うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

登山と健康(登山の楽しみ方・ギアについて)

どもども、うめぞーです。
さっき特典につき更新しましたが特典なんかまだまだ語り尽くせないのです。
皆さんに気持ちよく読んでいただくために出来るだけ簡潔に書いているのでかなり端折っています。
カテゴリーを決めて書いているのでどうしても偏ります。
今回を最後に次回からは思いつくまま知っている事柄を書いていこうと思います。
では退屈かもしれませんが今回もお付き合いください。

前回の特典を書いている最中に思いついたので少し道具のことを書きたいと思います。
というのは昨今の登山用品店やそれを取り巻く中高年のあり方に疑問を抱くからです。

まず私が一番毛嫌いするのはストック(トレッキングポールって今は言うらしいがストックで十分です。)
実は私も使っているのにこんなことを書くと矛盾するようですが鍛え方が違うと偉そうに言っておきます。
(気を悪くしたらごめんなさいね。でも後でちゃんと理由書きますから・・・その上で批判してね。)
ストックはここ最近出てきたギアでほんの少し前まで杖すら突いている方を山中で見たことはありませんでした。
それがここ最近猫でも杓子でもストック突きまくりです。
これね、何が私気に入らないかというと使い方も知らずに使っている人が7割以上いることなんです。
まず登山初心者(中高年が大半)はお友達に恐らくこんなことを言われて購入しているのでは?と思います。
「ねえねえ00さん、登山って大変そうに思えるけど結構簡単にできるわよ。だって私でも登れるもの(´∀`*)ウフフ
え~シンドいしイヤってだいじょ~ぶ、今はねストックっていうものがあってね、それを使うと誰でもスイスイと登れちゃうのよ~00さんも一回騙されたと思って買ってみたら?きっと楽よ。」バカヤローと言いたい。
こんな中高年のおばちゃんやおっちゃんが増えたから山は今かわいそうな程荒れてきているのです。
まずね、ストックには先端に石づき部分があるんですがここって元々雪を突くようになっているから(スキーする方はわかると思うけど結構鋭いですよね。)危ないのでゴムキャップで覆ってあるんです。
これはもちろん人に当たると危ないからですがもう一つ理由があって山道を痛めないようにしてあるんです。
皆さんは木道って知っていますか?文字通り木で出来た道で主に湿地帯とか自然を保護する観点から山道に取り付けてあります。
ところが馬鹿なハイカー(敢えて登山者とは呼ばない)がなんの知識も常識もなくストックを保護カバーなしで突きまくるから木道が穴だらけです。
イメージ 1
(ストックの先端比較です。右が石突き保護キャップを外した状態、左は装着した状態です。)

イメージ 2
(実際にこんなように平気で山道に傷をつけていくバカヤローたちがいます。)

上の写真は木道ではありませんがカバーなしで突いたら平気で木道にもこのような穴があきます。
またストックの振り方も知らずに力いっぱい振り回す輩もいて私は危うく目を刺されそうになったこともあります。
ストックは自分の足より30~50cm先を突いて自分の足と平行になったらまた前方に出すのが基本。
間違えても後ろに振り抜くもんじゃないんです。
ところがね、今はベテランの店員さんがいない店舗が多いのか使い方も教えず売れればいいや的なショップが増えたのか使い方を知らずに使っているダメな中高年のなんと多いことか・・・
本来なら若い方のお手本になるのが当たり前なのに事、山に関して言えば中高年の方が明らかにマナーやルールを知らず(無視して?)歩いている方が多いです。
行ったことある人にしかわからないけど尾瀬の高原(湿地帯)なんかは広大で管理するの大変なんです。
でもそこで木道を修繕されている方がいらっしゃるんです。
それを仕事と言い切るのは簡単ですが中にはボランティア活動の方もいらっしゃるんです。
何故かって?単純に山や自然が好きだからですよ。
だからせめて我々も人に迷惑をかけない登山をこころがけましょ。お願いします。

次にストックのデメリットですがまず特典でも少し書きましたがアナタの筋肉鍛えられてますか?
山に登った翌日に筋肉痛でいた~いって言っているような人がストックを使用すると・・・・・どうなるか?
早い話、間違いなく3000m級の山では通用しませんし滑落して死ぬのがオチです。
せいぜい200m~300mまでの低山を上ってご近所の方に「私は登山家です。」と自慢して一生を終えてください。(間違えても3000m級を登ろうなどと無謀なことはやめてください。非常に迷惑です。)
ストックってね、すごく便利なんですよ。特に低山では・・・人間は元来4足歩行から2足歩行に進化したんですが名残で4足が楽なんですね。でも足に比べて手はその機能(歩くという行為)を失い従来は歩けないわけです。
ところがストックという補助機能を使用することによって人間がもともと持っていた本能が目覚めるんです。
とここまで書くと「じゃあいいじゃん、却って便利じゃん。」と思ったそこのあなた・・・それは筋肉を十分鍛えた人に訪れるメリットであって最初から筋肉を鍛えずストックを使用しているとストック依存性になってストックなしではまともに山道を歩けない体になっていますよ。
嘘だと思うなら今度山に行く時、ストックを封印してご覧なさい。
鍛えている人にとってはなんてことないですがそうでない方はバテないまでも相当下山後は疲れているはずです。(下手すると下山中、足がもつれて転倒する可能性があります。)
でね、勘違いするわけですよ。本当はストックのおかげでスイスイ歩けているのに自分の力と思っちゃうんです。
そんなわけ無いでしょ?毎週最低一回20kmの走行距離で高度は1000mぐらいの山を歩いているならともかく月に一回行くか行かないかで筋肉がつくわけ無いでしょ?
私は普段から歩いているという方、何kmですか?最低5kmは歩かないと(高低差がないなら10km)あまり鍛えているとは言い難いです。
自分が鍛えられているかどうかご自身の足を(特にふくらはぎ)よく見てください。
本当に鍛えられていると足の筋肉の周りを血管が囲むように巡っています。
少し力を入れるだけで筋肉が硬くなりすごくいい形が形成されるはずです。
ストックは十分に鍛えた人には恩恵がありますがそうじゃない人にはデメリットしかありません。
ちなみに3000m級の山でストックの使い方を知らずに使うと間違いなく事故します。
ヘタをすると滑落してさようならになります。
もし使用するなら周りの上級者をよく観察して使用してください。(まあ上級者は足が早いのであまり見れませんが・・・)
確かにストックに限らず山のギアは使い方や条件を間違えなければ力強い味方になってくれます。
実際ここ最近からですが私も使用しています。
もっとも私の場合はコースタイムを縮めるために推進力が欲しくて使用しています。
例えば木の階段を普通に上がると私もそれほどスピードを上げることができませんがストックを使用すると駆け上がるように上がることができます。
これは正しい使用方法で使用しているので推進力が生まれるからです。
ストックを補助で使用している人ははっきり言って杖がわりなのです。
確かにお年寄りで普段からステッキを使用している人が山に行かれる際は使用したほうがいいと思いますが健康で歩けるならまずは足を十分に鍛えてから使用したほうがメリット大です。
いろいろ書いたので気分を害された方もいらっしゃるかもしれませんが山に来ている登山者(ちゃんと山を理解し自然を愛し、人に迷惑をかけない人を私は登山者と呼んでそれ以外をハイカーと位置づけています。)
の大半はそんなダメな人たちを苦々しく見ていることを忘れないでください。
次回は山登りの事故について・・・このあと昼ごはんを食べてから更新しますのでお待ちください。
ではでわ~~(今日は暇だから頑張る!!)