うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(健康登山とは?)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
ご無沙汰しています。うめぞーです。

今日はタイトルにもありますように少しこの問題について考えてみたいと思います。
きっかけは昨日何気なく見ていた「名医のTHE太鼓判!」という番組を見ていたことからです。
芸能人が赤裸々にご自身の病名を番組内で公表されて改善に取り組むさまを描写しているのですが正直ボロボロな体だな~とかひどいな~と思った方が大半だったんじゃないでしょうか?
私もそんな中の一人だったんですが・・・・それよりもびっくりしたのがご本人の自覚があまりにも少ない。
特に女優の方でありとあらゆる疾患を指摘されていた方の表情を見ていると「わかっているの?」と疑いたくなりました。
元々、内山君やクロちゃんは自堕落な生活や性格で特にクロちゃんは自分で売りにしているのか?わかりませんがゲスな性格が暴露されてネットでも炎上しています。
おそらく見ていた方の大半が自覚していないことにいらだちを覚えられたと思います。
でもね、こういう病気(特に糖尿病)は自覚がないんです。
逆に自覚したら手遅れに近いんです。
なのでお医者様はそれこそ番組を忘れて真剣に怒っているんですね。
命を守る立場からすれば至極当然のことだと思います。
そこで番組は運動を取り入れるために健康登山を題材にしました。
このこと自体は何の問題もありませんし、むしろ私も推奨したいです。
監修に三浦雄一郎さんからご意見を聞いて最初は高尾山からということで登っておられました。
ただね、三浦さんのお話をちゃんと聞いて欲しいんです。
確かに三浦さんは「最初は低山それから中山、最終目標を富士山にするのがいい。」とおっしゃいましたが額面通りに受け止めた方がたくさんいらっしゃったんじゃないですか?
三浦さんの真意はそうじゃないと思います。
これは行動指針をそう計画するといいというだけのものでたった3回の登山を指しているわけじゃないんです。
でも、番組を見ていると高尾山をクリアしたから次の山は1000~2000級みたいな感じに受け取れました。
こんな短絡的な考え方ではよくなるどころか突然死の可能性が出てきます。
もちろん番組はたくさんの大人が目に見えない場所で各々の役割を全うされているため、滅多なことはないでしょう。
三浦さんの真意が抜けているので僭越ですが補足させていただくと高尾山を少なくとも息を切らさず登りきることができるまで次のステップに行くべきではないと思います。
ちなみに息が切れるというのは「ゼハ~ゼハ~」と荒い呼吸をしてふらつきながら運動している状態ですね。
スピードはともかく隣の人と会話を楽しみながら登りきることが出来ればクリアと言えます。
イメージ 1

(高尾山のルートマップです、一般(観光客)は1号路から登られています。番組もこのルートでした。)

上の写真からもわかるように高尾山は観光客から登山者まで楽しめるよう色々なルートがあります。
ケーブルやリフトも併設されており登下山は何とでもなるようないい山です。
距離も山頂まで4kmあるかないかなので最初は時間をかけてゆっくり登っても遭難の危険は少ないと言えます。
せっかくこういう素敵な山があるのですから最大限に利用させていただきましょう。
最初の一ヶ月はひたすら1号路を登って決めた目標をクリアしてみましょう。
例えば最小休憩で登頂を4時間以内、クリアできれば3時間、クリアできれば休憩なし(水を飲むことは休憩には含まない。)クリアできれば1時間以内などご自身に出来る範囲での目標を立ててみましょう。
次に他の号路をトライしてみましょう。
トイレがない、観光客がいない(要はほかの人が居ない。)道がわかりにくいなどいっぱい不安が出てくるでしょう。
そこで人間はどうすればいいか?考えるから先への進歩となるのです。
自治体に確認する、高尾山鉄道でマップをもらう(上の写真も高尾山鉄道からいただきました。)ガイドブックを色々買い込んでみる。
こうすることで不安要素が消えてあなたご自身のスキルアップにも自信にもつながるでしょう。
気が付けば体重が減って体の調子が良くなっているでしょう。
当然ながら息も切らさず笑顔で会話を楽しみながら登っていることでしょう。
息を切らしながら登っている観光客を見ながら少しの優越感にも浸れるでしょう。
どうですか?これが健康登山なんです。
関西にはそれこそ健康登山を推奨した山々がたくさんあります。
六甲山系、生駒山系、金剛山系、京都なら大文字山愛宕山愛宕山は低山ではありませんが)などに地元の方が毎日のように登っておられます。
近くにいい山が無ければ少し高台にある神社や寺院などなら階段があるので上り下りしてみましょう。
イメージ 2
(津田山にある長命寺の階段は808段ですが2~30段でも立派なトレーニングになります。)

