いとなおさらです。
何回かアップダウンを繰り返してようやく岩阿沙利山に着いた頃には私の願いを聞き届けてくださったのか?
急激に天候が回復しました。
それこそまるでマンガのように厚く垂れ込めていた雨雲がどこかへ行ってしまい、ドピカンの青空に変わりました。
これでやっと昼休憩出来ると安心した私は山の神様に感謝して岩阿沙利山の山頂から少し下りた場所で昼休憩を取らせて頂きました。
雨だけではなく風も吹いているのでどうしようか?と途方に暮れます。
とりあえず山の神様に食事をする間だけでも晴らしてくださいとお願いしながら次の目的地である岩阿沙利山へ向かいます。
岩阿沙利山への道はいきなり急な下り坂になるので足を滑らせないように気をつけて進みます。
急な下り坂を下りきると今度は同じぶんだけ登り返す事になります。
コレが結構メンタルにくるので縦走を計画される場合はよくプランニングしてください。
ちなみにこのルートはほとんどこんな感じで一体いつまで歩けばいいの?と思うくらいアップダウンがあります。
ピークが見えて来て着いたかな?と思ったらさらにその向こうにピークが見えて来ます。
なのでメンタルが弱い方は注意が必要です。
心が折れると体力が急激に奪われます、ましてや天候が悪いとなおさらです。
何回かアップダウンを繰り返してようやく岩阿沙利山に着いた頃には私の願いを聞き届けてくださったのか?
急激に天候が回復しました。
それこそまるでマンガのように厚く垂れ込めていた雨雲がどこかへ行ってしまい、ドピカンの青空に変わりました。
これでやっと昼休憩出来ると安心した私は山の神様に感謝して岩阿沙利山の山頂から少し下りた場所で昼休憩を取らせて頂きました。
(岳山から岩阿闍梨山へ向かう途中です、雨がきつい中での倒木は堪えます。)
(雨の中、オウム岩をスルーするか迷いましたが全てを見て回るのがモットーなので行くことにしました。)
(オウム岩の入口です、正面を左に行けばすぐにあります。ここは緊急避難指定場所でもあるので覚えておきましょう、何かあれば右上のヘリコプターの絵に書かれた番号を伝えれば救助を受けられます。)
(オウム岩からの景色です、晴れていればここでお昼ご飯を食べると最高ですね。)
(このあたりで不思議な鳥が・・・天気にして欲しいと願った私の祈りを聞き届けたと言わんばかりに私のそばまで来て鳴いていました。思わず私が感謝の言葉を述べると私の周りを2~3回回ってから空高く飛び去りました。その直後くらいからまるで漫画のようにあれだけ強く降っていた雨がピタッと止んで急激にどピカンのいいお天気になりました。やっぱり山の神様はいらっしゃるんですね~だってこの日の天気予報は午後から雨だったんです。)
(あまり人が来ないのでしょうね、道標は根腐れして倒れていました。一応方角は正しいです。)
(岩阿闍梨山山頂です。三角点もあります。)
(ナカナカ渋い山名看板が掛かっています。)
ちなみにもう一つ注意としてこのルートはほとんど人が来ません。
この日はあいにくの雨で余計に人が居なかったのでしょうが普段から人が来ないルートなので注意が必要です。
ちなみにこの日は誰にも会いませんでした。
昼休憩を取らせて頂き、元気が出た私は次の目的地である寒風峠(さむかぜと読みます。)に向かいます。
ここにも注意ポイントがあって道標に寒風峠経由で北小松駅まで一時間半と書いてありますが勘違いしやすいので説明するとこの道標からではなく寒風峠から一時間半なのでもうすぐだと思わないようにしてください。
寒風峠までここから普通の方で一時間くらいはかかります。
ツライ方は岩阿沙利山は諦めて岳山の往復にすると難易度は下がります。
岩阿沙利山から下山して来ると林道に交わってすぐに登り返すのですが間違えても林道から下山しないようにしてください。(恐ろしく遠回りですし近江高島駅と北小松駅の中間くらいに出るはずです。)
岩阿沙利山にもう一回登り返すくらいに登った先から本格的なアップダウンが待ち受けています。
600mから400mをアップダウンしながら3〜4回のピークを越えて結構な下り坂を下るとようやく寒風峠に着きます。
この日はあいにくの雨で余計に人が居なかったのでしょうが普段から人が来ないルートなので注意が必要です。
ちなみにこの日は誰にも会いませんでした。
昼休憩を取らせて頂き、元気が出た私は次の目的地である寒風峠(さむかぜと読みます。)に向かいます。
ここにも注意ポイントがあって道標に寒風峠経由で北小松駅まで一時間半と書いてありますが勘違いしやすいので説明するとこの道標からではなく寒風峠から一時間半なのでもうすぐだと思わないようにしてください。
寒風峠までここから普通の方で一時間くらいはかかります。
ツライ方は岩阿沙利山は諦めて岳山の往復にすると難易度は下がります。
岩阿沙利山から下山して来ると林道に交わってすぐに登り返すのですが間違えても林道から下山しないようにしてください。(恐ろしく遠回りですし近江高島駅と北小松駅の中間くらいに出るはずです。)
岩阿沙利山にもう一回登り返すくらいに登った先から本格的なアップダウンが待ち受けています。
600mから400mをアップダウンしながら3〜4回のピークを越えて結構な下り坂を下るとようやく寒風峠に着きます。
