うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(新年のご挨拶+宮島漫遊記前編)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
皆様、大変遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます。
今年も相変わらず不定期開催のうめぞーブログですがよろしくお願い申し上げます。

みなさんの新年、どうでしたか?早速山に登られた方もいらっしゃればご自宅でのんびりされていた方もいらっしゃるでしょう。
私は去年から友人(ゴリラーマン)の奥様にせっつかれていた約束を守るため頑なに1月8、9日は仕事にならないように死守してなんとか私の夫婦とゴリラーマンの夫婦の4人で宮島に行ってきました。
元々、ゴリラーマンとは兄弟のような付き合いをしていることは以前に紹介しましたが奥さんともとても仲良くしていて私は密かに姉さんと思っています。(私の家内も同意見です。)
2年ほど前に家内がガンに侵された時にゴリラーマンは私が止めるにも関わらず家内に会いに来ました。
なぜ止めたのかというと面会時間の終了が19時でどう頑張ってもゴリラーマンが病院に来られるのは19時を過ぎてからだったので無理をせずとも休みの日でいいよと言ったのですが・・・心配だったのでしょうね。
もちろん、ガンとは言え寝たきりではないので家内が入り口付近の面会室まで行きましたが・・・
で、奥さんもとても心配しておられて休みの日に直ぐに来てくれました。
その時の約束で家内が元気になったらまたいつものように旅行に行こうね。と言ってくれていたのです。
ところがアホな私とゴリラーマンは家内がすっかり元気になると山に行きまくっていたので奥さんから催促を喰らう始末となり、なんとか奥さんと我々の仕事の都合を合わせて今回の旅行となったわけです。
8日はあいにくのお天気でしたがそれでも宮島にこの4人で来るのが実に20年近くぶりだったのでテンションは上がりまくりです。
行きの車中でも話は尽きずとても楽しくそれこそあっという間に宮島に着きます。
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(寒いのにフェリーのデッキでずっと宮島をみんなで眺めていました。)

宮島についたときはお昼時でお腹がすいた我々は何を食べるか相談したところ、あなごめしに決まったので渡る前に食べるか渡ってから食べるかを検討したのですがここが失敗。トホホです。
元々ゴリラーマンはこのあたりにそれこそ若い時からよく来ていたのでおいしい店も知っており、渡る前にいい店があるよと教えてくれたのですが私が渡ってからの方が落ち着くし渡ってからにしようと言ったばっかりにえらい目に会いました。(みんな本当にゴメンね。)
お店の名前は迷惑がかかるので言えませんがあなごめし専門店でガイドブックにも記載されている店です。
当然期待したのですが一口食べた瞬間???思わず首をかしげるお味でした。
おまけに値段がべらぼうに高い、4人であなごめしと男ふたりがビールを一杯ずつ飲んだぐらいで2万円近くのお支払い・・・・しかも結構マズイ・・・思わず食べる時に私が「タレ無いの?」と聞くぐらい。
まあね、観光地だからある程度お値段が張るのは仕方ないにしてももう少し味の方はなんとかしてほしいものです。(我々が入ったときは誰ひとりいなかったのですが我々が入ったせいかつられるように結構な方が入ってしまいました。おそらく私が大きな声でここの店ガイドブックに載ってるしここにしよ・・と言ったからですよね?その節は本当にm(_ _)mごめんなさいです。)
気を取り直して本日のお宿に向かいます。
ここは国民宿舎ですが昨年だったかに改装されてリニューアルされているのでとても綺麗なお宿です。
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(お世話になったお宿です。ご飯も美味しく弥山登山の起点として活用できます。)

宿について荷物をあずけた時に受付のお姉さんにあなご飯がまずかった話をすると流石に客商売なので言葉を選んで教えてくれたのが後に感動するおいしい店でした。(これは後編で紹介します。)
身軽になった我々は宮島探訪に出かけます。
最初に向かったのは豊国神社(厳島神社の上にある五重塔のある場所です。)ここは宮島でも数少ない来歴がはっきりしている神社で豊臣秀吉安国寺恵瓊に命じて建立させたのですが立てている最中に秀吉が死んだため実は未完の建物なのです。(このこと知っている人は意外と少ない筈・・( ¯﹀¯ )/+*エッヘン)
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(豊国神社です、千畳敷の屋内は必見です。)

