うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

山と健康(大山漫遊記)

ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ
ご無沙汰しています。うめぞーです。

皆さんはGWいかがでしたか?少し天気の荒れた日もありましたが概ね良好だったので満喫できたでしょうね。
体調を崩したり筋肉痛になっていらっしゃらないことを祈りながらスタートです。

しかし、残念なのは奥穂高周辺で遭難事故が相次ぎましたね。
この時期、下界では晴天で暑いぐらいですが3000m級の山は真冬と変わりません。
むしろお昼は熱で溶けた氷が朝晩に冷やされ固まり直しアイスバーンになるのもこの時期ですし意外と思うかもしれませんがホワイトアウトを起こしやすいのもこの時期です。
これは朝と昼の気温差が激しいほど起こりやすいので意外ですが冬の寒い時期は起こりにくいのです。
ただし、冬は冬で吹雪によるホワイトアウトはしょっちゅうですのであまり変わりません。
(要は霧か吹雪かの違いだけでいつでもホワイトアウトは起こりえます。)
以前にも言いましたがどんなベテランでも自然の驚異には勝てません。無理のない計画で挑みましょう。

私とゴリラーマン(悪友)は5月の3,4日で中国地方にある大山に行ってきました。
ここ大山は別名、伯耆富士と呼ばれるほど富士山に形状が似ているとても素敵な山です。
ただし、見る角度によりますので富士山を見たければ米子道方面から大山を見てください。
本来なら3,4日とも天候が悪くなるはずだったんですが流石・・・山に愛されたふたりは登る日(4日)どピカンの好天に恵まれありがたく山を満喫させていただきました。

ところが流石に3日は曇天模様だったのですが雨は降らなかったので予定通り途中にある三徳山三佛寺に行ってきました。
実は以前(5年ほど前かな?)まだ私が病気を発症する前に行ったのですが雨だったのとその頃は太っていたので今回はリベンジしに行ったのですが・・・・恐ろしい程の風・・・台風並み・・・当然投入れ堂への道は封鎖・・・・
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三佛寺の境内です。よく見ると足元木の枝だらけでしょ?風で折れて飛んでくるんです。怖~~)

仕方がないので本堂までお参りに行きました。(こんな日でも拝観料はしっかり取られます。)
まあね、元々御朱印も欲しかったので無駄ではないのですが・・・やっぱりせっかくだから投入れ堂に行きたかったな~と思いながら御朱印を書いてくださるおじさんと売り子のおばさんと仲良くなっていろいろお話しました。
おじさんは四国のお遍路が好きだそうでとてもお詳しい方でした。
私も仕事をリタイヤして暇になったらお遍路さんはしたいと思っています。(全部歩きで)
ちなみに早いもので御朱印帳も三冊目に突入しました。(内容はかなり偏っています、基本山に関する寺院か山の中にある寺院しか頂いていないので街中のものは一切ありません。(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン)
最初は昔のペナント(若い方は知らないだろうな~~三角のね観光地の名前や写真が乗った派手な旗のこと。)
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(ペナントってこんな奴、よく修学旅行先や観光地で買った人も多いんじゃないですか?まあ年齢がバレるけど。)
ペナントを集める感覚で御朱印を集めだしたんです。(ホント罰当たりで(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン)
でもね、書いてくださる方の大半がご丁寧に挨拶して下さり真剣に書かれているのを見ているうちにドンドンのめり込むようになり今では御朱印を頂くことを前提に行動したりしています。
御朱印については今度しっかりレクチャーしたいと思います。

三佛寺で結構時間が潰れると思っていたのに肩透かしを食らった我々はとりあえずせっかく海沿いに来たのだからうまいものでも食おうということになり海沿いの道を走ります。
途中、風力発電の大きな風車が一望できるドライブインがあったので立ち寄ります。
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(延々5kmほどに等間隔で風車が回っているのは圧巻というよりちょっと怖いですね。)

で、ちょうどお昼だったのでこのドライブインで食べようかということになりレストランの入口にあるメニューを見るんですが・・・とろろご飯がメイン・・・いやいや俺らが食べたいのは採れたての海の幸・・・このレストランの名誉のために言っておきますが・・・恐らくとろろご飯に自信がおアリなんでしょう。美味しそうでした。
ただ、我々は海の幸が食べたかったのでここは申し訳ないけどスルーさせていただきました。
たまたま、五月ということもあり嫁さんから「山頂で食べて。」と渡された柏餅を三佛寺の駐車場で食べていたのでお腹が持ったということが後後の素敵な出会いに繋がりました。
で、海沿いの道を進んでいるとよくありがちな海の幸を食べてみて~みたいな看板があり「日本海を食べに来てごしなれ」ごしなれは方言できてくださいという意味らしい。
まあ、期待はせずに行ってみようということになり行ったのですが・・・行ってよかった~メチャメチャ美味い。
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(これが活魚ふじさんの外観、中には漁船を生簀にしたオブジェがドドンと中央にあります。)
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(で、これがふじさん自慢のもさえび丼 猛者海老というのが正式名称らしい。)

ご主人は少し気難しい人、私が「何がオススメ?」と聞くと全部と愛想なく言うような人なんですが心根は優しいいい人、大泉洋さんも「おにぎりあたためますか」と言う番組のロケで食べに来たそうで色紙を見せながら自慢しておられました。
私らに「どこから来たの?」と聞いてきたので京都と答えると「派手に宣伝しておいて~」と茶目っ気たっぷりな笑顔で言ってたのでこの場を借りて宣伝しておきます。(みなさん、鳥取県に行かれる際はぜひお立ち寄りを・・)

