うめぞーの山登りブログ

山登り大好きオヤジの回顧録です。

愛宕山(愛宕神社から月輪寺への参詣)

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11月の連休にいつもの悪友と和歌山へ旅行に行きました。
そこで友達が言うには「華の窟(神社)は日本で一番最初に出来た神社、青岸渡寺は西国33番札所の一番目・・・だから俺は御朱印をもらうことにする」といい御朱印コレクションを始めました。
私もそれにつられ始めることにしたのですがどうせなら普通の人がなかなか行かない(行けない)ところのが欲しいと思い、幸い私は登山をするので愛宕神社月輪寺御朱印を採取しようと思い立ち行ってきました。
従い、これからの登山紹介は御朱印も紹介していきます。
ではコース案内です。
JR山陰線(京都駅32・33ホーム)で嵯峨嵐山駅で下車、嵯峨嵐山駅にはバス停が無いので丸太町通まで歩いて出ます。(約100m北に向かえば出られます)
そこのバス停(バス停は京都バスと市バスがありますが乗るのは京都バスの方です。)で嵐山・清滝行きのバスに乗ります。
私はバスが来るまで時間があったため釈迦堂前まで歩きました。(暇つぶしで)
バスはどこから乗っても230円ですので面倒な方は京都駅からも出ていますのでそちらから乗ってください。(到着時間は変わりませんが乗る時間はインターネットで調べてください)
平日と土日祝は時間が違いますので注意してください。(後、季節によって臨時もあります)
清滝に到着したらバス停のすぐ横にある下り坂(急坂)を下ると赤い橋が見えます。
猿渡橋と言い、橋を渡ると民家が左右に並ぶ緩やかな坂道を上がります。
やがて赤い鳥居が見えてきますのでくぐれば登山道の始まりです。
 
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(この鳥居をくぐればいきなり急登が始まりますので事前にストレッチをしておいてください。)

いきなり急坂からのスタートになりますので事前にストレッチ等で体をほぐしましょう。
左右に看板で「無理をしない、軽装で登るべからず」等警告の看板が出ています。
実際に観光客の方が秋の紅葉や春先の新緑を楽しみに普段着で登られ体調を崩されたり遭難された事例がありますので簡単な格好で登っていると地元の方や山岳会の方から注意を受けます。(当たり前ですが自己責任の前に常識を問われます。)
最低でもトレッキングシューズ(本当は登山靴が良い)水と軽食は持ってください。
コースに戻ります。
しばらく進むと坂の正面に水が湧き出ています。(お助け水と呼ばれています。)
コップも常備されていますので使用してもいいですが持ち帰らないように!!
そこからしばらくは急坂が続き登り口からここまでアスファルトですので足を痛めないように注意してください。
階段を登ると左右にお地蔵様があるところぐらいから山道になります。
ちなみにお地蔵さまはここから山頂までいたるところにあり、我々の安全を見守ってくださってます。
また、地元消防団が作成された手作りの看板が山頂まであり、40/40なので数字を追っていくのもひとつの楽しみになります。(丁石もあります)
道は整備されているので歩きやすく道迷いもありません。
ただ、階段(木製)混じりの急登になりますので自分のペースを乱さないように注意してください。
しばらく進むと特に今の季節(秋)おすすめの三合目小屋に到着します。
ここはいろはかえでの紅葉がとても綺麗で小屋も10人ぐらいなら十分に座れるスペースですので休憩にはもってこいです。
急登は五合目まで続きますので途中途中で休憩を入れながら登ってください。
五合目を過ぎると(ここにも小屋がありますので中休憩にはもってこいです。)大杉社と
呼ばれるお社があります。(大杉を祀ってあります)
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(大杉を祀っています。登山の無事をお祈りしましょう。)