本当なら金箔が貼られて豪華絢爛な建物になっていたはずですが途中なので結構地味です。
ただ、とても広くてここから瀬戸内が一望できるので行くことをオススメします。
一通り拝見したらいよいよメインの厳島神社に向かいます。
皆さんは厳島神社に行ったことはありますか?あるという方もまだという方もこのうんちくを知っていると家族や友人に自慢できるので少しお教えしましょう。
まずは入口にある宝塔、これって意外とスルーしがちですがここには八咫烏が乗っています。
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(これがヤタガラスです。見落とさないようにね。)

だいたいお分かりと思いますが八咫烏は時の権力者や高僧などを神の地に導くとされておりここにもひっそりとですが祀られています。
ところで皆さんは厳島神社を建立されたのは誰かご存知ですか?
え、そんなん知ってるわ、平清盛でしょう?・・・・ブブー違いますよ。
清盛はこの地にいたく感動し社を造営はしましたが神社自体は清盛の時代よりも遥か昔からあるのです。
推古天皇元年(593)、佐伯鞍職[さえきくらもと]という方が創建されたそうです。
平清盛が久安2年(1146)安芸守に任官され、平家の守護神として尊崇し、平家一門の権力が増大するにつれてこの社を尊崇する度合いも増し、社殿を現在の姿に造営しました。
もっとも清盛の貢献は大きく厳島神社がここまで大きくなったのも都の文化がこの地に来たのも全て清盛のおかげといっても過言ではありません。
厳島神社で行われている神楽舞も清盛が都から伝えたそうです。
では、なぜこの神社は陸地ではなくこんな危なっかしい海の波打ち際にあるのでしょうか?
実は元々この宮島自体が大昔から神様の住まわれる聖地として崇められていたのです。
で、そんな恐れ多い場所の陸地に神社とはいえ建立するのはいかがなものかと陸地ではないこの地に建てられたのです。(こういうのを原始宗教=自然にあるものを崇拝する宗教というそうです。)
でも昔の人のそんな奥ゆかしい心のおかげで日本が世界に誇れる国宝・重要文化財となったのですから日本人の美徳が成し遂げた素晴らしい建物と言えますね。
さて、写真のスポットですがよく社殿の正面から大鳥居をバックに撮っておられる方を見受けます。
もちろんいい場所ですし間違いではありませんがほかの方もたくさんいらっしゃるので順番待ちなど煩わしいですね。
時間があるときしかオススメできませんが潮が引いたあと、大鳥居まで歩いていくことが出来るのでそちらで撮るほうが迫力のある写真が撮れます。
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(潮が引くとこんなに大鳥居のそばまで来ることができます。もちろん完全に引けば鳥居を潜れます。)
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(私のオススメのスポットはここです。ここからなら五重塔もフレームに入ります。)
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(これは偶然ですが鹿も塩分を欲するみたいで海水を飲んでいました。可愛いです。)

厳島神社で家族の健康祈願を済ませたらもみじ饅頭などを見に行きます。
今はバリエーションも増えていろんなお味も増えましたがやっぱり私が一番美味しいと思ったのは粒あんです。
こし餡もいいのですが食感といい私の一押しは粒あんです。
いろいろなお店があるので迷うところですが私の一押しは「岩村もみじ屋」さんです。
ありとあらゆるところで食べてみましたがここの粒あんが私にとって一番しっくりきました。
お土産物屋さんも昔からある店と新しくできた店とが混じり合い新鮮な感じで見て回れました。
今流行りと言っていいのか?わかりませんがパワーストーンを売っている店があり、私と家内はお揃いの数珠を買いました。
お醤油屋さんも出来ていていろんなお味の調味料を売っていました。
みんなで「昔こんな店あったっけ?」なんて話しながら楽しく見て回ります。
やっぱり家族が元気で明るいと笑顔がはじけるものです。
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(宮島のお土産物屋の通りにある大しゃもじです。ちなみにしゃもじは宮島発祥との説があります。)
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(あまり知っている人はいないかもしれませんが厳島神社の裏手には珍しい狛犬がいます。)

一通り見て回るとあたりが薄暗くなってきました。
ここは大願寺の裏手にある小道がとても綺麗なのでぜひ見に行ってください。
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(こんな素敵な小道が我々の宿泊先まで続いています。)
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(灯篭と大鳥居、絵になりますね。)
久しぶりに家族で行動したのですが結構歩きました。約1万5000歩なので結構な運動です。
明日は弥山に行きます。詳細は後編でお届けします。
ちなみに家族はロープウェイで我々は今年最初の登山で挑みます。
では後編でお会いしましょう。
でわでは~~