本来なら投入れ堂に行っていたはずなのでそうなると恐らくお腹がすいてとろろ飯を食べていたことでしょう。
災い転じて福となす、ポジティブ(言い方かっこいいけど要はアホ)な我々はいいように解釈してふじさんを後にします。
ふじさんで見かけたパンフレットに船上山のことが載っていたのでヒマな我々は食後の腹ごなしと船上山へ向かいます。(本日宿泊予定のホテルへ行く道すがらにあったので・・・)
でもね、よくよく考えれば分かることだけど・・・投入れ堂が閉鎖されるほどの暴風が吹き荒れているのに船上山が風止んでいるわけがありませんよね?アホな我々は道路に落ちている木の枝を見ても「おお~木の枝落ちてるぞ~車を壊さんように気をつけろ~」って注意するところがちが~う。
でね、登山口についたけど・・・当たり前のように車から降りたとたん暴風圏内に突入。
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(登山口です。よく見るとそこらじゅうに木の枝が落ちているしくくりつけられたカッパが飛びそうになっています。)
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(山道は倒木だらけです。流石に身の危険を感じました。)
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(ここに出た瞬間に不覚にも飛ばされこけそうになったので山頂に行くことを断念しました。)

中腹ぐらいまでそれでも登ったんですが強風で飛びそうになった私を見てゴリラーマンが「やめよう。」はっきり言って今までゴリラーマンが断念するということを見たことが無かったのでびっくりしましたがこれは当たり前なので私も同意して下山しました。(無理をしてもメリットは何もないですしね。)

でもね~ヒマなんですよ。予定がことごとく潰れていくので・・・チェックインするにも早い時間だし・・・・
でも仕方がないのでとりあえず本日のお宿であるホテル大山しろがねさんへ向かいました。
着いた時間は14:30ぐらいなので車だけ止めさせてもらい観光しようということになりフロントへ行くとスタッフの方はいい人。「ああ、大変でしたね、ちょうどお部屋の用意が出来ましたのでもうお使いいただいても構いませんよ。」なんとありがたい。早速部屋に入り荷物を置いた我々はカメラと周辺図片手に散策開始。

まず、目指したのは大山寺、もちろん御朱印もいただきたいので行きました。
でも風がつよ~い、境内に敷き詰められた砂利が砂煙を上げながら竜巻のように舞って小石がそこらじゅうに当たる当たる「あいたたた~」と言いながら参拝を済ませ御朱印をいただきます。
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(見てください、雨こそ降っていないけど風が強いから観光客はほぼ皆無、おまけにここの砂利が飛びまくり。)

不思議なことにこんなに天気は荒れているのに雨は一切降らない、なので調子に乗った我々が次に向かったのは大神山神社奥宮・・・ここは自然石で出来た石畳が約700mもある日本一な場所。
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(だ、誰もいねえ~~流石に普段なら観光客がわんさかいるはずなのにこの日は誰もいません。)

神社までの道は大山寺から行けるのですが誰にも会いません。
まあ、そのおかげでゆっくりと神社に参拝し御朱印もいただいた我々は次の景勝地である金門を目指します。
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(流石にこの悪天候では景色もイマイチですが誰もいないのでゆっくり見ました。)

金門も拝見した我々は明日のために登山道入口とその上にある薬師堂を見学に行きます。
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(薬師堂です。流石に誰もいません。)

夏山登山道は直径30cmはあろうかというほどの木の枝が落ちていたりと荒れた状態だったので友人と邪魔な枝は脇にのけたりしながら薬師堂までお参りしに行きます。
明日の安全祈願を済ませた我々は帰路を川沿いの道に選び進んだのですが強風のため対岸には渡れません。
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(わかりますか?すざましい風のせいで水が巻き上げられて逆流しています。)

お天気がよければこの堤防の上を歩いて対岸の道を進めるのですがあまりにも危険なため普通に大山寺橋まで戻り、モンベルショップが橋のたもとにあるのでお土産を買いました。

で、ホテルに戻った我々はゆっくりとくつろぎ美味しい食事をいただきホテルの方のご好意により翌日の登山中は車を止めさせていただき帰ってきた際は無料でお風呂に入れさせていただきました。
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(ホテル大山しろがねさんです。とても素敵ないいホテルです。スキーの時もお世話になりたいです。)

最後に天気が悪い時の写真ばっかりなので大山が別名伯耆富士と呼ばれるゆえんの写真を掲載しましょう。
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(これが別角度から見た伯耆富士と呼ばれる大山の勇姿です。山容はどっしりとしています。)

今回はすごい風に見舞われましたが大山自体はいいお天気に恵まれ(風は強風でしたが。)最高の登山を楽しむことができました。
詳細はまた山ガイドでたっぷりと紹介します。
今回は面白い方にはあまり出会えませんでしたが素敵な方にはたくさんお会いしました。
今回の山行が素敵なものになったのもこの方たちのおかげですのでこの場をお借りして感謝します。
皆さんはどこに行かれましたか?楽しかったですか?
皆さんがGWを満喫されたことを祈りながら今回は終了です。
でわでは~~~