うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(この季節に気をつけること)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
相変わらずの不定期開催うめぞーのブログです。
今回はタイトルにあるようにこの季節に気をつけてほしいことを皆様にお届けしたいと思います。
実はこの季節が一番いろいろあるので何か一つに絞るのが難しかった為、このタイトルになりました。
それでは順を追ってみていきましょう。

1、紫外線
みなさんも既にご存知のようにこの季節は夏場より紫外線がキツい季節です。
男性は「そんなん女の人が日焼けするのが怖いくらいやん?」と思うかもしれませんがこの日焼けが男女にかかわらず怖いのです。
日焼けというのは一種のやけどです。私のように色が黒くなるだけの方もいればかわいそうなくらい赤く焼けてしまう方もいます。
女性の方は「日焼け止めをこまめに塗れば大丈夫でしょ?」と思う方も多いと思います。
間違いではないのですが汗やそれを拭うためにタオルなどで顔をこすっていると意外に早く効果は薄れます。
平地より高いところのほうが紫外線がきついので登山という行為は紫外線との戦いでもあります。
でね、じゃあ紫外線の何がいけないのか?答えは簡単で日焼けからくる熱中症なんです。
皆さんは山から戻ってきたらいつも以上に体が火照っていたり喉がすごく乾いたりした経験はないですか?
実はこれも日焼けからくるプチ熱中症なんです。
対策はもちろん日焼け止めを塗るのですが実は食べ物である程度体の内側から防げます。
まずはトマト、ご存知のリコピンが抗酸化作用に優れているのでよく食べましょう。
次はさつまいも、B-カロチンを豊富に含むので日焼け対策には最適と言えます。
ブロッコリーや色味の強い野菜にも同じ効果が期待できるのでやっぱり野菜は普段からよく食べましょう。
野菜が少し苦手な方は魚を食べましょう。
鮭やアジ、イワシなどにはオメガ3というフィッシュオイルがたくさん含まれていてこれが日焼けから守ってくれます。
こうしてみてみるとやはり先人が「季節にあった食材を食べれば健康になる」と言ったことが信ぴょう性を帯びてきますね。

2、筋肉痛及び痙攣
筋肉痛は奥が深いのでまたちがう機会に掘り下げておこうと思いますが先ほどの紫外線からの続きで日焼けをして脱水が進むと熱中症の前に起こるのが熱けいれんということは以前に紹介しました。
ここはそこまで行かなくても脱水からくる痙攣及び筋肉痛について少し触れておきます。
まずは筋肉痛ですが簡単に言えば酸素不足で乳酸がたまりやすい人、言い換えれば運動不足の人がなりやすいのですがここは次回に解説するとして我々のように鍛えている人でもこの時期は筋肉痛になりやすいのです。
その一番の原因が脱水、意外とこの季節は早い目に脱水症状になりやすいのです。
人間の体の7割ほどが水分ですが単純に水というわけではありません。
一番近いのが電解質と呼ばれておりスポーツドリンクが体液に近い成分のため脱水に良いとされています。
本来ならこまめに水分を補給して脱水状態にならないようにしたいところなのですがめんどくさがったりまだ喉が乾いていないなど自分の勝手な思い込みから水分が不足がちになるのです。
で、俗に言う足がつる状態になって痙攣します。
これってなった人はよくわかると思いますが痙攣が収まるまで七転八倒の苦しみですよね。
やっと収まったと思っても思わぬ動きからその部位の筋肉が傷ついてしまいます。
これが痙攣からくる筋肉痛です。
筋肉痛は単純に言えば筋肉細胞が破壊された状態なので痛いのは当たり前なのです。
軽度ならゆっくり時間をかけて自力下山が可能ですが重度になると救助要請が必要になります。
この季節は水分だけではなく塩分やアミノ酸などをこまめに摂取しましょう。
これは私の対処方法ですがハイドレーションを背中に背負い、たえず歩きながらでも水分補給ができるようにして腰にはウェストポーチをつけて中にすぐに取り出せるようにナッツや塩飴、柿の種などを入れています。
それでもなりやすい人にオススメなのが芍薬甘草湯です。
なんか足がつりそうな気がすると思ったら先手を打って芍薬甘草湯を飲み、その場で立ち休憩でもいいので10分間ほど休んでください。人にもよるのでしょうがまあ、あっという間に症状が改善されます。
私はいざという時のために必ずウェストポーチに3袋は常備しています。

