うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

熊野古道(伊勢路)馬越峠から天狗倉山へ

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今回はいつもの友人と熊野古道伊勢路)を旅してきました。

本当は一日で馬越峠から八鬼山を踏破したのですがそれぞれにいいところがあるので紹介は馬越峠と八鬼山に分けて紹介しようと思います。
まずは馬越峠から紹介します。
それではコース案内です。
朝早くに出て9時くらいから登れば馬越峠も八鬼山も楽しめると計画した我々は京都を6時に出て海山道の駅に8時半くらいにつきます。
道の駅に車を停めさせていただき、用意を済ませた我々は登山口である鷲毛というバス停を目指し歩き出します。
ちなみにですが道の駅に周辺図がありますので行きたい方向を確認するといいでしょう。
道の駅から約300mほどで馬越峠の入口につきます。
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(海山道の駅さんです。ここの駐車場はとても大きいので邪魔にならないところに車を止めさせていただきましょう、出来ればお土産の一つでも買ってあげてくださいね。)
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(道の駅の前にある道をこの方面に進んでいきます。)
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(途中にしっかり道標もあるので安心して進めます。)
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馬越峠です。入口前には案内図もあります。バス停もあるので時刻を調べておくといいでしょう。)

ここから石畳の素敵な道が始まります。
石畳は苔むしており滑りやすいので気をつけて歩きましょう。
また、よほど足に負担がある方はともかく特に問題がないのであればストックも封印して歩いていただくと道の痛み方も変わりますのでお願いします。
最初は国道と併走する形で道も平坦ですが左に進路を取る形になった頃から徐々に坂道へと変わりますので焦らずゆっくりと取り組みましょう。
しばらく進むと道が平坦になり夜泣き地蔵さまが祀られています。
すぐそばの道は一枚岩の橋が掛かっているのですが気を付けないと見落とすので興味がある方は注意深く進むといいでしょう。
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馬越峠の素敵な石畳です。痛めないようストックは封印して進みましょう。)
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(夜泣き地蔵さまです。これからの山行の安全祈願をしましょう。)
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(一枚岩の橋が架かっています。気をつけていないと見落とします。)

徐々に急坂になっていく石畳を登っていくと右側に一里塚の看板がありますが一里塚はこのあたりでは盛土に松や桜の木を植えたものがそれとなるので注意していないと石碑があるわけではないため見落とします。
一里塚を過ぎてすぐに林道交差点と呼ばれる十字路があり、休憩する場所も設けられているので休憩するといいでしょう。
また獣よけの網越しにはなりますが景色もいい場所なので景色を楽しむといいでしょう。
ここからも急坂が続きますが少し歩けば馬越峠につきます。
馬越峠からただ単に下るだけなら難易度は低いのですがここから天狗倉山を目指すのならいきなり難易度はあがります。
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馬越峠は海抜332mですが舐めてかかるとエラい目に遭うので慎重に進んでください。)
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馬越峠にある休憩所です。また周りも結構広いので休憩適所と言えます。)

