うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(御朱印)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
うめぞーです。

台風がまたもや接近していますね。ついこの前に大雨が降ったところなので注意してください。
私も今日は久しぶりに山に行こうと思っていたのですが前回の雨で土の中に水を含んでいる山が多く、今回は断念しました。(少々の雨でもがけ崩れを起こす可能性があります。)
なので本当に久しぶりにブログを更新させていただきます。
こんな不定期開催でも読んでいただき本当に感謝です。
それでは元気よく進めていきましょう。
今回はタイトルにもあるように御朱印の事を紹介したいと思います。

そもそもよく神社・仏閣の社務所御朱印の文字を見かける方も多いと思いますがその意味を理解している方は意外と少ないのでは?
なのでまずは意味を理解しましょう。

御朱印とは?

簡単に言うと寺院や神社に参詣・参拝した際、証(あかし)として授け与えられる印影の事です。
その内容は寺社の名称、本尊や神体の名称、日付などが墨書され、護符の宝印が朱墨で押される形が多く、布施や初穂料を納めて押印してもらうのですが大体300円ほどで頂くことができます。
ただし本当は納経した証として頂いていたものが起源なのでいまだに納経した人しかいただけない御朱印もあります。(なので御朱印を授与される場所を納経所とする所が多いのも、こうした成り立ちによるものと考えられています。)

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(これが御朱印です。ちなみにこの御朱印が日本で一番最初に発行されたという熊野にある花窟神社のものです。)
上の写真は私が初めて頂いた御朱印ですがきっかけはゴリラーマンと熊野に旅行した際、ゴリラーマンから「この神社はな~御朱印の起源となった神社やねん、そやから御朱印はここから始めるのが通やで。」とそそのかしたのがきっかけで私自身がはまったのですがとても素敵な神社ですので是非参詣してください。

御朱印帳とは?

御朱印帳や納経印帳とよばれる専用の帳面のことです。
これらは、開くと平らになって墨書きがしやすいよう、蛇腹折りになったものが一般的で、和綴(と)じや袋綴じのものもあります。
御札や御守りと同様のものであるため、普段は神棚や仏壇に保管する人も多いのですが雑に扱いさえしなければ私は普通に保管してもいいと思います。
朱印帳は初めて朱印を受ける際に寺社で求める場合が多いのですが、朱印を収集する若い人が増えたこともあり、表紙や見た目に工夫を施したものが文具店や書店などでも販売されているのをこの頃よく見かけます。
ただし、やっぱり他の人とは違うものが欲しいとか私のように主に山関係の神社・仏閣で集めている方は山で買い求めると個性的な御朱印帳がありますのでおススメします。

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(これは私の御朱印帳の一部ですがまるで織物のような御朱印帳がとても素敵です。)
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(その中でも特にお気に入りの2冊です。特に比叡山のは特殊な場所にあるので一般の方はこの御朱印帳の存在を知らない方が多いです。(`・∀・´)エッヘン!!)
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(先ほどの御朱印帳の裏側です。比叡山のは横川中堂や釈迦堂、雄山神社ライチョウです。)

上の写真は私のお気に入りの2冊ですがすでに比叡山のは満タンになったので山に行くときは雄山神社のを使用しています。
ちなみに比叡山で普通に求めると不滅の法灯の御朱印帳しかありません。
上の御朱印帳が欲しい方は私の山ガイドで探せば場所を記載しています。

御朱印を頂く際のルール

1、必ず本殿にお参りしてから頂くこと。
稀に先に頂こうとして社務所の方に「お参りは済まされましたか?」とやんわり注意されている方を見かけますが当たり前のことです。
この頃、集めることを趣味とされている方が増えましたがそのこと自体何の問題もありませんが神様、仏様を敬い参詣してから頂くことに価値があるのです。
御朱印をスタンプラリーと勘違いして、寺社へ来るなり参拝もせずに一目散に授与所へやってきて「御朱印をください」と声をかけるのは人としてどうかと思います。

2、書いていただいている間は静かに待つこと。
御朱印は、住職や神職が心を込めて一文字一文字書いて下さっています。
人気の寺社では休日に御朱印の書き上がりを待つ人が長蛇の列になり、30分以上の待ち時間があるところもあります。
いくら待ち時間が手持ち無沙汰だとはいえ、住職や神職の前で飲食をしたり一緒に来た人と大きな声でおしゃべりをしたり、携帯をいじる・通話するのは厳禁です。
(携帯をいじるのは若い方、大声でしゃべるのはおばちゃんグループに多いですね。)
書いていただいている間は静かに待ちましょう。
また、書いてくださっている方を無断で撮影するのも失礼にあたります。
どうしても撮影をしたい場合には「撮影してもいいですか?」と一声かけてみましょう。
(これは珍しいのか?海外の方に良く見受けられます。注意してあげましょう。)
もちろん当たり前ですが頂く際はありがとうございましたと御礼を述べましょう。

