うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(巨岩・巨石・奇岩)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
ほん~~とご無沙汰しております。うめぞーです。
11月は出張ラッシュで先日まで行っていました。
おかげでせっかくの連休も仕事だったので山にも行けず残念でした。(連休いいお天気でしたね。)
寒くなってきましたね。これからの登山は計画的に装備もそれなりに気をつけてトライしてください。
低山でも山は山です。服装も気を付けないと低体温症になります。
また、血圧の変化も気をつけたいものです。
体が冷えているのに急激に運動すると・・・プチって逝きますよ。
普段から高い目の方は少しずつ体をなじませながら登るようにしてください。

さて、本日のテーマは・・・ズバリ私の大好きな岩です。
山はすごく不思議で地域によって山道の土自体いろいろあるのですが中でも岩はそこにしかないものが多くただ単に大きいとかではなく神様が宿る岩やそれこそ「え~ナニコレ?」と驚くような岩があります。
山自体が御神体になっている山など山といっても地域によっては意味合いが違うものがたくさんあります。
今回はそんな岩から私のフォトコレクションを交えながらいろいろ紹介しょうと思います。
もちろんたくさんありすぎて全てを紹介できないのが残念ですが出来るだけ紹介していきます。
まずは巨岩・・・もうまさしく圧巻な岩を紹介したいと思います。
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(まるでUFOが墜落して斜めに突き刺さったみたいですよね?山道はこの岩を右に巻いてます。)

この写真は剣尾山の山道で撮ったものです。岩自体は御神体でも何でもありません。
でも初めてこの岩を見たら大きさに圧倒されるでしょう。
何よりもすごいのは剣尾山はこんな岩がゴロゴロしていることです。
アクセスはあまりよくないですがチャンスがあれば是非とも行ってみてください。
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(デカさで言えばこの天狗岩、岩というよりもはや山ですよね。ちなみに一番奥が天狗岩です。)

天狗岩という名称はそれこそ日本各地の山々に必ず使われる名称ですがここに天狗様が住んでおられたと聞かされて「そうだろうな~」と納得できる岩はそうそうないと思います。
この天狗岩はその数少ない岩の一つだと私は思っています。
一応、山域を紹介すると鶏冠山から竜王山までの北峰縦走路の真ん中あたりに有り、このあたりは別名金勝アルプス(こんぜと読みます。)と呼ばれている滋賀県でも有名な山です。

次は巨石です。
一概に巨岩と巨石の違いは私の場合、感性です。要は自分が巨岩だな~と思うか巨石かな?と思うかで決まると思います。
なので人によっては巨岩と思われるかもしれませんが私の感性なのでご容赦ください。
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(六甲山にある三国岩です。私は不謹慎ながらこれを見るとビックマックが食べたくなります。)

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(こちらも六甲山にある心経岩です。岩自体に経文が刻まれています。)

私は巨岩や巨石が大好きで結構山行の決め手にもなっています。
特に神々が宿るとされる岩や石には神秘的なものを感じて見に行きたくなります。
この頃は磨崖仏に興味を持ち出して磨崖仏見たさにルートを決めたりもしています。
磨崖仏を組み込むため無理からなルートになってしまい結構な距離を歩くことはしょっちゅうです。

次は神様の岩や石です。
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(これは京都の奥地にある金比羅山にある石です。この石の謂れはわかりませんが大切に祀られていることから何かしらの信仰が今でもあるのでしょう。)

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(この石は伊吹山から下りてきた登山口あたりにありますが何故ここにぽつんと祀ってあるのかはわかりません。)

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(この石は貴船に祀られた舟形石と呼ばれるものです。この中に船が隠されているそうです。)

上の写真は貴船神社奥の院にある舟形石ですが伝承ではこの石の中に船が隠されているそうです。
鞍馬神社のご本尊が護法魔王尊=650万年前に金星より降り立ったサナート・クマラ(宇宙人?)とされており私は勝手にこのサナート・クマラが乗ってきた宇宙船が隠されているのでは?と妄想を膨らませています。

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熊野古道にある円座石です。神々がこの上で談笑されたという故事があります。)

上の写真は円座石(わろうだ石と読みます。)ですが約2年ほど前にコケがむしられ悲しんだものです。
ですが私が訪れた頃にはある程度復活していて嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。
人間の寿命はたかだか100年ほどですがこういう史跡はそれこそ悠久の時を静かに佇んできているのです。
大切に後世に伝えていきたいものです。