ただ、馬越峠を越えるだけだとほとんどといっていいほど眺望は望めないので時間と体力に余裕があるのであれば是非とも天狗倉山に登ることをオススメします。
天狗倉山へは馬越峠を左へ進んでいきます。(道標もあるので道はわかるはずです。)
最初はなだらかですが少しずつ坂道になっていき、左手に電気の中継所?が金網に囲まれてあるあたりから急登に変わります。
ここから天狗倉山はほぼほぼ急登なのでゆっくり登りましょう。
急登を登っていくと右側に徐々に天狗倉山の大岩が姿を現していきます。
圧巻される大岩を左に巻くように登りきると大岩の真下に出ることができます。
この大岩には鉄製のはしごがかけてあり上に上がることができますので是非とも上がって見てください。
岩の上に標高看板が有り、標高522mと記載されています。
ちなみに馬越峠が標高325mなので結構急登になる理由がわかります。
峠から山頂まで距離でいえば600mほどなのでその僅かな距離で200mほど登ることになります。
岩の上からの眺めもいいのですが岩を降りた先にある崖(身は乗り出さないようにしましょう。)からの景色もよく、崖とは言え足場のしっかりした場所もあるので眺望を楽しみましょう。(熊野灘が一望できる素晴らしい場所です。)
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(見る角度によるのですが自来也が乗ってる大蝦蟇のような岩です。好きだな~こういう岩。)
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馬越峠から天狗倉山まで距離が短い分斜度が厳しいのでゆっくりトライしてください。)
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(この手作りの道標でわかると思いますが結構な斜度です。ちなみにおちょぼ岩も絶景らしいです。)
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(木々の間から天狗岩が見えてきました、メチャメチャでかいです。)
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(天狗岩の裏側にはこのように鉄のハシゴが架かっているので上に上がることができます。)
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(この標高看板は天狗岩の上に上がらないと見ることができません。)
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(天狗岩からしか見ることができない景色です。ヤマケイにも載せていない私のブログを見てくださっているみなさまだけへの限定公開です。)
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(天狗岩の上は結構広くて大人2~30人がゆうに座れるほどです。)
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(天狗岩からは熊野灘も見下ろすことができます。)

また、見落としがちですが岩の根元の奥には役行者が祀られた祠もあります。
景色を堪能したら馬越峠まで戻ります。
本当はおちょぼ岩という場所もあるのですが少し離れていたので今回は断念しました。
このあと八鬼山へ行く予定だったので時間が読めなかったのが理由ですが後で声をかけてくださった方がそっちもいいよとおっしゃっていたので次回は行きたいと思います。
馬越峠を左に進むともうここからは下り道になります。
軽快に下りて行くと左側にひっそりと桜地蔵さまが祀られているので挨拶をします。
ここから先は馬越公園の敷地となっており東屋がすぐそば(約40mほど上がった場所にあります。)にあるので昼休憩はここでとるのもいいでしょう。
東屋からも熊野灘や尾鷲の町並みを見ることができます。
ここから少し下れば右側に行者堂があり、またトイレもあります。
行者堂の左から不動滝に行けるので不動滝を見学に行きます。
お不動様が祀られた右側を水量はそれほどでもないですが優雅に流れ落ちる素敵な滝があります。
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馬越峠からの下り道です。ベンチなど所々に設けてあるので休憩しながら進みましょう。)
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(天狗倉山への道がなんだったんだ?というぐらい穏やかな道が続きます。)
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(でも舐めてはいけません、こういう急な下りもあります。晴れているといいですが雨だと足が滑ります。)
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(桜地蔵さまです。熊野古道にはこういう史跡もあるので楽しさ倍増です。)
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(こんな素敵な滝があるのも馬越峠の魅力です。)

一通り見て回ったので集落を抜けて尾鷲の街に入ろうとしてびっくりしたのが集落のど真ん中が大きな墓地になっておりこの日はお彼岸ということもあり、たくさんの方がお参りしておられました。
その中の方が我々の格好を見て「馬越峠を越えてきたの?天狗倉山には行った?」と聞いてこられたので行ってきたことを伝えるとおちょぼ岩のことも教えてくださり、いいところだよとおっしゃっていたので次回は行きたいです。
大きな墓地を抜けた先左側に徳本聖人名号碑があったので拝見します。
そこから街中へと歩いていくと北川橋が掛かっています。
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(北川橋から先程まで居た馬越峠や天狗倉山を振り返ります。)
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熊野古道の魅力はこんななんでもない街中にも古道の痕跡があることです。)

ここも熊野古道の一部なので感慨深く眺めます。
ここから八鬼山を目指すのですがまずは腹ごしらえと一旦尾鷲駅を目指しますがご飯屋さんが開いていなくて半ば焦りながら駅へ着くと駅前に小さな食堂があったので迷わず飛び込みました。
食べたかったカレーを二人で食べて(何故か登山をした日の昼食は持参しない限りカレーが食べたくなる二人です。)ほっこりしたらいよいよ八鬼山を目指します。
八鬼山の紹介は八鬼山編でお届けします。