素敵な洞川温泉
ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
ご無沙汰しております。うめぞーです。
マジで仕事が忙しくてなかなか更新ができません。ごめんなさいです。
出来るだけ合間を見つけて頑張りますのでよろしくお願いします。
最初に残念だったことを・・・田部井淳子さんがお亡くなりになられました。
この方はみなさんもご存知のように女性では初となるエベレスト登頂と七大陸最高峰を極めた方です。
でも、人柄はとても気さくな方で登山は楽しむもの、自分のスタイルで登るものと提唱されご自身の著書の中でもマイペースで楽しむことの大切さを教えておられます。
私は以前に尊敬している登山家の一人として加藤文太郎さんのことを少し取り上げました。
女性の登山家では田部井さんを尊敬していてついこの前の富士登山を拝見したときはまだまだお元気で何よりだな~と思っていたのですが・・・残念です。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
さて、気を取り直して本題に参ります。
10月の三連休、生憎の雨模様で最初に予定していた御嶽山は3日とも雨マークだったことから急遽予定を変更して近畿圏での登山にしました。
そうなると担当は私なので早速宿を手配して登る山もチョイスしました。
ところが急遽変更したものですから宿がなかなか空いていないンです。(当たり前ですよね。)
そんな中、何件かチョイスしてその日は病院の検診(一ヶ月に一回は見てもらっています。)だったのでカミさんに「ごめんやけど、このリストに手当たり次第電話して予約できるか聞いといて。」とお願いして診察を受けました。
診察が終わって出てきた私にカミさんが「1軒あったけどご主人がすごく良い人で詳しく説明しようとしてくれるんだけど私ではわからないから主人に電話させます。」と言って切ったそうなのでご主人に電話しました。
この方がすごくいい人、営業トークは年の功で見抜けますがこの方は心から言ってくれているのがひしひしと伝わる心がほっこりするような良い方なので即決しました。
まあ、三連休なので少々お値段は高めなのですがそれすらもすごく申し訳なさそうに伝えてこられるご主人に逆にこちらが「いやいや、連休だから仕方がないですよ。」と慰めるぐらいですから人柄が偲ばれます。
で、当日友人と私の自宅から出発し一路洞川温泉を目指します。
当初の予定では日曜日天気が回復するようならその日に山上ヶ岳⇒稲村ヶ岳を縦走して洞川温泉に宿泊する予定でしたが洞川温泉についた頃は結構雨が降っていたので宿に車を停めさせていただき洞川温泉を周遊することにしました。
最初に向かったのは山上ヶ岳歴史博物館、まあ雨がきつかったので雨宿りを兼ねて拝見しようと思っていたのですが・・・受付のお姉さんが「ちょうど今ビデオ上映が始まったところなのでそちらからどうぞ。」と言ってくれたので暇つぶし程度の気持ちで見始めたのですが・・・見て良かった~~行かれたらぜひ見てください。
合間に抹茶とお茶菓子を振舞っていただきましたが我々は食い入るように画面を見ていました。
(山上ヶ岳歴史博物館です。ビデオの上映時間に合わせて行けばムダがないので聞くといいでしょう。)
ビデオを見終えた我々は展示資料を一通り拝見し外に出ます。
この日は村の祭りとのことでしたが屋台が出ているわけでもなくひっそりとしているので雨で順延かな?と思いながらお参りしました。
御朱印もいただき境内を満喫した我々は次の目的地を面不動という鍾乳洞に決めます。
実はちょっと雨が上がり気味だったので少しでも山道が歩きたかっただけなんですが・・・これが結構いい道。
距離は3kmあるかないかぐらいですが山を満喫できる道でした。
(この案内図に従い、龍泉寺の裏手から山道に入ります。)
(するといきなり素敵な山道が始まります。)
(結構本格的な道なのでハイヒールやサンダルでこないようにしてください。)
(面不動鍾乳洞の入口にある展望台から洞川温泉が一望できます。)
(観光客や足の弱い方はこのトロッコ?電車を利用するといいでしょう。)
(我々のように歩くのが好きな方は歩いて下山すればこんな素敵なお地蔵さまが出迎えてくれます。)
(ちなみに駅舎はこんな感じ、チケットはこの下の売店で販売しています。)
ちなみに観光案内所で洞川温泉周辺マップをいただけるので活用するといいでしょう。
(情緒のある温泉街です。)
そろそろこの時点でお昼だったのでお腹がすいた我々は食べ物屋さんを物色しますが喫茶店はあるのですがなかなか食堂がありません。
やっと温泉街の端の方で小さなお土産物屋兼用の食堂を見つけた我々は迷わず飛び込みます。
ここはおじいさんとおばあさんが経営していてそれを中学生の少年がお手伝いをしているという田舎ではよく見かけるタイプの食堂なのですがこの少年が実に利発で心根の素直ないい子。
おまけにご飯も美味しく(鹿カレーがオススメ。鹿の刺身もうまいです。)ほっこりした我々は母公堂を目指します。
(洞川温泉に行かれたらぜひこの食堂で御飯を食べてみてください。安らぐことうけあいです。)
ちなみに母公堂は温泉街から2km程はあるので疲れた方はやめておいたほうがいいでしょう。
我々は食後の運動と洒落込んでテクテク歩きます。
(こんな素敵な道を歩くのですから疲れも吹っ飛びますよね?)