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(これも六甲山にある雲ヶ岩です。この上に摩利支天が降り立ったとされています。)

上の写真などは一見すると何の変哲もない石ですが何故この石の上に神様が降臨したのか?何故この石に降臨したという伝承が生まれたのか?色々と考えさせられる場所です。

さて、次は私のコレクションの中でもお気に入りの奇岩を紹介していきましょう。
山へ行くともちろん謂れがあり、名称がついた岩や石もたくさんありますが中には何もついていない岩や石などたくさんあります。
私が山に行く楽しみの中の一つが「この山にはどんな岩や石があるかな~」なのです。
もちろん最初からわかっていてその石が見たくて訪れる山もたくさんあります。
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(六甲山にあるカエル岩です。後ろから見るとカエルがちょこんと座っているようです。)

上の写真なんかはカエル岩の存在を知っていたので迷わず見に行きました。
そう言われれば見えるな~ぐらいに感じる人もいればどこがや?と思う方もいるでしょう。
でも、結局は感性の問題なので私は自身の感性を豊かにする意味でもこういう岩や石を探していきたいです。

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(これも六甲山にある岩ハシゴです。ハシゴには見えにくいかもしれませんが昔の人は感性が豊かだったと思います。)

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(これは熊野古道にある鱗岩ですが御神体なので神々の方にしようか迷いましたが私の中では奇岩の部類になりました。罰当たりかな?)

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(これ、すごくないですか?岩のブリッジです。もちろん自然にできたものでこの下が山道です。)

自然というのは時に我々が想像も出来ない姿を見せてくれます。
元々、人間には擬人化という能力がありよく言う天井や壁のシミが人の顔や姿に見えるというのはこの能力のせいですが一概にはそれで片付けられない岩や石も存在します。
もちろん長年の風化や侵食でそうなったのでしょうがまるで彫刻のような岩や石も存在します。

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(この岩は剣尾山で見かけた岩ですがまるで武蔵坊弁慶のような僧兵姿に見えます。)

上の写真は以前にも紹介しましたがまるで彫刻されたような奇岩です。
しかしこれでは見える方もいらっしゃれば「そうか~?ただの岩にしか見えないな。」という方もいらっしゃると思うので次は私の取って置きをご紹介しましょう。

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(これ、どうですか?もうゴリラにしか見えませんが自然の成せる技なんです。)

上の写真は私の自慢の一枚です。山道を歩いている時に誰かに呼ばれた気がして振り返ったときに目に入ってきたのがこの岩です。
びっくりしました。そしてとても嬉しかったです。もちろんこの岩になんの名称もありません。
私も振り返らなければ気がつかずに通り過ぎていたでしょう。
山の神様からの贈り物だと大切に思う一枚です。

最後にお気に入りを一枚。
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(高取山にある猿石です。とても愛らしいお顔をされています。)

この岩は奇岩でもなんでもなく人の手が加えられたものですが何故私がこのラインナップに付け加えたかというと一つ目は山道の途中にあること。(山の中なので歩いてしか見に行くことが出来ない。)
二つ目はその数奇な運命、元々は高取城の石垣になる運命だったのに何故か途中でほおり出されしかも道の分岐であったため後の旅人の道標になったこと。
三つ目は飛鳥時代に作成されたものなのに現代まで壊されることなく残ったこと。
以上のことから私はこの猿石がすごく貴重だな~と思うわけです。

いかがでしたか?本当はまだまだたくさんコレクションがありもっともっと紹介したいのですが今回はこれで終了です。
みなさんも色々な山で色々な岩や石を探してみませんか?
もちろん伝承があったり謂れがあったり名称がついているものもありますが名も無き岩や石にも味があるものが山にはたくさんあります。
山の神様や天狗さまに思いを馳せることができる岩や石もあれば悲しい伝承の舞台になったものもあります。
愉快な昔話の舞台になったものもあれば地元の方から絶大な信仰を集めているものもあります。
だからこそ山は楽しいのです。
ただ単に登るのではなく謂れや由来を調べてから登るとまた楽しみ方が変わります。
低山でもこういう楽しみ方をすればウキウキします。
これから冬場を迎え、行ける山が限られてくるでしょうがそんな時こそこういう楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか?
皆さんが冬場になってもアクティブに山行されることを祈りながら今回は終了です。
でわでは~~