うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

剣尾山

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当日はたまたま家内が剣尾山の近所を通って出かける用事があるとのことだったので車に便乗、行者口で下ろしてもらえた。(電車だと帰りはいいが行きは時間との勝負になる。)
行者口のバス停を少し坂道を下る方向に進むとユースホテルの看板が立っている上り坂がありますので上っていきます。
しばらく進むと玉泉寺というお寺が左手にあります。
ちなみにユースホテルはそのお寺が経営されているようです。
他府県から来られる方はそのホテルを利用すると早朝から登れます。(能勢温泉を使う手もありますのでお好きな方をチョイスされるといいでしょう。)
玉泉寺をすぎてしばらく進むと登山口が右手にあります。
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(登山口です。すぐそばにはトイレもあります。)
 
わかりやすい道標と案内看板が建っておりその隣にはトイレまでありいたれりつくせりです。
道標に従い右手方向に進むと直ぐに左上に木の階段が続きます。
階段はかなりありますのでペースを考えながら歩いてください。
階段を抜けていよいよ山道に入ったかなというところで行く手に大きな岩が見え、左にお堂が見えてくればそこは行者堂です。
このあたりから巨石群が連なり巨石好きの私にとってはたまらない場所です。
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(行者堂近くに有る巨石です。登山道にせり出すように天空から落下し地面に突き刺さったように見えます。)

ちなみに行者堂の左から裏側に回り込むと西の覗きや胎内岩などの行者コースを巡れます。
景色がとても素晴らしいので時間に余裕がある方はぜひ訪れてください。
一周するのに約一時間ほどかかります。(少し悪場もありますので注意してください。)
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(西の覘岩からの風景です。なかなかの絶景です。)

行者堂に別れを告げて巨石に囲まれた山道を少し行くと行者山山頂です。
標高を示す標識があるだけでそっけないですが休憩するには広々しています。
しばらくクヌギやコナラの雑木林をゆっくりと登ります。
この山道全般に言えることですがなんかほっこりする山道です。
山全体がほっこり感を醸し出しているとしか言いようがないのですがあくせく登るのではなく周りを見渡し季節を感じながら上るというスタイルがぴったりの山です。
しばらく進むと風の峠に出ますが別段風が強いわけではありません。
また、ゆったりとした気分で登らないと風の峠の看板(手製で小さく木にくくりつけてあります。)を見落としてしまいますので注意してください。
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(風の峠です。看板はご覧のとおり小さいので見逃さないように。道はとても快適です。)
 
少し急な坂を登ると六地蔵が左手に並んでいますのでそっと手を合わせます。
ここで注意なのが右手に行く道と六地蔵の前を通り過ぎる道がありますが右手に行くと今は廃止になった青少年野外センター跡に下りてしまいますので注意してください。
六地蔵の前を進むと月峯寺跡地に出ます。(ここに出ないということは道迷いです。)
跡地はわかりやすく本堂跡とか鐘楼跡とかの看板が出ています。
跡地を過ぎるあたりに剣尾山への道標があり、最後の急登になります。
距離はそんなに無いので頑張りましょう。
山頂は結構広く平たい岩がたくさんありますのでお昼をいただくにはもってこいです。
また、人気があるだけあって360°パノラマが楽しめます。
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(山頂です。360°のパノラマが楽しめます。また標識で山座同定するのも楽しいです。)
 
ここの標識は親切というか結構ユニークでいろいろな方向を示唆し、そこに何があるか記載してくれています。参考にすると楽しめます。(ガイドブックや地図と照らし合わせるとより楽しめます。)
休憩が終わったら帰路を決めます。
ここから横尾山に向かうのですが剣尾山山頂にはこの先行き止まりとの看板があり特に横尾山への道標はありませんので読図ができない人や自信がない人は来た道を引き返す方がいいかもしれません。
ただし間違えるかも知れないところは概ね一箇所ほどですので後は踏み跡をよく見て行けば私はそれほど気にする必要は無いと思います。
横尾山へは剣尾山の登り口の反対側に笹で左右を覆われた下り道がありますのでそこを進みます。(心配な人はコンパスと地図で方向を確かめてください。)
道は基本的に一本道なので(しかもかなり整備されている。)道なりに進めば問題ないです。
しばらく下ります。いわゆる鞍部に向かっていますが横尾山への上りは結構な急登になりますので足腰を痛めないように注意してください。
登りきった先は横尾山ではなく反射板と国境境界石が立っています。
道なりにしばらく進むと笹に囲まれた横尾山の三角点がひっそりとあります。
笹に囲まれたといっても結構開けていますのでここを休憩(昼食)場所にしてもいいかもしれません。
ただ、展望は剣尾山よりは当然悪く深山が見える程度です。
ここから気をつけて進んでください。
しばらく進むと道が二股に分かれます。一方はそのまま真っ直ぐに進めます。
もう一方は左に下ります。ここで注意なのは鹿よけのフェンスがあるかないかです。
フェンスが下り方向に長く伸びているはずなのでフェンス沿いに下るのが正解です。
まっすぐの道の方が立派なので真っ直ぐに進みたくなりますが左に下ってください。
鹿よけのフェンス沿いに進んでいくとやがて岩場に出ます。
ここはトンビガラの岩峰地帯と呼ばれているところでアルペン気分を味わえるとてもいい場所です。ただ、足元には注意してください。
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(トンビカラの岩峰地帯です。足元には注意してください。)
 
トンビガラを過ぎると電波塔がありますがここからの眺めはなかなかのものです。
休憩もできますのでゆっくりするのもいいかもしれません。
ここを過ぎると森の中へ入っていくので展望は望めません。
しばらく進むと能勢の郷が管理している21世紀の森になりこのあたりから急に道標がふえます。逆にここまでは道標が一切ありませんので読図が必要になるわけです。
ともあれここまで来ればもう心配することはありません。
道標に従い、よく整備された道をひたすら高度を下げていくだけです。
途中道が三叉路に分かれますがどの道を進んでも能勢の郷に出ることができます。
早い話、遠回りになるか近いかですが真ん中のルートは少し道が荒れています。
(その代わり能勢の郷のすぐそばに出ることができます。)
能勢の郷は温泉施設ですので汗を流すといいでしょう。(宿泊もできます。)
一応送迎バスもあるのですが食事をしないと山下駅への送迎バスには乗車できません。
食事もお昼ぐらいしか食べることができないので午後二時ぐらいにはレストランがしまっているという超絶不便なシステムです。
能勢の郷の敷地内に阪急バスの停留所がありますので時刻を確認してから温泉は利用したほうがいいでしょう。
ちなみに阪急バスは一日わずか二本しかなく午後は15時52分が最終です。
乗り遅れるとタクシー利用しかなくかなりの金額になると思いますので注意してください。
またマイカーでは駐車するところは無く(能勢の郷は宿泊者のみ)公共交通機関を利用する割には交通の便がとても悪いので事前に下調べを十分にしてからトライしてください。