3、必ず小銭を用意しましょう。
御朱印は寸志とするところもありますが、おおむね300~500円としているところが多いようです。300円を納めるのに、1万円札や5千円札などの高額紙幣を出すのは先方にも大きな負担がかかります。
どうしても小銭がない時はお守りや御朱印帳などを購入して先方の負担を少しでも減らしてあげましょう。

4、御朱印帳以外に書いてもらおうとしないこと。
もう、びっくりするのですが御朱印帳を忘れたおばちゃんが新規で購入するのがもったいないからとメモ帳を差し出したのを見かけたときはなんて非常識な人なんだと憤慨したものです。
その神社や寺院にもよりますがそういう方のためにあらかじめ用意された印影や半紙を用意されているところもありますので「申し訳ありませんが半紙でいただけませんか?」と聞いてみてください。

5、時間帯を考えて伺いましょう。
大きな寺社仏閣ならそうでもないのでしょうが小さな寺院ではお昼時など奥で昼食をとっておられることがあります。
自分の都合で「書いてほしい」と相手の事を斟酌しない人が増えました。
いくら神職とはいえ相手もまた自分と同じ人間です。
気持ちよく書いていただいたほうがきれいな文字になるというものです。
また、寺院は朝早く夜も早いのが普通です。
時間外に訪れるのはもってのほかです。

6、いい加減なことを頼まない。
先ほど御朱印とは?で紹介しましたがもともと納経をした証に御朱印が発行されたことを守っておられる寺社仏閣も多数現存しています。
そういう神社や寺院ではやんわりとお断りになられるのが常です。
普通なら「そうでしたか、失礼いたしました。」と引き下がるのが当たり前なのですが中にはレアものと勘違いして「何でもいいから書いて」ととても失礼なことをお願いしている方を見受けることがあります。
親が悪いのか本人がただ単に常識がないのか?こんな失礼な人間がまだまだ世の中にはいるのです。
また、近頃はインスタ映えとか言って本で見た御朱印と違うと文句を言う輩も増えたそうです。
当たり前ですが同じ方が書かれても同じものになるとは限りません。
神社仏閣には厳かな気持ちで訪れてほしいですね。

奉拝と登拝の違い。
山に登ってそこにある寺院や神社を訪れて御朱印を頂いたことがある方ならご存知かもしれませんが普通の寺院や神社は右上に「奉拝」と記載されています。
ところが山頂の寺院や神社では「登拝」と記載されています。
私が懇意にしている愛宕山で聞くと一概には言えないそうですが山頂にある神社や寺院しか使用できないそうです。
特に昔から信仰の対象になっていた山などはそこにたどり着くためには上るしかないため尊敬を込めてそういう風に記載するそうです。
そういえば愛宕山の上にある愛宕神社に行く方は(地元の方)「ようお参り」もしくは「ようお登り」(年配の方が多いです。)と声をかけてくださいます。
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愛宕神社のものは登拝と書かれています。)
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(ところが愛宕山の山頂より少し下った先にある月輪寺は奉拝です。)
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(もちろん、立山雄山神社も登拝です。)

よく寺院と神社で御朱印を分けるのが当たり前だと通ぶる人がいます。
はっきり言いますが何の問題もありません。
しいて言うなら西国33か所をお遍路されている方は順番でお参りされているので寺院のものだけになることが多いというだけで何の失礼にもあたりません。
そんなことをいうほうがナンセンスでもともと寺院と神社は混然一体だったものを明治政府の愚法で分けられただけなんです。
なので今でも神社の敷地内に寺院があったりその逆も見受けられます。
有名どころで言えば那智大社の隣は青岸渡寺です。(建屋が並んでいます。)
そんなことより神様や仏様に対して尊敬を込めてお参りしてから頂くのが正しいといえます。
最後に少し珍しい御朱印などを紹介しましょう。
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(京都の貴船神社は水神様なので水神と記載されています。)
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(鞍馬神社の下にある由岐神社にはカラス天狗が書かれています。)
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熊野那智大社青岸渡寺です。那智大社には八咫烏の印があります。)

いかがでしたか?
本当はもっともっと私の御朱印を紹介したいのですがやはり神様の印を写真で乗せるのに少しばかり不敬な気持ちになってしまい遠慮してしまいました。
また機会があればご紹介したいと思います。
皆さんも御朱印に興味を持たれたら注意事項を守って楽しく頂きに行きましょう。
本当に丁寧に書いてくださる方が大半なのでありがたく感じるでしょう。
また、先方がお暇なときはその寺院や神社の誰も知らないようなことも教えていただけることがあります。
地元に精通されているのでおいしいごはん屋さんを教えていただけることもあります。
基本は敬意を払っていただく、これさえ守れば親切に対応してくださいます。
苦労して上った山で頂く御朱印は格別な思いにとらわれます。
皆さんがこれを読んでくださって少しでも御朱印に興味を持ってくだされば幸いです。
山は高山がぼちぼち山小屋の終了するシーズンです。
天候に気を付けて山を楽しんでください。
でわでは~~
(ハロウィン仕様)