うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(奇跡の邂逅)

皆さんお久しぶりです。お元気ですか?
私は家庭の事情から少しばかり山から遠ざかっていました。
結局、今年の夏山は白山を最後に3000m級の山には行けていないのが実情です。
おまけに約2ヶ月ほど山から遠ざかっていたものですから脚力が落ちてしまっています。
なんとか都合をつけてこの前のシルバーウイークの最終日に愛宕山に行くことができました。
久しぶりの山で気分も高揚していた私は頑張って登り出します。
元々この山は昨年病気をした私にとって原点回帰へ誘ってくれた大切な山です。
どんな時でも最低一ヶ月に一回は登っていただけに全てを知り尽くしているといっても過言ではありません。
標高は約970mと1000mに満たない山ですが結構急峻な山のため足腰の鍛錬にはもってこいなのです。
関西では六甲山と並び、心肺能力の指標となる山なんです。
六甲では高座の滝から六甲最高峰までを時間で区切り、それぞれランクで分けています。
愛宕山も表からの道(正式な参拝道)でかかった時間を基にランクを付けることができます。
ただ、今も少し触れましたが愛宕山は山頂に愛宕神社があり、本来はその神社への参拝用の道を登山者やハイカーが勝手に使用させてもらっているというのが現状なのです。
従い、入口には入山する際の注意が書かれていますので必ず守るようお願いします。
気になるのが観光客が軽装で登ったりしているのをたまに見かけますが(特に紅葉の季節)一番登りやすいとされる表参道(3合目、5合目、水尾の別れにそれぞれ休憩小屋があります。)でも平均3時間遅い人なら優に4時間はかかる道なのです。
距離にすれば山頂までたかだか4kmほどなのですがその分高度を一気に稼ぐことになるのでなめてかかると熱中症や足を痛めることになります。
なのでここに来ている登山者は(ハイカーではない)その大半が足腰の鍛錬目的できている人が大半で関西の人で登山をする人は3000m級の山へ行く前の足ならしで利用する方が多いです。
他には武奈ヶ岳も足ならしにはもってこいです。
と話が横道にそれました。
ここからが本題です。

当日私は弱った足腰の鍛錬目的で登り、目的を達成したので(目標登頂時間1時間半を下回った)山頂で食事を済ませ懇意にしている月輪寺の御住職(先代の女性の住職で現在は息子さんがあとを継いでいます。)とお話でもしようかと思い、月輪寺経由で下山しようと思ったのですがこの時は何故か来た道を引き返すのが良いような気持ちになり表参道を引き返すことにしました。
普段なら表から登ったら必ず月輪寺方面へ下山するか水尾の里経由で降りるのが常なのでなかなかピストンすることはないのですがこの日だけは何故かピストンする選択をしたのは今から思えば山の神様がこの素敵な出会いをセッティングしてくださったのだと感謝しています。

順調に下りだした私は黒門を越え、樒小屋を越えたあたりで前方から来た女性がこちらに向かい手を振っているのに出くわします。
当日は友人との都合がつかなかった私は一人で登っていたため知り合いはいないはずと思い私の後ろに誰かいるのかなぐらいに思い振り返りますが誰もいないので「へ?誰に手を振ってるの??」と不思議に思っているとその方が「うめぞーさん、久しぶり~~」と声をかけてくださいました。
ところが鈍い私はそれでもまだ「へ??誰??」状態です。
そうこうしているとその方がそばまで来られて「ほらほら~八経ヶ岳で会ったじゃないですか~~」
思い出しました。
そうです5月の連休を利用して私と友人とで大台ケ原と八経ヶ岳へ行った際に出会った素敵なパーティの方でした。
「ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・こんなところで再び会えるなんて・・・奇跡ですね~」って喜んでいるとその時のパーティの方々が追いついてきて一気に同窓会のような空気になりました。
確か前回お会いした時にリーダーの方が関西圏から来ていて六甲はホームグランドですとおっしゃっていたのでどこかの山域でお会いするかもしれませんね~とは言ってはいたのですがこんなにあっさりと邂逅するとは正直思いもしませんでした。
何故、今回のタイトルを奇跡の邂逅にしたのか?それは山に行かれる方ならわかっていただけると思いますがこれだけたくさんある山の中で同じ日に同じ山を選択するという偶然。
また当日私は月輪寺経由で下山しようと思っていたのでそちらをチョイスしていれば当然ながらお会いしていなかったでしょう。
そうなんです。山というのはそのほとんどが登山道がたくさんあるため例え同じ山に登ったとしてもルートのチョイスで会うことなくすれ違うということは珍しくないのです。
笑い話ですが昔、私の山仲間(いつも行く友人ではない)と全く同じ山に登りながら僅か10分のタッチの差で私たちが山頂から別ルートで撤退したため会うことなく後日聞いて大笑いしたことがあります。
そうかと思えば東京ディズニーランドで偶然友人と出くわしたこともあります。
あんな広大な敷地内で会うのも珍しいことですがましてや山で出会うというのは本当に珍しいことと言えます。
だからこそ今回のタイトルに奇跡の邂逅と命名したわけです。
地道に山を登り続けていればいいこともあるんだな~と感動しました。
みなさんも素敵な出会いをするために山では周りの方々と仲良くなってみてはどうでしょうか?
仲良しグループだけではなかなか人との出会いはありませんのでたまには一人で行ってみるとか気さくに声をかけてみるとか・・・・相手に不快感を与えないよう注意して話しかけるのもいいんじゃないでしょうか?
皆さんが素敵な出会いを体験できますように・・・でわでは~~

ちなみに私の登山記録をヤマケイに記載していますので参考にして頂ければ幸いです。
下記にリンクを載せておきます。