途中には名水ゴロゴロ水など見所もたくさんあるので飽きずに母公堂に行くことができました。
(母公堂です。安産祈願ができるそうです。)
母公堂を拝見したら来た道を戻りますがこれが失敗、実はこの時点では知らなかったのですがこのお堂の下側に道があり、そこからなら無駄なくカジカの滝などを見ながら戻れるのですが気づかずスルーした我々は後でまたここまで戻ってくるハメになりました。
(母公堂からの戻り道にある名水ゴロゴロ水の源泉です。)
(こういう看板を見たら行くのが男の子。当然行きます。)
(自然が作り出した造形美に圧倒されます。)
(この建家の奥から洞窟に行けるのですが今はシーズンではないので立ち入り禁止です。)
なにげにここで見かけた看板にカジカの滝と記載があったのですぐそこだろうと思って行ってみたら先ほどの母公堂まで戻ったので友人と大笑いです。
(カジカの滝です。この上が母公堂です。(ヽ´ω`)トホホ・・です。)
まあ、いい運動だったということでと宿の方角に進路を切り替え進みます。
ここには大きな吊り橋もあるのでそっちを見に行こうかと言いながら温泉街に戻ると太鼓の小気味いい音がしています。
「なんや?今頃から祭りか?」と友人と話していると先ほどの食堂の少年と偶然の再会、少年から声をかけてくれたので「おお~もう店は終わったの?」と聞くと少年ははにかみながら「いや~もうすぐ餅まきが始まるのでおじいちゃんに断って店を抜けてきました。」な、なんてピュアな子なんだ~~
昨今、世の中では青少年が歪んでしまっていじめや暴力、果ては覚せい剤までに手を出す世の中なのにこの子は祭りの餅まきを楽しみにしているなんて・・・おじちゃん絶句です。
少年に導かれ童心に返った我々も餅まきに参加してそれぞれ3個づつゲットしました。
(久しぶりの餅まきです。楽しかった~~)
その後宿に帰った我々は宿のご主人たちの手厚い歓迎を受けおいしい料理に舌鼓。
でもおかしかったのは我々の料理はぼたん鍋なのに鍋に貼られた出汁はどう見ても醤油ベース。
うん?普通は味噌ベースなのにこの地方では醤油ベースなんやね?と友人と語らっているともうひとりのおばさんがそれこそダダダダって勢いで部屋に入ってきて「お客さん、ゴメン、まだなんにも入れてへんやんな?」と鼻息荒く聞いてきたので「うん、これからやけど?」というと「良かった~~さっきのおばさん間違えて出汁持ってきたん、これが本当の出汁、今から差し替えるわ~」と言って差し出した出汁は見覚えのある味噌ベース。
「これ、鴨鍋用やねん。」気恥ずかしそうに言ったおばさんが可愛かった。
食事も終わって寝る段階でご主人が布団を敷いてくれたんですがご主人も山が好きなんだそうで暇があれば山上ヶ岳、奥さんが一緒の時は稲村ヶ岳に登っているそうで我々に「さっきからずっと天気予報を見てるけど明日はいいお天気だそうで良かったです。」と本当に我々のことを最優先で考えてくださっていたのでもう我々はこのお宿のトリコ。
翌朝のために朝早くから朝ごはんと昼ごはんをお弁当にして下さり本当は営業時間でもないのにわざわざ我々を見えなくなるまで見送ってくださいました。
絶対この宿を次の縦走時の宿にしようとゴリラーマンと固く心に決めた私は山上ヶ岳に向かいました。
ちなみにお宿の名前は花あかりの宿柳屋さんです。
みなさんも洞川温泉に行かれる際は是非とも利用してみてください。
きっとご主人の人柄に心癒されること間違いなし、素敵な旅になりますよ。
ちなみに本日の総行程距離は16km、まあ洞川温泉の端から端まで2往復ぐらいしていますからそんなもんでしょう。(アホは疲れを知らないんですね。)
今年はもうなかなか泊りがけで行くことは難しいかもしれませんがなんとか次の山に行きたいです。
みなさんも気をつけて登山を楽しんでください。
でわでは~~