うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(大雲取珍道中記)

みなさん(o´ノωノ`o)コンニチ…ヽ(o´・∀・`o)ノワァ♪
相変わらず不定期開催のうめぞーブログの始まりです。

さて、前回にも少しお話しましたが最強の友人と熊野古道の一つである大雲取に行ってきました。
コースや真面目な紹介はヤマケイの登山記録に上げておきましたのでそちらを参照してください。
下記にリンクを記載しておきます。


ここでは私と友人が遭遇した楽しい方々と面白かったことを語りたいと思います。
(今流行りのスピンオフみたいな感じ・・・ってそんなカッコいいもんではないです。)
まず最初に我々は前日仕事を終えてから勝浦を目指したんですが前泊で勝浦周辺のとあるビジネスホテルに一ヶ月も前から予約を入れておいたんですね。
ここは観光協会のホームページで見つけたんですがそのホテル自体もホームページを持っていてそれがまた結構凝っていてしっかりしたものだったので安心して電話したんですよ。
ところが電話に出てきたのはちょっと頼りなさげなおばちゃんだったんですよ。
まぁとは言え予約しようとしたらなんと時間制限が????以下私とおばちゃんの会話
私「11月の21日の夜に素泊まりでお願いしたいのですが・・・空いてますか?」
おばちゃん「ああ、空いてますよ。」
私「じゃあツインの部屋でお願いします。」おばちゃん「はい、大丈夫です。」とここまでは普通に大丈夫だったんですが・・・
私「着くのは京都からなので夜の23時頃になりますが・・・」
おばちゃん「!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?そんなんかなんわ~~21時30分頃になりません?私寝てしまうわ~」
私はその時点でポカ~んです。なんですと~チェックインが21時30分ってどんなホテルなん??
なのでこりゃ無理だわと思い「ああ、そうですか~じゃあ無理ですので結構です。」と電話を切ろうとしたところ慌てたおばちゃんが「あ、いや、いえ、大丈夫です。出来るだけ早くいらしてください。お待ちしています。」といきなり全肯定で時間も23時なら着く前に電話してくれればいいとのこと。
私の中では??ですがホームページで見る限り、部屋は綺麗だったのでとりあえずお願いしました。
色目がないとね、なんか地味になる。
で、当日友人とサービスエリアで軽い目の食事を済ませ伊勢自動車道から和歌山へINします。
予定通り23時頃には着きそうだったので早い目にホテルに電話します。
私「今日予約を入れておいたうめぞーですけどあと少しで着きます。」
おばちゃん「・・・・・・えっと、・・・今日・・・でしたっけ?」私「はい、そうですけど?」
おばちゃん「ああ、・・・お待ちしております。」????なんだ~この奥歯に物が挟まったような感じは??
とりあえず友人には宿は大丈夫といい予定より早く22時30分頃にホテルについたのですが・・・・
まず駐車場がよくわからないので友人を車内に残し私が受付に行きました。
エレベータもないくせに何故か受付は2階(それもどちらかといえば3階一歩手前ぐらい中途半端な2階)なので階段を上がって行きます。
で、フロント(そんないいもんじゃない、どっちかといえば古~い歯医者の受付のような感じ)で呼びかけると出てきたのは阿佐ヶ谷姉妹の姉ちゃんみたいなおばちゃん(ちなみに阿佐ヶ谷姉妹とはお笑いの人)で年の頃は60~70までというところ(本当はもっと若いのかもしれないけど年齢はワカラン)
早速名前を告げ、車できたので先に駐車させて欲しいというと少し階段を下りたところにある踊り場の窓から外を指さし「右手にスナックが見えるでしょう?その前の道を向こう側に行って左手にあります。」とのことなのでおばちゃんにはすぐもどると言ってから友人のもとへ・・・おばちゃんに聞いたとおり伝えたところ友人が「ああ、あそこが駐車場やな?ここの名前が書いてあるな。ところでどっから行くねん?」
