うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(ご挨拶をかねて)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
ご無沙汰しております。うめぞーです。

年末もいよいよ最終日となりました。
今年一年、不定期ではありましたが皆様に拙い記事を読んでいただき感謝しております。
そんな中で温かい励ましやご意見をいただき本当に嬉しかったです。
いいことだけではありませんでしたね。
遭難された方もいらっしゃいました。
ご家族の方が新年をどのような思いで迎えられるのかと思うと切なくなります。
なるべく時間を設けて探しに行こうと思っております。

私自身といえば幸いにもカミさんがすっかり元気になってくれたおかげで山を満喫することができました。
今年も大小合わせて本当にたくさんの山に登らせていただきました。
晴れた日ばかりではありません、雨がひどい日もありましたがとてもいい経験となりました。
山で山の神様にふれあえる不思議な経験もしましたし、そのおかげで今まで無神論者であった私が少なくとも山の神様には敬意を払い今では家族のこととゴリラーマンといつまでも楽しく山行できることを願うようになりました。
この頃は山に関する寺社仏閣を訪れ、御朱印が頂けるところでは御朱印を頂くようになり磨崖仏にも興味を持ち出し、磨崖仏が存在する山域に出かけるようにもなりました。(御朱印帳も気が付けば4冊目に入りました。)
年齢を重ねたといえばそれまでなのでしょう。
確かに若い頃はひたすら高みを目指し山を味わうというよりただ単に制覇することに重きを置いていたように思います。
今は低山や里山にも魅力を感じて地元の山も足繁く登るようになりました。
おかげでいろいろな知識を得ることが出来、ますます山のとりこになりました。
来年も名山から里山まで行動範囲を拡大して皆様に素敵な情報をお届けしたいと考えます。

そんな中でこの季節は雪が降り積もりなかなか入山できない山もある中で樹氷が素敵な手軽に行ける山もたくさんあります。
もちろんそれなりの装備(ウェア・軽アイゼンなど)が必要ですがそれでも特殊な技術や装備が必要ない山もたくさんありますので出かけてみませんか?
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(雪の愛宕神社です。ただでさえ荘厳ですが雪が降ると格別です。)

寒さにかまけてコタツでぬくぬくしているとあっという間に太ってしまいます。
そうなるとイザ山に行こうと思い立った時にかなり[シンドイ]ヽ[´・ω・`;]ノ[限界]ということになります。
やはり普段からの食生活やトレーニングは気をつけて行いたいものです。
特に若い時は直ぐになれていくのですがそこそこ年齢を重ねるとなれるまでに時間がかかります。
一番のトレーニングは定期的に山に登ること、これに勝るものはありません。
私も会社にいるときはデスクワークが多いので意識して階段を昇降し、通勤も帰りの道は3km以上歩くようにしています。
それでも一回の山行に勝るものはありません。
家内が病気になったとき約3ヶ月ほど山から遠ざかりましたが普段トレーニングをしていてもイザ登ってみるとキツかったことを覚えています。
ゴリラーマンなんかは私より山に行く回数は少ないのですが(基本土曜日が仕事なため。)それでもたとえ1~2時間でもスキさえあれば家の用事の合間に近所の低山を登っているため実質の回数で言えば私よりはるかに多いのでしょう。(私は普段土日は休みですが出張に行けば関係なしに仕事なので不定期です。)
なので私より8歳も年上なのに未だに体力の衰えを感じさせません。
この前のダイトレ縦走(約18kmアップダウンだらけ)も平気な顔で疲れた様子も見せませんでした。
まあ、だからこそゴリラーマンなんですけど。
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(スキーができる技術が必要ですが登山靴スキーも楽しめるのが雪山の醍醐味です。)