(岩阿闍梨山から下りてくるとこの林道に出合いますが山道は林道を渡った先にあります。)
(この道標に従い、寒風峠に向かいます。)
(先程までの雨はなんだったんだと思うくらいどピカンで岩阿闍梨山が綺麗に見えます。)
(最初、この道標を見たときには私も勘違いしてあ~あと一時間くらいか~と思っていました。)
(で、しばらく歩いてきたらまた同じ道標が・・?どういうこと?あ~寒風峠から?とこの時気づきました。)
(寒風峠の道標はたくさんありますので滅多なことはないと思いますが・・・遠い。)
(ピークに着くたびにまだか~となりますのでメンタルの弱い方には不向きです。)
(やっとこさ寒風峠につきました、さすがの私もここで軽く休憩しました。)
一息入れたら次の目的地である涼峠に向かうのですがここにも注意ポイントがあります。
ここからはようやく下りオンリーになるのですが次の目的地である涼峠までの間がほとんど湿地帯です。
浅いとはいえ橋の掛かっていない沢を何回か渡渉しますし山道自体がヌカルんでいるので気をつけてください。
また、ここも結構な距離があるのと途中に危険な場所があるので注意してください。
しばらく進むとようやく涼峠に着きます。
ここまで来れば湿地帯も抜けているので一安心ですが今度は結構な下り坂があります。
道幅も狭い場所があるので注意してください。
ここからはようやく下りオンリーになるのですが次の目的地である涼峠までの間がほとんど湿地帯です。
浅いとはいえ橋の掛かっていない沢を何回か渡渉しますし山道自体がヌカルんでいるので気をつけてください。
また、ここも結構な距離があるのと途中に危険な場所があるので注意してください。
しばらく進むとようやく涼峠に着きます。
ここまで来れば湿地帯も抜けているので一安心ですが今度は結構な下り坂があります。
道幅も狭い場所があるので注意してください。
(一見すると何でもない道ですが湿地帯なので足元をよく見ないとズブズブ入っていきます。)
(涼峠です、ここまでくれば一安心です。)
(道が崩れている箇所があるので注意してください。)
狭い道を抜けたくらいで楊梅の滝への道標があります。
ここまでで疲れた方は滝へは行かずにそのまま下山してください。
滝へのルートは結構危険な場所があるので疲れていると滑落する恐れがあります。
滝へ滑落すると命の危険があるので注意して自己責任でお願いします。
道幅が細い道を進むと滝への道標があり、滝が少しずつ見えて来ます。
ここから気をつけて進まないと足が滑りやすいので注意してください。
少し下りた先が楊梅の滝です
最初の滝が雄滝で雌滝へはかなり危険な下りとなるので楊梅の滝へは下からアプローチする方が安心です。
雄滝を観賞した私は雌滝を見るため急な鉄梯子を下ります。
この鉄梯子はかなり危険な場所にあるので注意してゆっくり進んでください。
まず、岩が邪魔して梯子に取り付くのが難しいのと下りた先が急な坂なので足を滑らせるとかなり下まで滑落します。
慎重に進むと滝を渡る梯子の橋が掛かっているので渡ります。
ここからは楽に下山できるので沢沿いの道を進む事をオススメします。
ここまでで疲れた方は滝へは行かずにそのまま下山してください。
滝へのルートは結構危険な場所があるので疲れていると滑落する恐れがあります。
滝へ滑落すると命の危険があるので注意して自己責任でお願いします。
道幅が細い道を進むと滝への道標があり、滝が少しずつ見えて来ます。
ここから気をつけて進まないと足が滑りやすいので注意してください。
少し下りた先が楊梅の滝です
最初の滝が雄滝で雌滝へはかなり危険な下りとなるので楊梅の滝へは下からアプローチする方が安心です。
雄滝を観賞した私は雌滝を見るため急な鉄梯子を下ります。
この鉄梯子はかなり危険な場所にあるので注意してゆっくり進んでください。
まず、岩が邪魔して梯子に取り付くのが難しいのと下りた先が急な坂なので足を滑らせるとかなり下まで滑落します。
慎重に進むと滝を渡る梯子の橋が掛かっているので渡ります。
ここからは楽に下山できるので沢沿いの道を進む事をオススメします。
(楊梅の滝への入口を示唆した道標です、元気な方だけ行ってください、疲れた方はそのまま下山しましょう。)
(楊梅の滝の雄滝です、ここまで来るのに結構危ない道を通るので本当に無理はしないでください。)
(滝壺から先です、この右側の細いところを通るので落ちたら一巻の終わりです。)
(雌滝への道ですがこの鉄梯子、結構な長さと高度なので慎重に進んでください。)
(この橋を渡った先から下山できますし橋の途中から雌滝がよく見えます。)
(雌滝です。)
(雌滝のそばにはお不動様が祀られています。ここまで無事にこられたことを感謝します。)
(楊梅の滝の入口です。)
(キャンプ場です、左がトイレで敷地は右です。桜が綺麗に咲き誇っています。)
(駅へと向かう道で素敵なロケーションに出会いました、桜と琵琶湖、絵になりますね。)
(今回縦走した山々を振り返ります、結構な距離を歩いたので満足です。)
(北小松駅です。お疲れ様でした。)
楊梅の滝を抜けた先はキャンプ場になっているのでここをベースにチャレンジするのもいいでしょう。
キャンプ場から北小松駅は約10分ほどで着くことができます。
京都まで戻った私はいつもの温泉と居酒屋で締めて帰路に着きました。