ここからしばらくは平坦な道になるので息を整えつつ絶好のビューポイントなので写真を撮るといいでしょう。(ほかの登山者の邪魔にならないよう)
しばらく行くとまた急登になりますが頑張って登れば水尾の別れに到達します。
ここにも休憩小屋がありますので最後の登坂に向けて体力の調整をしましょう。
(このルートを表と呼びますが表はこのように要所要所に休憩小屋がありますので体調と相談しながら有効活用してください。)
ここまでくればあと少しですが愛宕神社に参るためには石段という強敵が待ち受けていますので焦らずに登ってください。
樒小屋を過ぎ、黒門が見えれば神社まであと少し、ここまでちゃんと消防団が作成された
丁看板を見ていた方ならこの辺で38~39になっていることでしょう。
やがて神社の入口を思わせる石段と灯篭が見えたあたりで看板は40を迎えます。
「おつかれさま」と書かれた看板に感謝したら境内に入ります。
境内に入ってすぐ左にトイレがありますので行きたい人はここで済ませましょう。
気持ちの良い境内を真っ直ぐに進むとやがて急な石段が見えてきます。
ここが最後の登坂になりますので頑張って登ります。(本殿が最高峰です)
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(最後の石段ですが本殿まであります。休憩しながら登ってください。)

石段を上がりきったところに本殿が見えてきます。参拝して必要なら火廼要慎の御札をいただきます。(御朱印もここでいただけます。)
参拝を済ませたら石段を下りたところに広場がありここでお昼をいただくとよいでしょう。
自動販売機もありますので温かい飲み物が買えます。
昼休憩が終われば月輪寺(つきのわでらと読みます)へ向かいます。
月輪寺へは石段の横にある小屋の裏手を右方向に進みます。
約150mほど進むと月輪寺方向を示唆する看板がありますので右へ進みます。
直ぐに絶好のビューポイントがありますので写真を撮りましょう。
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月輪寺へ下る途中にあるビューポイントです。)
 
愛宕山では樹木で遮られあまり展望が良くなかったと思いますがここからは遮るものが無いので京都市内が一望できます。
こちらのルートは表と比べると道も狭く休憩する場所は月輪寺くらいしか無いので愛宕山までで疲れた人は表を引き返す方が賢明です。
急坂を約40分ほど下ったところに月輪寺があります。
よくもまあこんな場所に寺院を立てたな~と感銘を受ける月輪寺は春は桜・シャクナゲが綺麗で秋は紅葉を楽しめる素敵な寺院です。
 
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月輪寺です。とても素敵な寺院です。)

休憩もさせていただけるので参拝して休憩してください。(タバコは吸えません、火気厳禁)御朱印も頂けるのですがお寺の方が一人で頑張っておられますので売店にいない場合が多々あります、一応呼び鈴があるのですがトイレ掃除等で聞こえない場合がありますので用事がある方で呼びかけても出てこられない場合は電話をかけましょう。
電話の音はどの場所でも聞こえるように工夫されているようで直ぐに出てこられます。
ただ、こちらの都合で呼び出しているわけですから事情を説明して(呼びかけたけど出てこられなかった等)失礼の無いようにお礼とお詫びを言ってください。
本当に一人で切り盛りしておられるので大変です。そのあたりの事情をよく理解できた方は寄付できますのでお志をしておくのも良いでしょう。(山のトイレは本当にありがたいです)
月輪寺を辞して山道を下りますが結構険しいので足を痛めないように注意してください。
でも、私は表よりこっちのほうが登山としての風情はあると思います。
所々に月輪寺へ行くための昔からの道標がたっており風情があります。
足元は岩場や木の根っこでつまづきやすいですが下ばっかり見ているとルートを踏み外すおそれがありますので注意してください。
急な坂は月輪寺登山口まで続きます。登山口まで下りきると道はアスファルトに変わりますがそのまま真っ直ぐに進めば清滝に帰れます。
足がまだ残っている健脚な方は下りたところすぐ右に進むと(道標で空也の滝とあります)
約10分ほどで空也の滝に着きます。
なかなかの滝ですので見ておきたいです。
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空也の滝です。ここまで来るのには結構距離があるので疲れているときは無理しないように)
 
清滝のバス停は一時間に一本程度なのであらかじめ帰る時間を決めておき、余裕があれば清滝周辺を散策するのもいいでしょう。
健脚な方はこのルートを逆に回るとなかなかの上りごたえになりますがくれぐれも午後3時以降の入山はしないようにしてください。(登山道いたるところに月輪寺からの警告が出ています。実際に遭難事件があったそうです。)
清滝からバスに乗ったら帰るのもいいですが時間に余裕があり、温泉の好きな方は阪急嵐山駅で下車した目の前に嵐山温泉があります。
温泉で汗を流したあとは阪急嵐山駅からバスで帰るか渡月橋を渡りJR嵯峨嵐山駅まで歩けば
途中のお土産物屋で買い物や食事もできます。