3、食中毒
この季節、お弁当をもって低山なんかの見晴らしのよい場所で食べる方も多いと思います。
ただし、基準はなんですか?ご自身でおにぎりなどを握っていきますか?それともコンビニ弁当?
いずれにせよこの季節は食材が傷みやすいので注意が必要です。
(ご自身でつくる場合は粗熱をよくとってからラッピングしましょう。)
まあ、その日に発症するのは希で潜伏期間があるのですが逆に言えば山行の前に何を食べたかで山行中に発症するケースが年々増えています。
計画を立てた日から逆算して一週間くらい前から山行するためのメニューに切り替えられる方はすごく立派だと思いますが普通の方は生活の中での食事になるためままなりません。
例えば会社の飲み会に誘われて生鮮食品から発症したり加熱が不十分なものを食べたりと気をつけていても防げないこともあります。
代表的なサルモネラブドウ球菌などは潜伏期間が短い方なので少なくとも山行3日前は出来るだけ加熱が十分にされたものを取るようにしたいものです。
また、縦走する方は初日は持参したお弁当という方が多いですが食べる前に匂いを嗅いで少しでも違和感を感じたら計画を変更するくらいの気持ちを持ちましょう。
山小屋などが完備された山域ならまだなんとかなりますがテント泊で救助を要請するのが困難な山域ではどうしようもなくなってしまいます。
ここ最近は除菌除菌で菌に対する抵抗力が減ってきたように感じます。
人には自然治癒力はもちろんですが免疫力という崇高な力があります。
なのであまり神経質に除菌をするのではなく自然にある菌と仲良く付き合えるだけの免疫力をつけることが大切だと私は思います。
私も私の友人ゴリラーマンも俗に言う3秒ルールで落としたものを平気で食べています。
汚いと思うかもしれませんが山では3~4日風呂に入らないのは当たり前なのです。(縦走など)
でもね、紫外線などに一番効果的なのは人間が自ら出している垢なんです。
だから昔の山男なんてすごく小汚い格好で闊歩してましたよね。
今はなんでも綺麗好きがもてはやされて・・・それ自体は間違えてはいないのでしょうが自然と付き合うということはそんなきれいごとではないので垢だろうが菌だろうが全てを味方に変えるくらいで生きていかないと有事の際は生き残れないような気がします。(ごめんなさい横道にそれましたね。)

4、温度変化
この季節はいきなり30度近くまで温度が上がる日があったりそうかと思えば今日のように雨のせいで肌寒く感じる日もあります。
自宅や職場ならエアコンなどで温度も調節できるし着る服などで加減も出来るでしょう。
ところが山だと自分が持参したものしかアイテムがないわけですから急激な天候変化による低体温症や熱中症がなくならないわけです。
あらかじめ天候を調べるのはもちろんですが何かあった場合のことを考えて必要最低限の衣類は持っておきましょう。
私はどんないいお天気でもツエルトの一人用(ポンチョみたいなやつ)をザックに入れています。
わずか2~300gでザックに入れていることさえも気になりませんしいざという時はビバークにも使えます。
もちろん、雨具としても使用できるので安心できます。

いかがでしたか?今回はあえて絵や写真を使わず文字だけにしたため面白みもなんともなかったかもしれませんがある意味私の原点でもあるのでこのスタイルで書きました。
そろそろ地元の山だけでは満足できなくなる季節なので近々八ヶ岳方面に行こうと思います。
次は北八ヶ岳天狗岳あたりに行きたいと考えています。
みなさんも素敵な山行を楽しんでくださいね。
でわでは~~