上の写真は長命寺の階段ですが808段あります、そこまでなくても往復の回数を決めて取り組めばいいので極端に言えば陸橋でもいいのです。
要は息を切らさず歩くことが出来るようになれば大抵の山に行くことができるのです。
テレビは少し脚色も入りますが芸能人でも普通の人と変わらないのです。
病気に苦しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。
でもね、大半はご自身の不摂生が引き起こしているんです。
一旦、なまけぐせが付いた体にムチを入れるのは難しいです。
最終的に必要なのはご自身の意思なんです。
私はたまたま若い時から山が好きだったので病気になった時に素直に山へ帰ることが出来ました。
今では若い時以上に山の魅力に取りつかれていろんな山を上っています。
テレビで良いと言っているからと言って何でもかんでも安直に取り入れるのはどうかと思います。
玉ねぎが体にいいとテレビが言えば翌日には売り切れ店続出・・・なんともはやです。
登山もそうです、いきなりあんな無謀なチャレンジをすると下手をすれば悪化します。
何事も段階というものが必要なんです。
みなさんも(メタボや病気を抱えた方)最初はシュッとしてたでしょ?
小学生や中学生から肥えてた方は希でしょ?
大抵は就職してそれに伴い運動量が減ってその割には学生気分が抜けずに暴飲暴食を繰り返した結果、今の体型になっちゃったんですよね?
そこに至るまで段階があったわけでしょ?それを一足飛びに元には戻せないということなんです。
だからゆっくりでいいからご自身で決めたことを守って改善していきましょう。
最初の目標は一ヶ月に2回、近所の山に登るみたいな感じでどうですか?
目標は簡単で直ぐに手が届きそうなものから始めないと長続きしません。
でないと直ぐに言い訳が始まります。
言い訳って誰のために?何のために?するんでしょうね。
結局できなければ全てご自身に跳ね返るだけです。(ダイエットのリバウンドなんかがそうですね。)
三浦雄一郎さんが言いたかったことは正しくこのことなんです。
亡くなられた田部井淳子さんも同じことを生前おっしゃってました。

最後に健康登山とは?

1、楽しく。
2、無理はしない。
3、継続的に。
4、山頂がゴールでなくてもいい。(名水を汲みに行く、お寺にお参りに行くでもいいんです。)

病院に通っている方は先生に登山をすることをちゃんと伝えてくださいね。
で、登山をしたことによって体がどう改善したのかを先生から聞ければ励みにもなるでしょう。
頑張ってみてください。
私は先生からずっと最優秀患者の称号をいただいています。(偉そうにいうことではないですが。)
先生がため息混じりに「皆が皆、うめぞーさんみたいに自分に向き合えたら病気が治るのに・・・」とおっしゃっていました。
血液中の成分が正常値に近づく喜びを持ちましょう。(励みになりますよ。)
みなさんもご自身の励みになる目標を持って健康に登山を楽しんでください。(マナーは守ってね。)
皆さんが楽しく健康に登山をされることを願って終了です。

でわでは~~( ´・ω・`)ノ~バイバイ