うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康 御嶽山漫遊記(お池めぐり)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
うめぞーです。

台風がまたもや爪痕を残してしまいました。
被害に遭われた方、一日も早い復旧をお祈りします。
これって絶対地球温暖化が影響していると思うのですがナカナカ立証が難しく利害関係の影響で世界各国の足並みが揃いませんね。
私はこの愛すべき地球をそして自然を大切にしていきたいと切に思います。
ある科学者がこのまま放置しているとあと100年ほどで地球は住めなくなる(人類が滅びる)という試算を出しています。
そうなる前になんとかしたいものです。

さて、先週報告した御嶽山の続きです。
今回はとても素敵な御嶽山の魅力を伝えて行きたいと思います。
行ける方は参考に、諸事情でいけない方は行ったつもりになって頂ければ幸いです。

朝、早起きした私はそっと寝床を抜け出し外へ行きます。
こういう時はあらかじめ着る物や持ち物を枕元に置いておきましょう。
間違えてもライトはつけないように・・・どうしても必要な場合は手で押さえて必要最低限の光に抑えましょう。
こういう配慮ができる人が山での達人になれる人だと私は思います。
朝は空気が清々しく思いっきり空気を吸い込んだら昨日にここがいいと予定していた場所に行きます。
あらかじめコンパスで真東を模索しておいたので私の正面から朝日が上がります。
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(朝のすがすがしい空気に触れながら予定していた場所に向かいます。)
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(予定していた場所から遠くに富士山が見えたので望遠で撮ります。)
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(ご来光です。どこで見ても山の上なら空気が澄んでいるのできれいに見ることができます。)
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御嶽山もモルゲンロートに輝いて行きます。)

するといつの間にか私の後ろに来ていたゴリラーマンが「さすがやな~ちゃんと真東に来てるやんけ。」と笑いながら写真を撮っています。
一通り朝を楽しんだら6時から朝食なので朝ごはんをいただきます。
昨日はシャリバテ?から足がつりそうになったので今日はたっぷり食べます。
部屋を片付けさやかさんにお願いして荷物を小屋にあずけます。
用意が整ったのでいよいよお池めぐりに出発します。
最初に小屋の裏側の社にご挨拶をしてから緩やかな稜線をのんびり進みます。
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(稜線を進めば白山がその勇姿を見せてくれます。)
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(稜線はこんな感じで継子岳まではほとんどアップダウンはありません。)

高天原(鉄平石が乱立しているところ)あたりのハイマツ地帯で雷鳥の鳴き声が聞こえてきました。
耳ざとい私はその中から子供の声を聞き逃しません。
どうもヒナがいるようなので物陰に隠れ、息を殺してそっと待ちます。
すると最初は親が警戒してその辺を出たり入ったりしていたのですが待望のヒナがひょこっと顔を出してくれました。(嬉しかった~~)
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(このあたりの右側から聞こえてきました。)
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(いました~~~雷鳥です。しかも今年生まれたヒナのようです。可愛いです~~)

雷鳥を間近で見られてテンションがすっかりマックスの我々は意気揚々と進みました。
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(手前が鉄平石群、奥が継子岳です。)
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(継子岳の山頂です。)
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(継子岳の山頂から御嶽山を望みます。)
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(こちらは雲海に浮かぶ乗鞍岳(手前の山)と槍ヶ岳(奥の尖った山)です。)

継子岳は360°の大パノラマが楽しめるとても素敵な山なので是非とも訪れてみてください。
我々はここでコーヒーをいただきます。
ゆったりと景色を満喫して過ごすのは至福でもあり、とても贅沢な気分になります。
我々が山を愛してやまないのはこれがあるからなのです。
どんなに日常がつまらなくても辛くてもこういう趣味があれば人間は意外と心の平穏を保てるものです。
趣味は人それぞれなので何でもいいのです。
要は自分が没頭できて心が晴れやかになるものがいいのでしょう。
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(四ノ池です。池とは言いながら湿原となっており、高山植物の宝庫です。)

休憩を楽しんだあとは四ノ池を目指して急なガレ場を下って行きます。
四ノ池周辺は湿原で高山植物雷鳥の生息地なのでロープより先へは入らないように気をつけましょう。
日本人の大半は意外とルールには厳しく、いちいち言わなくてもわかる人が大半ですが外国の方は文化の違いから平気で入る方もいます。
英語が通じないとか揉め事が嫌だからと見過ごすのではなくここは必ず注意しましょう。
(身振り手振りでもいいのです。大切な自然を守るという気持ちが大切なのです。)
幸いにこの日は我々くらいしか歩いていなかったのですが関西では伊吹山あたりが観光地のため、どんどん花がダメになって行っています。(山頂まで車で来ることができるので簡単に観光客が来ます。)
隣国のようなマナーという言葉すらお母さんのおなかの中に置き忘れているような人々は別として西洋人は本当に理解できたらきっちり守ってくれる方が大半ですので怖がらなくても大丈夫です。
ただ、先方の文化も理解してあげてください。
私も外国で驚いたのですがゴミを平気で路上に捨てたので(私の会社の同僚(現地の人)ダメだろうと注意すると「うめぞーは他の人の仕事を邪魔するのかい?」と逆に注意されたことがあります。
そうなんです、海外ではゴミを拾うことを仕事にしている方がいるため日本のようにゴミ箱がないのです。
こんなふうに文化の違いから日本でも同じことをする方がいますが日本は日本のルールがありますのでダメなことははっきりとダメだと言いましょう。
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(星ガラスです。我々が景色を楽しんでいるとそばまで来てくれました。)

素敵な四ノ池を満喫したら次に向かったのは三ノ池です。
ここは信仰の池ですので汚さないように細心の注意を払いましょう。
ちなみにですがヤマレコにも書きましたがここまでの道のりは継子岳までは楽勝コースですが継子岳から四ノ池を経由して三ノ池へ向かうコースは結構ハードなのでご自身の脚力と相談して無理のないようにしてください。
山は無事に家に帰るまでが登山ですので途中でへばるようなプランは論外です。
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(三ノ池です。不思議なのはどこからも水が入ってこないのにいつも綺麗な水をたたえています。)
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(この場所が有名なお汲み取りをされる場所です。運が良ければ信者の方が行事をされています。)

三ノ池の神秘的な水を触らせていただき、山の神様や龍神様に感謝してゆったりと周囲を散策します。
私の中で5本の指に入るほど素敵な場所なのでこれからもここにはちょくちょくお邪魔したいと思います。
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(お池めぐりを満喫した我々は五の池小屋に戻ってきました。)

小屋に戻った我々はうどんとラーメンをそれぞれ食べてさやかさんに別れを告げます。
寂しくなるわね、また来てね。と言っていただき感謝を述べてまた来ることを約束します。
ここは本当に何回来ても飽きることはないので一年に一回は来たいものです。
みなさんもそんな山域をお持ちですか?私は結構いっぱいあるのですが・・・欲張りですかね。
これから秋に向かい、山は見る見るうちに紅葉の季節を迎えます。
ただし、同時に冬への入口となるのもこの季節です。
天候にもよりますが下界との気温の差が激しいのもこの季節です。
どうか気をつけて秋から初冬の山を楽しんでください。
私は10月の頭にゴリラーマンと出かける予定です。
ではでわ~~~山は本当にいいよね~~