雪山は魅力でもありますが危険もたくさんあります。
本当はグループで行くのがいいのでしょうが単独でしかいけない方もたくさんいらっしゃいます。
前回お届けした単独行の回で無理に人を誘うぐらいなら一人でいいじゃないかと提案しました。
もちろんそれは間違いではないのですが少し付け足しをさせてください。
人には向き不向き(要は資質)があり、すべての方が単独行に向いているわけではないので少し掘り下げておこうと思います。
もちろんこれは遭難を未然に防ぎたいという思いからです。
何回も同じことを言っていますが登山はあくまでもレジャーであり命を懸けるものではありません。
家で無事を祈っている家族のことをおろそかにしてはいけません。
なので以下の項目が思い当たる方は出来るだけ他の方と一緒に行ってください。

1、他人任せな人
よく職場にもいませんか?ほっとけば誰かやってくれるだろうと言われるまで何もしない人。
向いてません、山に行くことと言うことは計画や持ち物など全て自分で用意するものです。
こんな方が思いつきで行くとロクなことになりません。
おそらく家族にも「山に行ってくるわ。」くらいの軽いノリでどこに行くとも告げず登山計画書も作成せずでイザ遭難となると手がかり皆無な状態になる人です。

2、確認しない人
1の項目と重複しますが登山口や山の情報、コースタイムや休憩場所など一切確認せず「ま、いいか~」で済ませている方、笑うかもしれませんが意外と多いのです。
一番は地図をまったくもってこない人がこれに該当します。
こういう方が怖いのはいきなりコース変更が余儀なくされた場合(台風の影響で道が崩れた等)対応ができない場合があるということです。(しっかりした自治体ならコースが変更された旨を示す看板等を設けますが個人所有の山などはそんなものはありませんので注意が必要です。)

3、注意力散漫な人
こういう人、結構いるものです。
山は気象条件など刻一刻と変化する場所です。
観天望気という言葉ご存知ですか?要は雲の流れや形状などで天気を察するということですが昔はそれこそ天気予報などなかったのでお百姓さんなどはたえず空を眺め明日の天気を察していたのです。
これは現代でも役に立ちます。
例えば高山でいきなり出てくるガス、巻いて上がってくるようなガスはあまり発達しにくいですがまっすぐに流れるようなガスは要注意です。(ホワイトアウトになる可能性が高いガスと言えます。)
ところが注意力が散漫(まあ、注意なんかしない人ですね。)な方は周りの景色や人に気が散ってしまい自分の次の行動を見失いがちになります。
こういう方の怖いところは獣の気配に疎くて出会い頭に遭遇しやすいところです。
例えば山道で獣臭を嗅いだことはないですか?こういう場合は結構近くに潜んでいます。
なので鈴をつける、大声で歌うとかの配慮が必要なのですがこういう方は気がつきません。
遠くで猿の鳴き声が聞こえているのに鳥と勘違いするのもこういう方です。
耳を澄まそうとか「何か変な匂いがするな?念の為に鈴をつけておこうか。」などの配慮ができない方は要注意なのです。
空も「曇ってきたな~」ではなく「雨が降るかも?」や「あれは積乱雲だから雷が近いかも?」と思うことで大事を免れるのです。
上記3項目に該当するという方、悪いことは言いません、出来るだけたくさんの人と行動しましょう。
で、どうしても単独でしか山にいけないのなら上記の3項目を戒めとして心に刻み、自分自身を直していきましょう。
遭難される方全てがこうだとは言いません、運が悪かった方もいらっしゃるでしょう。
でも、そんな状況から無事に生還できた方は大抵上記の方の真逆です。
要は綿密な計画を立てて自分をたえず戒め周囲の状況を確認して必要なものを持っている方が生還できるのです。
私は冒頭で「これから霧氷や樹氷の綺麗な季節なので億劫がらずに山に行きましょう。」と皆さんを誘いました。
しかし、それでは無責任なので少し説明をさせていただきました。
どうか来年も無事に山を無事故で楽しんでいただきたいと心から願います。
来年は「うめぞーさん、こんな山に行ってきたよ~」とか「ここ行きたいけどよくわからないから調べてくれない?」とかいろいろコメントをいただけるとより嬉しいです。
私自身、皆様に少しでもお役に立てる情報をお届けしたいと考えます。

今年一年、本当にありがとうございました。
皆様が来年、良いお年を迎えられますよう祈念して今年を終了させていただきます。
良いお年を~~でわでは~~