私「そやからスナックの前の道をやな~」と言いながらスナックの方を見ると???道がない。
まあ正確に言うと人が歩けるぐらいの道は確かにありますが(それもなければスナックに行けない。)とても車が通れるような道じゃありません。
呆気に取られていると友人が「任せとけ。」といいおいて全く関係のない方向へ車を走らせしばらくするとその駐車場へ入ってきました。
私が「よおわかったな?」と聞くとお前がフロントに行っている時にこの辺違うかなと辺を見ていたとのこと。
さすが兄貴です。頼りになる男です。
で、なんとか車を置けたのでフロントに戻った我々を待っていたのはおばちゃんの次から次へと出てくる信じられない言葉のオンパレードでした。
私「じゃあ予約していた通り、ツインでお願いします。」
おばちゃん「あのね~うめぞーさん、謝らなければならないんですけど・・・・」私???
おばちゃん「実は今日足の悪い方がお泊りに来られてツインをそちらにお譲りしたんです。」
私「はあ?いや意味がワカラン?んじゃ俺らの部屋は??」
おばちゃん「いや、泊まるの今日やって思ってなかったから・・・」
私「いやいや、ちょっと待って。今月の初め頃に予約入れましたよね?その時電話番号も言いましたよね?それやったらなんで電話をくれなかったんですか?」怒った私はそれでも努めて冷静に言葉を選んで抗議しました。
するとさらに驚く言葉がおばちゃんから発せられました。
おばちゃん「いや実は電話番号とか書いた紙を無くしてしまって・・・・・」はあ~~なんですと~~~それじゃあ予約が通って無かったということかいな??
流石にびっくりした私は上記のような感じで聞きました。
すると慌てたおばちゃんは「ううん、部屋はあります・・・和室やけど・・・」
な~んや良かったここまできてこの時間で部屋が無いと言われたらショックやわ~と思っていたらおばちゃんが部屋に案内してくれました。(といってもフロントの斜め前でしたが・・・)
ところが部屋に入ってみると何故か布団がひと組しかありません。
さすがに仲が良いとは言えそんな趣味は二人ともないのでおばちゃんに「布団は?」と聞くと申し訳なさそうにおばちゃんが「隣の部屋から持ってきてもらえますか?」へ?聞き間違い?普通用意するのはホテル側やろ?
そう思った我々は「いやいや普通はホテルが用意するやろ?」と言うとおばちゃんは「そうなんやけど・・・私足が悪いねん。」はあああああ~~~もはや我慢にも限度ちゅ~~もんがあります。
要約してここまでの経緯をまとめると・・・・
1、予約したけど紙をなくしたため日にちや時間等覚えていなかった。
2、駐車場はざっくり
3、予約した日を覚えていなかったためほかの客とブッキング。
4、部屋も適当にチョイスしたため用意すらできていなかった(これ和室だけどおそらくシングル)
5、適当な部屋をあてがったため布団がひと組しかなかった。
6、もうひと組の布団を客である我々に隣の部屋から持ってこさせた。(足が悪いんやと。関係ないがな。)
ただね、以前も言いましたが子供とお年寄りにきついことを言えない我々は結局おばちゃんの手のひらで踊らされるだけでした。
挙句の果てにおばちゃんは「私ね、あなたたちが京都から来られるということだけは覚えてたんよ。だから毎日夜遅くまで待ってたんよ~~」ほざけ~このくそばばあと心で思いながら近くに居酒屋がないか聞きました。
(くそばばあって口が悪いですが要はおばちゃんがメモをなくさなかったら何も問題はなかったはずです。)
ところが・・・です。普通はねビジネスホテルって言えばその地域に密着していてたいていの店とはコラボやそれなりの連携をしているので割引券や店の名刺など・・まあ百歩譲って近辺の地図などがあるもんですが・・・・ここはな~~んにもない。あげくにおばちゃんは周辺に何があるかサッパリわからないとのこと・・・トホホ。
仕方がないので荷物を置いて自分の足で稼ぐことに・・・で、ホテルを出ようとしたらおばちゃんがオイラ達にとどめの一言「あの~すいませんけどウチは料金前払いなんで~~」ははは、疲れた。

ちなみにそこから歩いて100m程のところで偶然居酒屋を見つけた我々はウサを晴らすように飲みました。
気をつけないといけないのはコンビニやご飯屋さんは一切無かったので朝ごはん用にコンビニを見つけたら迷わず入っておくことをおすすめします。

イメージ 1
(勝浦の駅前です。パッと見商店街がありますがほとんどシャッターです。寂しくなります。)

熊野古道を満喫し、円座石の無事な姿も確認した我々は一旦勝浦に戻り車に乗り込むと次の宿泊地である串本に向かいました。
イメージ 3
(円座石です。去年はこのコケが心無い人にむしられ落ち込みましたが無事に復活していました。良かった~)

次の日は雨との予報だったので橋杭岩や潮岬へ寄ってから帰ることにしました。
で、この日は串本ロOOルホテルに泊まったんですが・・・ここは高台に有るためホテル周辺には何もありません。
それならホテルで食事でもと思ったんですが仕舞うのが早くゆっくりできそうもなかったので風呂上がりに居酒屋までタクシーで行くことにしました。
ホテルのフロントでタクシーを頼み、一旦部屋に戻って用意を済ませフロントに行くとタクシーが来ているとのことなので早速乗り込むと・・・・
私「頼んでいたうめぞーです。」運転手「え?聞いていたのはうめぴょんさんですけど?」???仕方がないのでフロントにもう一度行き他にタクシーを頼んでいたか聞くと頼んだのは我々だけとのこと。
もう一度タクシーに戻りその旨伝えるとめんどくさそうに無線で確認する始末。
挙句の果て結局は自分の聞き間違いだったのに「いやあ無線がノイズひどくて聞き取りにくいんですわ。」
いやいやまずは謝れ。
おまけにこの運転手・・・普段はお寺の坊さんなのか作務衣姿に頭は丸坊主でおおよそ運転手には似つかわしくありません。
かなり気分は外しましたがそれでも美味しいものが食べたい我々は「運転手さんなら地元の人やし美味しい居酒屋さん知ってるやんなあ?連れてってよ。」と頼むと「ここらは田舎やからこの時間はもう空いてないですよ。」とのこと・・・いやいやナンボなんでもまだ21時・・・まあ空いてるところでいいです・・・とこれまたテンションが下がります。(なんで田舎だということで言い訳にするかねえ?めっちゃ山奥というならいざ知らず串本でっせ?)
それでもなんとか駅前(駅前といっても少し外れるけど。)の個人経営の1杯飲み屋みたいな店で下ろしてくれました。
店はカウンターに客が数名、座敷がふた組ほどあったので我々は座敷に上がらせてもらいまずは生ビールで乾杯します。
で、アテにやはり海沿いなので何か美味しいものをと思い女将さんに聞いてみるとうめろうという魚(深海魚らしいのですがイサギのようで結構美味)が美味しいよと教えてもらい早速注文・・・これがめっちゃうまいのでテンションが上がった我々は次から次へと料理と酒を注文し平らげていきます。
でもお店は23時までなのでまだ飲み足らない我々はスナックを紹介してくれとお願いしました。
気のいい女将は隣の店を紹介してくれたので会計を済ませてすぐ隣のスナックへ出陣します。
(ちなみにこの居酒屋の大将は少し無愛想に見えるけどとってもいい人。料理美味しかったです。)

で、早速となりへ行くとここも地元の人が数名お話をしながら飲んでらっしゃいました。
まあ、空気の読めない私はカラオケを注文し早速歌い出します。(カラオケが大好きなんです。)
ママさんに「10曲ほど歌たら帰るわ~」なんて言いながら調子良く歌います。
で、途中から友人もエンジンがかかり、元々おられたお客さんも巻き込んでカラオケ祭りに・・・・
ママさんとも馴染んできたのでいろいろお話しているとママさんが「うめぞーさんらは釣りをしに来たの?」と聞いてきたので「うんにゃ、オイラ達は熊野古道を歩きに来た。」と言うとびっくりされてました。
まあ、熊野古道を歩くような人はあんまり串本には来ないんでしょうね。
楽しい時間を皆さんと共有してからタクシーを呼んでもらいホテルへ帰りました。(愛ちゃんママありがとね。)

次の日は予定通り橋杭岩に行ったのですが強風と雨で結構きついのですが元々端から端まで見て回らないと気がすまない我々は端っこまで見に行きましたが・・・強風で煽られた私の傘は見事に骨だけになって友人と大笑いです。
その後、潮岬の灯台も見学し今回の旅を終えました。
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橋杭岩です。この堤防から写真を撮っていたら風で煽られエライ事になりました。)

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(潮岬灯台から見る太平洋です。海は眺めると心が洗われるよね~~)